この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
今回は普段あんまり気にすることがない「弁護士費用特約」のお話です。やはり、いざという時にこの特約をつけていると助かるなぁという印象です。
なお、交通事故の損害賠償訴訟における弁護士費用の相場については、下記記事をご覧ください。
体験談【費用補填にも使える自動車保険!】
私が入っておいてよかった自動車保険というのは、万が一自動車事故でトラブルになった時に裁判費用が出るという物でした。我が家の自動車は家族で使っていますが、保険の見直しの時に家族のすすめもあり保険を色々グレードアップしていたんです。そして保険をいざ使うとなった時に本当に役に立ちました。
ある日家族で出かけていた時に、駅の駐車スペースに車を停車して乗り降りしていたのですが、その時に後ろの車がなぜか追突してきました。大した衝撃ではなく、人間にはけがなどは一切なかったのですが、後ろのバンパーなどがへこんでしまったのです。
運転していた相手は学生ではないのですが、似たような年齢の男性と女性のカップルで、男性が運転していました。たまたま目の前に派出所があり、お巡りさんがいたのですぐ来てもらったのですが、その時は特にもめる事もなく、相手の男性も話に応じ、相手の保険を使用する事と言う話になりました。ちなみに相手の車はほとんどダメージはなかったみたいです。
家に帰ってすぐに自動車保険会社に連絡して、こちらは支払いがないだろうという事などを確認して、それではとりあえず修理に入り、相手の保険会社とはやり取りを開始しますという事を話して、それでその場は終わりました。
しかしその後連絡があり、なんと相手の男性は「自分の保険を使わない・現金の支払いもしない」と、そう話しているという事がわかりました。その際に無理やり相手の保険を使う事はできず、自分の保険を利用して車を直すというケースになってしまう事もあるのですが保険の等級もあがりますし、しかもそんな男性をみすみす逃がすのも腹ただしいなと思っていたのですが、そんな私に保険会社の人がアドバイスをくれました。
私が入っていた保険は、なんと相手が支払いを拒んだ場合裁判を起こして相手を訴えることができる、その裁判費用が出るという物でした。それを保険会社の人が教えてくれ、更にすべて保険会社の方で専門の弁護士と連携し対応してくれたのです。
これは本当にありがたく、時々このような内容になっていますが良いですか?という意思確認はありましたが、基本的にはお任せという感じでとても楽でした。
この保険のおかげで、相手の男性は訴えられることになり相手の保険でちゃんと車を治してもらえる事ができました。もしそういう裁判を起こした場合の補償がある保険でなかったら、あの男性は知らんぷりして支払いをする事がなく私たちも泣き寝入りだったでしょう。
多分相手の男性は事の重大さを理解していなかったという事と自分の保険を使うと等級が下がるので、それを嫌がったのではないかという事でした。入っておいて思わぬ助けとなった自動車保険の思い出です。
体験談から得られる教訓
今回の体験談から分かることは、向こうが支払の意思を見せない場合、被害者側が泣き寝入りをしなければならない可能性が有るということです。
加害者と被害者がしっかりと”話し合いの場”を設けて話を詰めていけばスムーズに進むのかもしれませんが、お互い仕事等もありますし日程もなかなか合わせられません。そんな時に、法律の専門家である弁護士さんが間に入って相手方と交渉をしてくれると、本当に心強いですよね。
示談交渉など専門知識がないと中々難しい物がありますから、もしものときの保険として弁護士費用特約は絶対付けておきたい特約です。
あと、もし加害者側になってしまったら、今回の体験談の加害者のような態度を取らずに、誠心誠意対応したほうが良さそうですね。結局それで損をするのは自分なのですから・・・。
コメント
この記事へのコメントはありません。