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マイカーローンが残っている内に新たなマイカーローンを組む場合、問題となってくるのが残債分ですよね。
この記事に辿り着いた人は、「残債分を新たなマイカーローンに上乗せして、一本化できるのだろうか?」という事が気になっているのではないでしょうか。
結論から言えば、答えはYESです。
とは言え、残債を上乗せして新たなマイカーローンを組む場合には、注意点もあるのでメリットやデメリットも把握したうえで検討してみて下さいね。
最近月々の支払いが多くて困ってるのよね・・・
もっと安い車に買い替えて残ったローンを新しいマイカーローンに一本化できないかしら?
残債が残る場合でも、新たなマイカーローンに組み込むことは可能ですよ。
ただし、借り換え先や乗り換える車の車両価格によっては月々の支払い額が増えてしまう事もあるので注意してくださいね。
残債を上乗せして新たなマイカーローンを組みなおす
車を買い替える時、「ローンの返済が終了」または、「車の売却して残りのローンを返済」してから新たなマイカーローンを組むのが普通だと思います。
しかし、人によっては残債がある状態で新たなマイカーローンを組みたいという場合もありますよね。
例えば・・・
- 配偶者や子供に車が必要になった
- 急な出費が続いて月々の返済が厳しくなってきた
- セカンドカーが欲しい
などなど・・・。
基本的にどのケースでも同時に2つのローンを支払っていくよりも、残債を上乗せして借り換え(マイカーローンの一本化)をしたほうが、わかりやすくて良いですよね。
とは言え、余裕があってセカンドカーを買う場合ならともかく、毎月の経済状況が厳しい状態での残債上乗せローンは注意が必要です。
ケースバイケースですが、「本当に別の車を購入する必要があるのか?」という事をじっくり考えてみて下さいね。
まあ確かに、お金に余裕がないのに新しく車を買うってのもおかしな話よね・・・
残債上乗せマイカーローン注意点
残債がある状態で新たなマイカーローンに上乗せる場合に気を付けなければならない事は次の2点です。
- 次に乗る車の車両価格
- 借り換えをするローン先
■次に乗る車の車両価格
単純に現状の車よりも安い車に乗り換えないと月々のローン返済額が多くなってしまいます。
たとえば、毎月の返済が5万円で車を下取りしても50万円の残債となる場合、次に乗る車が200万円だとすると50万円を上乗せしたトータル250万円のマイカーローンを新たに組むことになります。
これをボーナス払いなしで、毎月の返済額を5万円以下に抑えたいとなると、返済期間を5年以上でローンを組まなければなりません。
この場合は、次の車のグレードをかなり下げないと意味がありません。
なので、安い車に乗り換えるよりも現状の車のままで、別の金融機関で借り換えをして返済期間を伸ばすだけにとどめた方が月額出費を抑える効果が高いかもしれませんね。
■借り換えをするローン先
残債を上乗せして借り換えをする際に、最も気を付けなければならないのが、借り換え先の金利と保証料です。
現在マイカーローンを組んでいる所よりも高い金利の金融機関で借り換えをしてしまうと、上乗せした残債にも高い金利が適用されてしまうので、結果的に元より高い利息を支払うことになってしまいます。
金利と保証料の合計をしっかりチェックして、現状より高いパーセンテージの金融機関を避けるように心がけましょう。
私の場合は、安い車に乗り換えるよりも、金利が安い金融機関でローンの借り換えをして、返済期間を延ばした方が無駄なく月々の出費を抑えられそうね♪
Q子さんの場合は、「月々の支払額を抑えたい」というのが目的なので、車を買い替える必要はなさそうですね。
残債を上乗せしてマイカーローンを一本化するメリットとデメリット
メリット
2つ以上のマイカーローンを同時に組んでしまうと、必然的に一月に2度の返済が必要となってきます。
つまり、一月の出費が大幅に増えてしまうわけですね。
これを一本化することで、月に1度の返済となるので毎月の生活がぐっと楽になります。
デメリット
マイカーローンを一つにまとめるという事は、返済のペースが遅くなるという事なので、当然ですが総支払額(利息の総額)が多くなってしまいます。
二つのマイカーローンを足して一つにしてしまうわけだから、メリットやデメリットについては納得だわね。
借り換えをして一本化を図る場合には、借り換えの手数料が必要となってくる場合もあるので、トータル的にどっちが得かをしっかりと見極めたいところですね。
売却や下取りは慎重に
はっきり言ってしまえば、残債がある状態で新たなマイカーローンを組むことは、出来れば避けたい状況です。
それでもこのページに辿り着いたという事は、「元々の返済計画に問題があった」もしくは、「予定外の出費で計画が狂った」などの状況で、残債を上乗せして新たなローンを組みなおしたいと考えているのだと思います。
そういったケースでは、特に今の車の売却や下取りの査定は慎重に行っていきたいところです。
傷や凹み・喫煙車両・走行距離など、マイナス査定となる要素があったとしても、「どうせ、あまり高い金額にはならない」と卑屈にならずに、じっくり腰を据えて買い取り業者を厳選してみる事が大切です。
買い取り業者の査定一つで、残債の額は大きく左右されますし、時には完済できる可能性もあるわけですからね。
できれば、高額査定を勝ち取って残債なんてない状態にしたいわよね。
同じ買い取り業者であっても査定員が違うだけで金額が変わってきますからね。
業者が違えば査定額は大幅に変わってくるので、しっかり高額査定してくれる業者を探してみて下さいね。
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