この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。
ガソリン代を本当に節約したいのであれば、ガソリン単価が非常に安くなる「スタンド専用カード」を利用してみましょう。
そして、その上で給油スタンドの固定化も行います。
中でも「ENEOS」のガソスタカードがおすすめです。
スタンドの数も日本で一番多いのでメインの給油スタンドにもしやすいです。
ガソリンの値引き方法の違いにより「3つのカード」が発行されていますので、今回の記事ではそれらの違いについて紹介していきたいと思います。
なお、いずれもロードサービスが無料で付帯されていますので、年会費のかかるJAFの代わりとしても使えます。
ENEOSカードの種類
■ENEOSカードの種類
- ENEOSカード S(スタンダードタイプ)
- ENEOSカード P(ポイントタイプ)
- ENEOSカード C(キャッシュバックタイプ)
先程も書きましたが、エネオスのガソリンスタンドの数は日本で一番多いです。
その数なんと「12,000箇所以上」。
これだけ沢山有ると「スタンドを探す手間も省ける」ので便利です。
スタンドに行くのにガソリンを消費していたら意味が無いですからね。
ENEOSカードS(スタンダードタイプ)
ENEOSカードSは、利用金額に関係無く一律の割引を受ける事が出来ます。
3つのENEOSカードの中でスタンダートタイプのみが年会費永久無料のカードです。
(但し年間1回以上利用することが条件です。)
- ガソリン割引額・・・ガソリン・軽油は2円/L、灯油は1円/L
- 年会費・・・1,250円(税別)初年度無料⇒2年目以降は年1回の利用で無料
- ポイント還元率(ガソリン以外)・・・0.6%(自動車のメンテナンス商品に関しては2%のポイント還元を受けられます。)
割引が適用される給油量に制限はなく、1ヶ月にどれだけ給油しても割引されます。
ENEOSカードP(ポイントタイプ)
ENEOSカードPは、貯まったポイントをカードの支払いの際にガソリン代と相殺する事で割引を受けられるカードです。
給油時の単価が安くなるのではなく、あとでまとめて割引を受けられるタイプのカードですね。
- ガソリン割引率・・・3%
- 年会費・・・1,250円(税別)初年度無料
- ポイント還元率(ガソリン以外)・・・0.6%
こちらも月間の給油量に関係なく割引を受けられます。
ENEOSカードSは給油単価を一定額安くしてくれるカードですが、ENEOSカードPは給油単価を3%割引してくれるカードです。
つまり、定額割引か定率割引かの違いが有ります。
ガソリン単価が高い時は「ENEOSカードP」の割引をありがたく感じるはず。
定額割引ではなく定率割引ですからね。
逆を言えば、ガソリン単価がめちゃくちゃ安い時は「ENEOSカードP」の使いドコロは有りません。
- ガソリン単価150円の時の割引額・・・4.5円(150円×3%)
- ガソリン単価50円の時の割引額・・・1.5円(50円×3%)
ENEOSカードC(キャッシュバックタイプ)
ENEOSカードCは、キャッシュバック型のカードとなり、1ヶ月のカードの利用金額によって割引額が異なります。
入会した月と翌月は2円/Lの割引となり、3ヶ月目から1ヶ月目の利用金額に応じた割引額が反映されます。
- ガソリン割引額・・・ガソリン・経由は最大7円/L、灯油は1円/L
- 年会費・・・1,250円(税別)初年度無料
- ポイント還元率(ガソリン以外)・・・ポイント付与無し
ガソリン・軽油の割引額は最大で7円/Lです。
1ヶ月間の「通常の買い物」「ガソリン給油代金」の合計額に応じて値引き単価が変わってきます。
ただし、割引が適用される給油量は150L/月までとなっています。
リッター単価が7円安くなるのは嬉しいですが、150L/月までしか適用されないとなると最大の割引額は月間「1,050円(150×7円)」に限定されてしまいます。
1,050円しか割引されないなら、純粋にポイント還元率の高いクレジットカードや楽天カードを利用した方が得になるので、個人的に言えばENEOSカードCはオススメできません。
お得なカードの選び方
3つのENEOSカードの特徴を紹介してきましたが、どのカードが自分にとって一番お得なカードなのか分かりにくいと思いますので、簡単に目安を紹介したいと思います。
■単価が130円/Lの場合
- ENEOS Sカードがお得になる場合・・・1ヶ月の給油量が5,60Lぐらいの人
- ENEOS Pカードがお得になる場合・・・1ヶ月の給油量が60L以上の人
- ENEOS Cカードがお得になる場合・・・カードをショッピングにも利用(利用金額が6,7万円以上)し、給油量がだいたい140L~170Lの人
ガソリン給油のみを目的としてカードを作るなら「1ヶ月の給油量が少ないライトユーザーはENEOSカードS」「ヘビーユーザーならENEOSカードP」を選ぶのが無難だと思います。
これらはあくまで簡単な目安です。
「現状のガソリン単価」や「月間の給油量」によっても最適なカードは変化しますので、あくまで参考程度に見てください。
なお、自分の一ヶ月のガソリン使用量が分かっているなら「ENEOS」のサイトで自分にとって一番お得になるカードを診断できます。
入会前にチェックしてみましょう。
【参考】その他のガソリンスタンドカード
ENEOS以外でガソリンスタンドの拠点数が多い「出光興産」「昭和シェル石油」「コスモ石油」の専用カードも簡単に比較してみました。
クレジットカード名 | 年会費 | 割引額 |
---|---|---|
出光カードまいどプラス | 永年無料 | ガソリン・軽油:2円/L 灯油:1円/L |
昭和シェル石油 | 1,350円(初年度無料) *1 | ハイオク:3円~12円/L レギュラー:1円~7円/L |
コスモ・ザ・カード・オーバス | 永年無料 | 会員価格(店舗によって異なる) |
*1 年間のカード利用金額が24万円以上の場合年会費が無料
詳細は各公式サイトを御覧ください。
コメント
関連記事をチェックする