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近年のIT技術の革新は目覚ましく、様々な領域で様々なサービスが登場しています。今回紹介する「テレマティクスサービス」もIT技術の革新で利用出来るようになったサービスの1つ。
この数年で自動車保険料は1割近く値上げされましたが、テレマティクスサービスを使った自動車保険を上手く活用すれば、あなたの保険料は劇的に安くなるかもしれません。
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テレマティクスサービスとは
テレマティクスサービスは以下のように定義されています。
テレマティクス(telematics)とは、自動車に搭載するネット接続が可能な端末を使って、交通情報や天気、ニュースといったさまざまな情報(コンテンツ)を利用できるようにする情報サービス、または、システム全般を指す言葉
引用:テレマティクスとは何か?
簡単に言うと、IT技術を駆使して、クルマに関する様々なシステムをより良い物に変えていきましょうというサービスですね。そして、現在はこのテレマティクスを利用した自動車保険が続々と登場しています。
以前、当サイトでも紹介した「ソニー損保のやさしい運転特約」もテレマティクスを利用した自動車保険の一種です。小型の走行計測器を車内に設置し、安全運転のレベルを計測。レベルに応じて最大20%の割引が受けられます。
代理店型の保険会社も導入
サンデードライバーなど普段あまり車を利用しない人にとって、保険会社選びで最も重視するポイントは「保険料」で有る事が多いです。
従って、中間コストを極力削減し、年間走行距離に応じた保険料を提示してくれる「ダイレクト系の自動車保険」が選択肢の一番目に上がってくる事が近年では多くなっていました。
しかし、ここに風穴を開けるかもしれないのが、テレマティクスサービスを使った自動車保険です。例えば、代理店型の自動車保険大手である「あいおいニッセイ同和損保」では、トヨタのT-Connectを活用して、「ユーザーの車」と「あいおいニッセイ同和損保」を接続。
これにより、走行距離を1km単位で把握し、走行距離に応じた保険料の請求が可能となるので、あまり車に乗らない人であれば「通販型の自動車保険」よりも安い保険料で加入出来るようになるかもしれません。
「代理店型のサポートは魅力的だけど、やっぱり保険料が高くて無理・・・」という理由でダイレクト系自動車保険に入っていた人が、今後は代理店型自動車保険へ回帰していく可能性も有りますね。
まとめ
IT技術は信用出来ない!という人も沢山おられると思いますが、もはやIT化の流れは止められません。今後は、私達ドライバーが、そのような技術とどのように関わりあって行くかが重要な問題となってきます。色々なサービスに早めに慣れておくほうが良いでしょう。
個人的には、交通事故における過失相殺の判定を「もっと容易に・もっとクリア」にするために、何かしらのテレマティクスサービスが応用出来るようになれば、ドライバー保護に繋がると思うので、その辺りの研究も進めて行って欲しいなと思います。
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