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スーパーやドラッグストアなどの駐車場に止めようとすると、「前向き駐車をお願いします。」と書いている貼り紙を見かける事がありますよね。
前向き駐車は前進しながら駐車することになるので、一見簡単そうな気もしますが、これが意外と難しいのです。
ここでは、前向き駐車のコツを見ていきましょう。
なぜ前向き駐車?
そもそも「前向き駐車って何でしなくてはいけないんだろう?」と疑問に思いませんか?
この背景にはマナーを重視する日本人ならではの理由があるのです。
これは多くの場合は【車の排気ガスが駐車場近くにある植え込みや駐車場に隣接した民家などに流れていかないようにする】という理由によるものです。
また、前向きで止めることによって、隣接する民家などに響く騒音も小さくなります。
もちろん、法律で強制されている訳ではないので、前向き駐車と書かれている駐車場に後ろ向きに止めても、捕まったり罰金を取られるといったことはありません。
あくまでもマナーの為だと思って、協力をするようにしましょう。
入れる時のコツ
上手に前向きに入れるには、入れようとしている駐車スペースから「出来るだけ離れてスタートし、大回りして進入する」ことを意識しましょう。
写真の様に、左側に止めようとする場合は右側に目一杯寄ってから駐車枠に入るとスムーズに出来ます。
車は小回りが利かないので、限られたスペースに入れるには大回りすることが重要です。
車の前方は意外に見えにくく、前向き駐車では隣の車にぶつけやすい箇所です。
車の前方外側が隣の車にぶつかりそうになった場合は、一旦ハンドルを逆に切って、ゆっくりバックをしましょう。
前が回るくらいバックが出来ればOKです。
一方で車の前方内側がぶつかりそうになった場合は、小回りに入りすぎたことが想定されます。
ハンドルはそのままでバックし、大回りする様にやり直しましょう。
出す時のコツ
前向き駐車は入れることもさることながら、出す方がどちらかというとより難しいです。
バックで出る必要があり、ハンドルを切るタイミングを間違えると周りの車にぶつけてしまいます。
左右が大きな車だった時は、かなり難易度が上がります。
まずは、走ってくる車に気をつけながらまっすぐバックしましょう。
下の写真の様に、「運転席が駐車枠から出るくらいまで」はまっずぐのままバックし、ハンドルを回します。
すると、外側に車体がせり出てくるので、ある程度スペースが出来たらハンドルを反対側に回して前進をします。
これが一般的な前向き駐車の出し方です。
出すのが難しい例として、下の写真の様に隣の車との感覚が狭いことがありますよね。
こういった場合は、まず出て行く側に余裕が出来る様に前進・後進を繰り返して、幅寄せをする必要があります。
一方で、後ろのスペースが狭い場合は小回りで微調整しながら出て行くことが必要になります。
場合によっては何度も前進・後進をして調整をしなければ出られない事もあります。
諦めずに根気強く微調整することが重要ですね。
なお、この記事は「JAFがおしえる車庫入れ・縦列駐車のあいうえお」を参考にして作成しています。
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