1日自動車保険を徹底比較!ちょいのり保険と1DAY保険とワンデーサポーターに違いは有るのか?

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「1日だけ自動車保険に加入したい」など、特定の日または一定の期間だけ自動車保険を契約したい人もいますよね。

そのような人向けに販売されているのが「1日自動車保険」です。

この1日自動車保険には、以下の3つの保険商品があります。

  • 東京海上日動の「ちょいのり保険
  • 三井住友海上の「1DAY保険
  • あいおいニッセイ同和損保の「ワンデーサポーター

なお、ドコモの「ワンタイム保険」は、保険引受会社が東京海上日動となっており、ちょいのり保険と同じ内容になっています。

「どの保険が良いのかなぁ」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、この3つの1日自動車保険を比較していきたいと思います。

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1日自動車保険「ちょいのり保険」「1DAY保険」「ワンデーサポーター」を比較

では、1日自動車保険「ちょいのり保険」「1DAY保険」「ワンデーサポーター」について以下の項目別に比較していきましょう。

  • 補償内容
  • ロードサービス
  • 保険料
  • 加入手続き

補償内容~車両保険・特約に違いアリ~

ちょいのり保険には3つのプラン「車両保険なしプラン・スタンダードプラン・プレミアムプラン」があり、1DAY保険には3つのプラン「A・B・Cプラン」があり、ワンデーサポーターには2つのプラン「ベーシックプラン・ワイドプラン」があります。

それぞれのプランの補償内容は以下の通りです(車両保険の行の()内の金額は免責金額です)。

1日自動車保険の比較一覧表

全てのプランに共通している補償が以下の5つです。

これらについては、各1日自動車保険で違いはありません。

  • 対人賠償保険(無制限)
  • 対物賠償保険(無制限)
  • 対物超過修理費用特約(50万円)
  • 自損傷害保険(死亡時1,500万円)
  • 搭乗者傷害保険(死亡・後遺傷害時1,000万円)

各1日自動車保険で異なる点は、「車両保険」「弁護士費用特約」「車内手荷物特約」の3点です。

まず車両保険についてですが、免責金額に違いがあります。

ちょいのり保険と1DAY保険には、免責金額が「10万円」と「15万円」のプランが用意されていますが、ワンデーサポーターには「15万円」のプランしか用意されていません。

免責金額とは、保険使用時に契約者が負担する金額の事です。

そしてもう1つ異なる点が特約です。

弁護士費用特約が付帯されているのは、ちょいのり保険のプレミアムプランだけです。

また、車内手荷物特約が付帯されているのは、1DAY保険のCプランだけです。

弁護士費用特約とは、もらい事故などで保険会社が示談代行できない時などに、損害賠償請求や法律相談で発生する弁護士費用を補償してくれる特約です。

車内手荷物特約とは、車内身の回り品特約などとも呼ばれ、事故によって車内・トランク内のカメラなどの動産が壊れた場合に補償してくれる特約です。

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ロードサービス~1DAY保険とワンデーサポーターがやや手厚い~

どの1日自動車保険でもプランに関係なく同様のロードサービスが提供されます。

レッカー搬送やバッテリー上がり時のジャンピング、ガス欠時のガソリン補給などが提供されるので安心してください。

ドライブ中に車のトラブルに遭うカップル

では、各1日自動車保険でロードサービスに違いが有るのでしょうか?

まずはレッカー搬送の距離について見てみましょう。

  • ちょいのり保険・・・上限15万円分
  • 1DAY保険・・・上限30万円分
  • ワンデーサポーター・・・上限30万円分

1DAY保険及びワンデーサポーターは、ちょいのり保険の2倍の限度額が設定されているので、より安心して利用する事ができますね。

そして、もう1点異なるのが付随費用の補償の有無です。

付随費用とは、借りた車が事故・故障により走行不能となった時の緊急宿泊費用・移動又は帰宅費用などの事です。

付随費用が補償されるのは「1DAY保険」と「ワンデーサポーター」です。

ちょいのり保険にはこのような補償はありません。

おそらく1日自動車保険を検討している人は、車を借りて遠くに出かける計画を立てているのではないでしょうか?見ず知らずの土地での車のトラブルは非常に困るものです。

手厚いロードサービスが付帯されている1日自動車保険を選択しておけば、万が一の時も安心できると思いますよ。

保険料~みんなで交代して運転する場合はちょいのり保険がお得~

まず各1日自動車保険のプラン別の保険料がこちらです。

1日自動車保険の保険料一覧2

上の表のように、500円・1,500円・1,800円の3つの料金体系しかありません。

これを補償内容で分類すると以下のようになります。

  • 車両保険無しの一番シンプルなプラン・・・500円(車両保険なし・A・ベーシックプラン)
  • 車両保険を付帯するプラン・・・1,500円(スタンダード・B・ワイドプラン)
  • 車両保険・特約を付帯するプラン・・・1,800円(プレミアム・Cプラン

このようにざっくりと補償内容で分類すれば、各1日自動車保険に保険料の違いはありません。

たとえば、車両保険無しで1日自動車保険を契約したい場合、どの保険を選んでも保険料は500円となります。

ただ2回目以降又は指定被保険者は割引を受ける事ができます。

この制度を採用しているのは1DAY保険とワンデーサポーターです。その内容は以下の通りです。

なお、以下の説明は1DAY保険を例にしていますが、ワンデーサポーターでも同じ割引額となっています。

また、両保険ともに「2回目以降の割引」と「指定被保険者の割引」を併用する事ができます。

1DAY保険の割引制度(出典:三井住友海上「1DAY保険」

一方、ちょいのり保険には複数回利用時の割引は有りませんが、指定被保険者を追加する料金が以下のように他の2保険より安い設定になっています。

  • 車両保険なしプラン・・・250円
  • スタンダードプラン・・・750円
  • プレミアムプラン・・・900円

2人目以降は半額で保険に加入できるので、みんなで交代してドライブに出かける場合はちょいのり保険が一番オトクな1日自動車保険となります。

なお、どの自動車保険でも無事故で一定以上の回数を利用すれば、自車を所有した際に各社の任意保険の割引を受けられます。

内容は以下の通りです(各社で違いはありません)。

1日自動車保険割引の割引率表(出典:東京海上日動「ちょいのり保険」

AUやドコモのスマホで加入手続き~1DAY保険はセブンイレブンなどの店頭申込も可能~

各1日自動車保険の加入手続きに利用できる端末は以下の通りです(3大キャリア:ドコモ・AU・ソフトバンク)。

項目ちょいのり保険1DAY保険ワンデーサポーター
3大キャリアのスマホ
3大キャリア以外のスマホ
タブレット・ガラケー
電話・PC

なお、ちょいのり保険ではWi-Fiやテザリング接続時には利用できません。

また、ドコモ端末ではspモードを申し込んでいる場合のみ利用可能です。

このように加入手続きに利用できる端末が限定されているので、3大キャリアのスマホを契約していない人にはやや不便な状況となっています。

ガラケーを利用している人はちょいのり保険しか選択肢がありません。

自動車保険

こうした中でコンビニのセブンイレブン(その他のコンビニは不可)や保険代理店の店頭で申込を可能にしているのが1DAY保険です。

たとえば、セブンイレブンのマルチコピー機で事前登録及び加入申込を済ませ、払込票をプリントアウトしてレジにて現金払いで契約する事ができます。

3大キャリア以外のユーザーやスマホを持っていない人は1DAY保険を検討してみましょう。

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1日自動車保険の比較まとめ

車の前に立って注意点を教えてくれている女性

1日自動車保険の「ちょいのり保険」「1DAY保険」「ワンデーサポーター」について比較してきました。

補償の観点では、そこまで大きな違いが無いので、どの1日自動車保険を選んでも遜色無いと思います。

一方、保険料の観点では、複数回利用するならば割引がある「1DAY保険」又は「ワンデーサポーター」がお得です。

ただみんなで車を運転する場合はちょいのり保険の方がトータルでお得になります。

いずれにしても任意保険無しでの運転は非常にリスクが高い選択となるので、必ずどれかの1日自動車保険に加入して車を運転するようにしてくださいね。

車両補償が必要な時の注意点

なお、1日自動車保険に車両保険を付帯する場合は、利用開始日の8日前に事前登録を済ませておく必要があります(車両保険無しで良ければ当日でもOK)。

この点には注意して計画的に1日自動車保険の申込を行ってくださいね。

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1日自動車保険を比較する前に!加入可能か又は必要かという点も忘れずに確認しておこう

疑問を感じるドライバー

既に本文で1日自動車保険の比較を行いました。

で、1日自動車保険を比較する前に「加入可能なのか」「加入する必要があるのか」という2点についてもしっかりと確認してください。

加入できないのであれば比較する時間が無駄になりますし、また加入不要なのであれば加入する意味がありませんからね。

以下で確認すべき事項をまとめておきます。

なお、以下の検討内容は3社共通の内容となっています。

契約対象車種か?貨物車・営業車は対象外

複数台の自動車

1日自動車保険の契約対象車種は以下の3車種です。

  • 自家用普通乗用車
  • 自家用小型乗用車
  • 自家用軽四輪乗用車

借りる車の車検証などを見て、上記3車種に該当しているかどうかを確認してください。

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本人名義の車は対象外!レンタカーも不可

上記3車種であったとしても、借りる車が以下に該当する場合は契約対象外です。

  • 申込者本人が所有している車両
  • 申込者本人の配偶者が所有している車両
  • 法人が所有している車両
  • レンタカー・カーシェアリングの車両
  • 車検が切れている車

なお、1日自動車保険では申込者本人以外にも追加で被保険者を指定(指定被保険者)できますが、この指定被保険者及びその配偶者が所有している車両も契約対象外になっています。

誰が所有している車両なのかなども確認するようにしてください。

他の自動車保険で補償されていないかをチェック!

友人に車を借りる

ここでいう”他の自動車保険”とは、「自分自身が加入している自動車保険」又は「借りる車の自動車保険」の事を指します。

どちらかによって自動車保険で借りた車の事故も補償されるのであれば、あえて1日自動車保険に加入する必要は基本的にありません。

具体的にチェックする内容は以下の通りです。

  • 自分自身が加入している自動車保険・・・他者運転特約が付帯されているかどうか
  • 借りる車の自動車保険(友人・他人の車の場合)・・・運転者限定特約が「限定なし」になっているかどうか
  • 借りる車の自動車保険(親の車の場合)・・・運転者限定特約及び年齢条件の補償範囲に含まれているかどうか

なお、年齢条件は基本的に同居している家族が対象なので、別居している場合や他人である場合は確認する必要はありません。

口頭での確認ではなく、必ず保険証券を見て確認するようにしてください。

勘違いをしている場合がありますからね。

ちなみに、いずれの場合においても補償内容はその自動車保険の契約内容次第となります。

たとえば、車両保険を付帯していなければ、車両保険に関する保険金を受け取る事はできません。

ドライブ

また、仮に事故を起こした場合は使用する自動車保険の等級がダウンして、翌年以降の保険料が高くなってしまいます。

1日自動車保険には等級がなく、事故を起こしたとしても、次回利用時の保険料は高くなりません。

そのため、他の自動車保険の補償内容に不安を感じる場合や保険料UPで親・友人に迷惑を掛けたくない場合などには、1日自動車保険を検討する価値は有るでしょう。

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まとめ

以上、2017年10月時点で販売されている1日自動車保険の比較をしてきました。

また、1日自動車保険に入る前にチェックしておくべき”他の自動車保険”による補償についても解説しました。

ちょいのり保険の記事でも見たように、1日自動車保険の利用者数は爆発的に増加しており(ちょいのり保険だけで既に利用者数300万人突破)、その利便性を疑う余地はありません。

ただし一番のネックは価格です!あまり使いすぎないように計画的に賢く利用しましょうね。

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