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車のトラブルはいつ発生するか分かりません。
その備えとして「JAF(ジャフ)」を検討している人は多いのではないでしょうか。
JAFの会員となるには「入会金」と「年会費」が必要です。
- 入会金・・・入会の時のみ支払いが発生
- 年会費・・・毎年支払いが発生
なお、JAFは非会員でも利用可能です。
ただし、非会員の場合、ロードサービス利用料金が発生するので注意して下さい。
そこで今回は、JAFの入会金・年会費について紹介します。
また、会員と非会員の各場合において、受ける事が出来るサービスとその料金体系についても紹介します。
個人の場合の年会費等についてのみ紹介しますので、法人会員について気になる人はJAFホームページで確認してください。
JAFの個人会員と家族会員の入会金及び年会費
JAF会員には「個人会員」と「家族会員」の2種類があります。
それぞれの入会金と年会費は以下の通りです(参考:JAF「入会金・年会費について」)。
■個人会員の場合(消費税は不要)
入会金 | 年会費 | |
---|---|---|
1年分 | 2,000円 | 4,000円 |
1年分 (入会時自動振替) | 1,500円 | 4,000円 |
2年分一括 | 1,500円 | 8,000円 |
3年分一括 | 1,000円 | 12,000円 |
5年分一括 | 無料 | 20,000円 |
■家族会員の場合(消費税は不要)
入会金 | 年会費 |
---|---|
無料 | 2,000円 |
JAFの入会金は2,000円、年会費は4,000円。
これが基本料金となります。
そして、複数年や自動振替で申し込むと、入会金のみ割引を受ける事が出来ます。
なお、身体障害者手帳を持っている場合は入会金が無料となります。
家族会員は、入会金が無料、年会費が2,000円です。
申込方法等でこれ以上安くする事は出来ません。
このような料金設定となっているので、JAF会員になっている家族を探して、家族会員として入会するのがお得ですね。
ちなみに、JAFの会員料金はクレジットカードでの支払いが可能なので、還元率の高いクレジットカードを使用すれば1.2%程度は更に安くすることが出来ますよ!
個人会員と家族会員の違い~別居してても家族会員になれる?~
個人会員と家族会員では、入会金・年会費の違い以外にも「JAF MATE(JAFの機関誌)」や「ドライブマップ」が提供されないなどの違いがあります。
ドライブマップとは、地図と高速案内図や観光スポット、会員優待情報が合体した地図の事です。
こういった違いが有るものの、ロードサービスや会員優待サービスなどの基本的なサービスは、個人会員・家族会員に関係なく、同様のサービスが受けられます。
そのため、家族会員になれるのなら、迷わず家族会員を選ぶと良いでしょう。
家族会員の資格条件は以下の通りです。
■家族会員の資格条件
- 個人会員と一緒に住んでいる又は生計を一にする家族(6親等内の血族・3親等内の姻族)
- 1人の個人会員につき5名まで
なお、生計を一にする家族であれば、単身赴任や大学の近くに下宿するなどの一時的な別居状態であっても、家族会員になる事ができます。
“生計を一にする”とは、必ずしも生活費を全て負担する必要があるわけではありません。
生活費の一部等を定期的に支払っている場合には”生計を一にする”と認められます。
金額的要件に関して気になる方はJAFにお問い合わせ下さい。
JAF会員と非会員のロードサービス料金の違い
JAF会員であれば、一定の範囲内のロードサービスは無料です。
一方、非会員でもロードサービスを利用できますが、有料サービスとなります。
その違いについて具体的に見ていきましょう(参考:JAF「料金はいくらかかるの?」)。
■ロードサービスの料金(一般道)
■ロードサービスの料金(高速道路)
* 作業工数による料金は930円/6分となっています。
会員であっても30分以上の作業が必要になった場合は、この金額の料金が加算されていく事になります。
さらに細かい作業料金(バッテリーあがりやキー綴じ込みなど)について、気になる方は「JAF-料金算出」で調べてみてくださいね。
なお、会員・非会員に関係なく、以下の車種はサービスの対象外となります。
- 大型特殊自動車
- 小型特殊自動車
- 最大積載量2,000kg超の車両
- 車両重量3,000kg超の車両(キー閉じ込み、燃料切れはサービス対象) 等
【JAF会員のメリット】こんなサービスも受けられる
ロードサービス以外にも、ロードサービスに付随したサービスや会員優待のサービスがあります。
当然、これらはJAF会員へのサービスなので、非会員の方は利用できません。
■ロードサービスに付随したサービス
- プラスワンサービス
- ワンポイントアドバイス
- サポートサービス 等
プラスワンサービスは、ロードサービスを頼んだ場合にJAF割引のあるレンタカーや宿泊先などを紹介してくれるサービスです。
ワンポイントアドバイスは、ロードサービスの対象となった故障箇所以外の点検(エンジンオイルや冷却水など)を行ってくれるサービスです。
サポートサービスは、事故時に取るべき対応についてサポート(救急車の手配や損害保険会社への連絡等)してくれるサービスです。
■会員優待サービス
- ドライブ相談サービス
- JAF優待サービス
- 海外提携自動車クラブの利用
- ドライブMAPの無料提供(個人会員のみ) 等
ドライブ相談サービスは、収集した道路交通情報を基に目的地へのルートや所要時間などの情報提供、観光情報を利用して出発地から目的地までの観光ドライブコースなどを提供してくれるサービスです。
JAF優待サービスでは、全国34,000箇所以上の会員優待施設をお得に利用する事が出来ます。
JAF会員であれば海外旅行においても、海外提携自動車クラブのロードサービスを利用する事が可能です。
また無料でドライブMAPを貰う事も出来ます。
入会年数が10年未満の個人会員は3冊、10年以上20年未満なら5冊など会員年数によって無料で貰える部数が違いますが、貰っておいて損は有りません。
年会費が高い!と感じるならJAFに加入する必要はない
今回紹介したように、1年単位でJAFに加入するなら、入会金と年会費が5,500円~6,000円必要になります。
また、2年目以降は年会費が4,000円必要です。
使わないかもしれないJAFのロードサービスに対して、この料金を毎年支払うのは「正直勿体ない!」と感じる人もいるかもしれません。
もしそうであるならば、無理してJAFに加入する必要はありません。
JAF以外の選択肢「自動車保険」と「クレジットカード」
「でもロードサービスはどうするの?」となりますよね。
そこでまず確認して欲しいのが、加入している「自動車保険のロードサービス」です。
ほとんどの人が自動車保険に加入しているはずです。
自動車保険の加入率は約90%ですから(共済含む)。
基本的に自動車保険にはロードサービスが付帯されているので、その内容が充実しているなら、JAFに加入する意味はありません。
JAFのロードサービスと自動車保険のロードサービスを比較して、判断してください。
ただし、自動車保険の中には、JAF会員の場合にロードサービスの補償内容がより手厚くなるものがあります。
その点もしっかりとチェックして下さいね。
■ロードサービス付きのクレジットカードも選択肢の1つ
自動車保険に加入していない人は、ロードサービス付きのクレジットカードを検討してみましょう。
クレジットカードの年会費が数百円~2,000円程度となっているので、JAFの年会費よりも安くてお得です。
ロードサービスの内容もそこそこ充実しているのでオススメです。
まとめ
JAF以外の選択肢を紹介してきましたが、それでもJAFに入会する、という決断は間違いではないと思います。
重要なのは何らかの形でロードサービスの費用が補償される状態にしておく事です。
何の補償も無ければ、トラブルの内容次第ではその費用が数万円になってしまう事も有るからです。
「JAF」「自動車保険」「クレジットカード」の中からロードサービスを検討してみてくださいね。
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