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雪の多い地域に住まれている方は、冬になるとスタッドレスタイヤに交換する(若しくはチェーンを巻く)のが当然の様になっていますよね。
一方で都心の方はスタッドレスタイヤなんて必要ないだろうと思いがちですが、最近は都心でも豪雪となることがあります。
いざ雪が積もってしまうと交通麻痺の原因になってしまう可能性も有るので、念のため持っておきたい所です。
そもそも、このスタッドレスタイヤの寿命は一般的にどれくらいなのでしょうか?
なお、スタッドレスタイヤのメリットでメリットについては、別途「スタッドレスタイヤとチェーンの比較!雪道ではどう使い分けるべき?」で解説しているので参考にして下さい。
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プラットフォームで確認!
スタッドレスタイヤの寿命はメーカーや使用する条件などによって異なるので「○年使えます」や「○キロまでは大丈夫です」とはっきりと断言する事は出来ません。
しかし、一般的には3〜5シーズン程度であれば問題なく使用できるだろう、と言われています。
もちろん使用頻度が低かったり、丁寧に使っていれば10年近く問題なく使用できている方もいらっしゃいます。
では、タイヤのどこの部分を見ればあとどれくらい使用できるのか分かるのでしょうか。
正解は「プラットホーム部分を見る」です。
(参照元:JAF)
装着しているスタッドレスタイヤをよく見ると、画像の様に矢印マークを見つけることが出来ます。
この矢印の先には、「プラットフォーム」と呼ばれる、残りどれだけ使用できるかを判別する為の「溝」があります。
このプラットフォーム部分の溝が無くなった時点で、そのスタッドレスタイヤは冬用タイヤとしては使用できません。
つまり【寿命が来た】ということです。
このプラットフォームは他の溝の深さの半分(50%)となっています。
従って、タイヤの溝が新品で購入したときの50%以上残っているのであれば、まだ使用可能ということになります。
逆にプラットフォーム部分が完全に露出してしまっていると、一般のタイヤと性能が変わらない状態になっています。
ですから冬場にスタッドレスタイヤを履いて走行するときは、プラットフォームの溝を毎回チェックして、まだ問題無く使用できるかを確認してから走行する様に心がけましょう。
長持ちさせるためには?
スタッドレスタイヤ(通常のタイヤにも当てはまりますが)は使用状況によってその寿命の長さが変わることは上で書きました。
スタッドレスタイヤを全部揃えるとなるとそれなりの出費になりますから、出来れば長く使用し続けたいですよね。
そこで、少しでも長持ちする為のテクニックをいくつか紹介していきます。
急発進・急ブレーキは控える
乾燥した道で急発進や急ブレーキをすると、タイヤの摩耗が一気に進む事になるので控えましょう。
またコーナーもゆっくりと丁寧に曲がるようにしましょう。
タイヤが硬くならない様に保管!
タイヤはゴムで出来ており、年が経つにつれて硬化が進みます(タイヤ自体が硬くなるという意味ではなく、柔軟性が無くなって脆くなる、という意味です)。
硬化させない為には、走行後にタイヤに付着した泥や油脂などを洗い流して、しっかりと拭き取りましょう。
そしてその後、日陰で温度差があまりない涼しい場所にビニールシートなどを被せて保管することが好ましいとされています。
十分な空気圧に!
タイヤは空気圧が適正な状態でないと、減りが早くなってしまいます。
スタッドレスタイヤに交換するときはガソリンスタンドなどでしっかりと空気圧を見てもらう様にしましょう。
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