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任意保険のロードサービスは、運転中のトラブル時に駆けつけて助けてくれる、嬉しい付帯サービスですよね。
このロードサービスは、任意保険の契約者本人しか利用することが出来ないのでしょうか?それとも家族など一定の範囲内の方であれば利用する事が出来るのでしょうか?任意保険とJAFの対象範囲の違いから見てみましょう。
サービス利用可能な範囲を比較!
ここでは任意保険とJAFとを比較して、ロードサービスの利用出来る範囲を見ていきます。
任意保険の場合
任意保険のロードサービスは、保険をかけている車が対象となります。
従って、保険の契約者に限らず家族が運転している場合や運転をせずに同乗しているのみの方でも、ロードサービスを利用することが出来ます。
知り合いなどの他人が運転していてもロードサービスの対象とはなるのですが、契約者や記名被保険者の承諾を得ずに運転していた場合は、ロードサービスを利用する事は出来ません。
「承諾を得ずに他人が運転する」という状況は通常考えにくいですが、例えば車を盗んだ人は該当しますね。
車を盗んだ人が交通事故に遭っても、契約者の承諾を得ていないのでロードサービスを依頼することは出来ません(そもそも、犯罪者がロードサービスを堂々と依頼する事はないでしょうけどね)。
なお、注意が必要なのが他人の車を運転する時です。
ロードサービスが付帯されていない車(実際には殆ど無いでしょうが)に乗っていた場合は、例え自分の車にロードサービスが付帯されていたとしても利用する事は出来ません。
但し、その場合でも他車運転特約を付帯させていれば、事故の補償を受けることは出来ますよ。
JAFの場合
JAFのサービスは車毎に契約をするのではなく、会員毎に契約をすることになります。
従って、会員本人しか優待サービスを受けることが出来ません。
その代わり、会員であれば他人の車でもサービスを利用することは可能です(会員が運転をしていなくても、現場に会員がいて会員証を携帯してさえいれば無料サービスを受ける事が出来ます)。
JAFの契約は一人ずつ締結することになるので、家族がサービスを利用する場合は家族会員として会費を支払う必要があります。
なお、必要な会費は以下の通りです。
- 会員:入会金2,000円&年会費4,000円
- 家族会員:1名につき年間2,000円
また、JAFについては会員以外でも電話をしてロードサービスを依頼することが出来ますが、非会員の場合は基本料金や作業料金を支払う必要があるため、割高となります。
非会員の場合の利用料金は、「JAF(ジャフ)の年会費やJAFで受けられるサービスについて」に記載しているので参考にして下さい。
上記の様に、ロードサービスを利用出来る人の範囲は任意保険とJAFとで異なっています。
ロードサービスの付帯されていない車を運転したときのリスクを回避しようと思う方は、任意保険のロードサービスだけでなくJAFにも入会しておく方が望ましいですね。
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