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先日「カーリースとは何なのか?また、カーリースを利用するメリットはどこに有るのか?」について記事にしました。
今回はカーリースのデメリットについて見ていきます。
どんなものでもメリットとデメリットは有ります。
大事なことは両者を理解して、自分にとってメリットとデメリットどちらの方が大きいかを考える事です。
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カーリースの主なデメリット
カーリースを利用する場合の主なデメリットは以下の通りです。
- 解約する場合は中途解約金が必要
- 契約走行距離をオーバーした場合には、追加で費用が発生
- オープンエンド契約だと契約満了時に追加の費用が発生する事がある
- ローンと違って自分の所有物にならない 等
それぞれ詳しく見ていきます。
解約する場合は中途解約金が必要
基本的にリース契約を途中で解約することは出来ません。
しかし、そうは言ってもやむを得ない場合も有りますのでそういう時に限っては解約が認められますが、解約をしてもらう事と引き換えに「中途解約金」を支払わなければなりません。
やむを得ない場合とは、事故や故障によって走行不能となってしまった時などが該当します。
中途解約金は、「残りの期間のリース料」と「残存価格から車両の査定価格を引いた金額」の合計額となります。
契約期間がかなり残っていると結構大きめの解約金を請求されます。
このような事態に備えて、任意保険の車両保険には加入しておいた方がいいでしょう。
途中解約する理由の中で最も多い理由が「事故」です。
リースカーの場合でも車両保険に加入しておけば、中途解約金を保険でカバーする事が出来ます。
契約走行距離をオーバーした場合には、追加で費用が発生
リースカーは、年間10,000kmや15,000kmなどといった走行距離を事前に設定してから契約します。
事前に設定した走行距離を超過すると、追加費用を払わなければなりません。
追加費用は「1kmあたり8円の費用を追加請求する」としている会社もあれば、「走行距離が車の査定価格に与えた影響を追加請求する」としている会社も有り、会社によってバラバラです。
いずれにしても、自分の好きなだけ走行出来ないのは購入する場合と比べて自由度がかなり落ちますね。
ただ、買い物など街乗りを中心に考えているなら「設定走行距離」をそこまで気にする必要も無いでしょう。
オープンエンド契約だと契約満了時に追加の費用が発生する事がある
リースの契約にはオープンエンド契約とクローズドエンド契約の2種類があります。
オープンエンド契約とは、契約時に残存価格を公開して契約満了時に契約時の残存価格と査定価格を比較し、査定価格が大きい場合には差額から査定費用を差し引いた金額を契約者に返金し、逆に小さい場合には差額に査定費用を加算した金額を請求する契約形態です。
一方、クローズドエンド契約は残存価格を公表せずに差額の清算も行わない契約形態です。
しかし、クローズドエンド契約と言えど、内外装に大きな傷が有ったり、タバコの臭いが染み付いていたりすると原状回復費用を請求される事が有ることも知っておいて下さい。
ローンと違って自分の所有物にならない
自動車ローンの場合、ローン完済後は晴れてその自動車の完全な所有者となれます。
一方、リースはあくまでもリースなので自己所有物にはなりません。
せっかく毎月支払いをしてきたのに自己所有物にならないのは、長い目で見るとデメリットと言えるでしょう。
一応、リースにも契約期間満了時点で乗り換えるか買い取るかの選択権が有る事がほとんどなので、自動車を気に入った場合には購入しても良いでしょう。
ただし、この場合には最初から購入しておいた方が得だった!というケースの方が多いので注意が必要です。
なお、自動車の維持費が家計に負担になっているならカーシェアリングという選択肢も検討してみてください。
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