海外で車を運転する場合の自動車保険の考え方

Advertisement(広告)

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

日本で車を所有している人は、殆どの方が自賠責保険だけでなく、任意保険にも加入しています。

万が一事故を起こし損害賠償問題になると、一生かけても払えない様な大きな金額を請求される可能性があります。

この「万が一」に備えるのが任意保険ですが、日本で加入していれば、海外に旅行や仕事で行ったときに交通事故を起こしても補償されるのでしょうか?

Advertisement(広告)
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

日本の自動車保険は海外では使えない!

日本で加入した任意保険は、基本的には海外では使うことはできません。

理由としては、以下の二つが考えられます。

  • ①保険の性質が原因
  • ②保険の対象が原因

Advertisement(広告)

①保険の性質が原因

自動車保険は交通事故に遭う可能性(リスク)に基づいて高度な統計や計算を経て、保険料を決定しています。

そしてこのリスクは日本国内で交通事故が発生することを前提として計算がされています。

従って、海外での交通事故は保険料の計算対象外となっています。

それなのに海外での交通事故まで補償してしまうと、預かった保険料以上に支払う保険金が増えてしまい、保険会社の経営が成り立たなくなってしまいます。

その為、海外での交通事故は補償対象外となるのです。

Advertisement(広告)

②保険の対象が原因

自動車保険は人に対してかけるのではなく、使用している車に対してかけることになります。

その為、他人の車に乗って事故を起こしたとしても、自分が入っている保険による補償を受けることは出来ません(他車運転特約を付帯させていれば、自分の保険で補償が受けられます)。

海外での車の運転

従って、日本で自動車保険に入っているからといって、海外でも自動車保険が使えるということにはならないのです(海外では他車運転特約も使う事は出来ません)。

「日本の保険に入っている車を海外に持っていけば、海外でも補償を受けられるのでは?」と思った方もいるかもしれません。

しかし、①と②の両方の理由を合わせて考えると、それも使えないということが分かりますね。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

海外で自動車保険を使うには?

では、海外で運転をするときには自動車保険はどうしたらいいでしょうか?海外に行く目的は、旅行や単身赴任、家族移住、留学と様々ですが、保険を使う方法としては以下の二つがあります。

  • ①海外旅行保険に自動車運転損害賠償責任特約を付帯させる
  • ②渡航先で現地の保険に加入する

Advertisement(広告)

①海外旅行保険に自動車運転損害賠償責任特約を付帯させる

これは、海外旅行をする方にオススメの方法です。

海外旅行をする時には多くの方が「海外旅行保険」に加入しますよね。

しかし、通常の海外旅行保険では、自動車の使用や管理上の賠償責任については補償対象外となっています。

海外

そこで、海外旅行保険にオプションで「自動車運転損害賠償責任特約(名称は会社によって異なります)」を付帯させるのです。

この特約を付けておくと、海外でレンタカーを借りて交通事故を起こしたときに補償を受ける事ができます。

但し、以下の様な注意点があります。

  • 補償は無制限ではなく「対人1億円、対物500万円」ということが多い
  • 補償が受けられる国が、アメリカ若しくはカナダに限定されることが多い
  • 現地のレンタカー会社で保険に加入した場合は、そちらが優先される
  • 現地で購入した車や知人の車を運転している時の事故は補償されない

なお、海外で事故に遭遇したときの自分自身のケガの治療費については、自動車運転損害賠償責任特約をつけていなくても、通常の海外旅行保険でカバーされているので問題無く補償されます(日本で医療保険に入っていれば利用できる可能性もあります)。

②渡航先で現地の保険に加入する

海外赴任や留学、移住の場合は、旅行の場合と異なり現地で保険を調達する必要があります。

しかし、現地での保険加入はその国での運転や保険加入の実績がないと断られる可能性があります。

また、頑張って何とか加入できたとしても補償額が対人賠償5万ドル(500万円前後)など、著しく低額になってしまう可能性もあります。

そこで、海外赴任者や留学する方を対象にした海外保険の仲介をしてくれる会社を利用する方法を考えましょう。

利用出来る国は限られています(アメリカに限定されることが多い)が、日本での運転実績も考慮してくれるので、十分な補償を受けられることが多いです。

また、JALとAIUが共同でパッケージ化した「海外赴任者総合保障制度」を使うと、基本の補償内容に自動車超過損害賠償責任が含まれているので2億円まで保険金が出ることになります。

但し、注意点が1つ有ります。

アメリカやカナダでは、上記の自動車超過損害賠償責任は「免責金額が非常に高額である」という点です。

【対人1事故あたり30万ドル、対物1事故あたり30万ドル】に設定されているので、免責金額部分については別途自動車保険に加入する必要が有るのです。

なお、海外で車を運転するには国際運転免許証を取得する必要があります。

取得方法については下記記事を参照して下さい。

 

合わせて読みたい

国際運転免許証の取得方法や有効期限

 

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

最新Newsを『X』で確認!『X』開始しました

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする