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ロードサービスを重視して自動車保険を選ぶなら、以下の4つのポイントは厳しくチェックしておきましょう。
- 故障・トラブルへのサービス内容
- レッカー無料距離
- 修理後の搬送費用の補償
- 宿泊・帰宅費用の補償
自動車保険のロードサービスは、基本的に無料で付帯されていますが、よく見ると保険会社によって内容が異なります。
自動車保険を決め兼ねているのなら、上記の4つのポイントをチェックして、ロードサービスの違いで自動車保険を選ぶのも有りですね。以下1つずつ詳しく見て行きましょう。
故障・トラブルへのサービス内容
ロードサービス出動件数の多い故障・トラブルは、以下の3つです。
【ロードサービス】よく起こるトラブルランキング(JAF)頻繁に発生する上記3つのトラブルへのロードサービスの有無は、絶対に抑えておきたいポイントです。と言っても、上記3つのトラブルなら、基本的にどこの保険会社のロードサービスでも対応してくれますけどね。
あとは、他の発生しやすいトラブルと保険会社のロードサービス内容を見比べてみて、自分が巻き込まれる可能性の高いトラブルがサービス内容に含まれているかどうかをチェックすれば良いと思います。
無料となる作業時間もチェック
ロードサービスを無料で提供してくれる時間は、ほとんどの自動車保険で30分までとなっています。30分を過ぎるような複雑なトラブルの場合は、有料となったり、レッカー牽引で修理工場まで運ばれる事になります。
自動車保険によっては、無料サービスの提供時間を【無制限】としている会社も有ります。
レッカー無料距離
レッカー無料距離は保険会社によって大きく異なります。
10kmしか無料にならない保険会社も有れば、100kmまで無料の保険会社も有ります。また、保険会社の指定工場までなら距離無制限で無料としている保険会社も有ります。
無料距離を超えた場合のレッカー料金は、タクシー料金のように距離によって加算されていきます(1kmごとに700円など)。無料で利用できる距離が短ければ、レッカー代金だけで数万円かかってしまう・・・なんて事もザラに有ります。
レッカー牽引サービスの有無だけでなく「無料で対応してくれるレッカー距離」もチェックしておきましょう。
修理後の搬送費用の補償
遠方で故障が発生し、ロードサービスを利用すると、大抵の場合故障した場所から近い修理工場へ移送され、そこで修理が行われます。修理が終われば、車を引き取る必要が有りますが、修理工場が自宅からかなり遠い・・・。
こんな時に、修理工場から自宅までの搬送費用を補償してくれるかどうかもチェックしておきたいポイントです。(あるいは修理工場までの交通費が出るか否か。)
保険会社によって「搬送費用or交通費が補償される」「搬送費用なら補償される」「交通費なら補償される」「どちらも補償されない」など、補償タイプが異なりますので、契約前にしっかり確認しておきましょう。
宿泊・帰宅費用の補償
夜間にトラブルが発生すると、時間的にその他の交通手段を利用できず、自宅に帰れない事も有ります。特に、遠出をした時なんかは困りますね。
この時に、宿泊・帰宅費用を補償してくれるかどうかもロードサービスのチェックポイントとなります。
宿泊・帰宅費用補償サービス自体の有無は勿論のこと、1人1泊何円まで補償してくれるのか、といったサービス内容までチェックしましょう。
自動車保険の中には、宿泊施設の「紹介」サービスのみを行っている物が有ります。紹介サービスは、費用を補償してくれませんので、勘違いしないようにして下さい。
まとめ
どの自動車保険もロードサービスに力を入れていますが、全く同じ内容の物は無く、1社1社異なります。今回紹介した4つのポイントを重点的にチェックして、どの保険会社と契約するか決定しましょう。
なお、継続契約した場合に、より充実したロードサービスが受けられる保険会社も有るので、2年目以降も見据えてチェックしましょう。
あと、JAFに入っていれば、それだけでロードサービスを優遇してくれる会社も有りますよ。JAF会員だとロードサービスが手厚くなる?保険会社各社の特典紹介