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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、地元の金融機関なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
そんな人に役立つ地域別のおすすめマイカーローンを表で比較してご紹介します。
埼玉で自動車ローンを組むなら
金融機関 | 金利(変動) | 金利(固定) | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|---|
埼玉りそな銀行 | 4.475% (住宅ローン利用者プラン) 1.900% | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 1年以上10年以内(1年単位) | |
武蔵野銀行 | (一般)2.850% (金利差引後)1.900% | 10万円以上1,000万円以下 | 6ヶ月以上10年以下 | |
埼玉縣信用金庫 | (一般)3.475% (取引項目に該当)2.975% (住宅ローン利用中またはリピートプランに該当)2.475% | 1万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 10年以内 | |
三菱UFJ銀行(全国対応・来店不要) | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 | |
川口信用金庫 | 2.480%~5.405% ※1 | 1,000万円以内(1万円単位) | 3ヶ月以上10年以内 | |
青木信用金庫 | 2.7%又は、2.9%又は、3.0% ※2 | 1,000万円以内(1万円単位) | 3ヶ月以上10年以内(元金返済据置は6ヶ月以内) | |
JAバンク埼玉 | 固定金利・変動金利が選択可能 ※3 | 固定金利・変動金利が選択可能 ※3 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 | |
JA埼玉ひびき (キャンペーン金利) | 年2.550% | 1,000万円以内(1万円単位) | 10年以内 | |
JA埼玉ひびき (埼玉県農業信用基金協会保証プラン) | ※5 | ※5 | 500万円以内(1万円単位) | 7年以内 ※4 |
JAあさか野 | ※6 | ※6 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 | |
埼玉信用組合 | 2.8%~3.5% | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 1年以上7年以内 |
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※1(何れも引下げが適用されます。条件に該当する場合は年2.800%・年2.600%・年2.300%)
※2(割引金利対象条件に該当する場合は、年2.5%・年2.2%・年1.9%になります)
※3金利詳細はJAバンク埼玉へお問い合わせください。
※4ただし同プランの住宅ローン利用者は10年以内
※5金利詳細はJA埼玉ひびきへお問い合わせください。
※6金利詳細はJAあさか野へお問い合わせください。
これらの金融機関は、金利以外に保証料が別途必要になる場合があります。
そのため、マイカーローンを選ぶときは金利だけでなく保証料の有無についても確認しておく必要があるでしょう。
というのも、マイカーローンの金利は「金利」「保証料」の合計で考える必要があるからです。
金利だけに気を取られて選ぶと、総支払額が高くなってしまうので気をつけてくださいね。
変動金利が安いマイカーローンは「武蔵野銀行」
武蔵野銀行では、キャンペーンなどで金利割引を実施していることがあります。
そのため一般は年2.850ですが特別金利は年1.900%と、かなり低金利になります。
この特別金利は、武蔵野銀行の住宅ローンまたは給与振込を利用している方、パパママ応援ショップ優待カードの提示などが挙げられます。
最大年0.95%差し引きしてくれるのでとてもお得ですね。
ちなみに、住宅ローン・給与振込は年0.50%、優待カードは年0.25%差し引いてくれます。
公式ホームページで確認してみてくださいね。また特別金利キャンペーンは2019年4月30日までです。
また、武蔵野銀行のマイカーローンは保証料が含まれています。
変動金利なので金利の見直しがありますが、保証料込みなので総支払額が極端に大きくなってしまう心配はないですね。
先にも述べたように、マイカーローンは金利だけでなく保証料もしっかりチェックしなければいけません。
事前に総支払額を知りたい方は、ローンシミュレーションを利用すると良いかもしれません。
武蔵野銀行にもローンシミュレーションがあるので利用してみてくださいね。
(利用条件)借入時の年齢が満20歳以上70歳以下であること、完済時は75歳以下でなければいけません。 他にも、武蔵野銀行が指定している保証会社の保証を受けることができ、当行営業エリアおよび東京都内に勤務先又は自宅があることも利用条件に含まれますね。
安定継続した収入があること、自営業の方は営業年数が3年以上。
固定金利が安いマイカーローンは「JA埼玉ひびきの」
JA埼玉ひびきでは変動金利は採用していません。
そのため、固定金利のみで年2.550%。
またこの金利はキャンペーン金利になので、期間が終わると変更される可能性があります。
それでも保証料込みなのは嬉しいですね。取引に応じた金利引下げで最大0.7%まで引下げてくれます。
たとえば、インターネット事前審査申込者・ネットバンク利用者(新規申込)は0.1%、給与振込指定者・JA埼玉ひびきの自動車共済加入者(既存有・新規加入)0.5%。公式ホームページで確認してみてくださいね。
また、JA埼玉ひびきでは2つのプランを用意しています。
それぞれ融資金額も異なり、(株)ジャックス保証プランは1,000万円以内(1万円単位)、埼玉県農業信用基金協会保証プランは500万円以内(1万円単位)です。
融資期間も10年以内と7年以内と違うので間違えないようにしてくださいね。
(利用条件)ジャックス保証プランは地域内に住んでいる方で安定継続した収入があること。 農業信用基金協会保証プランは、地域に住んでいる方・安定継続した収入がある方・年齢が18歳以上で完済時が71歳未満の方が対象になります。
年齢が18歳以上で完済時が75歳以下になります。その他JAが定めている条件を満たす必要があるでしょう。
また勤続年数が1年以上であることも必要ですね。
狙い目は保証料の有無
マイカーローンは、金利だけでなく保証料もチェックしたほうが良いというのはすでに説明していますね。
というのも、金利だけでは総支払額が分からないからです。
これは固定金利でも同様。保証料が別途必要になる商品なら、当然総支払額は高くなってしまうでしょう。
要するに、総支払額を大きく左右するのが金利+保証料なんです。
金利だけに気を取られて低金利を選らんでしまうと、見積りを取ったときに驚愕することになるので十分気をつけてくださいね。
基本的に、金利が低いところほど保証料が別途必要になりますね。 大切なのは、「総支払額が安い」こと。低金利ばかりに惑わされないようにしてくださいね。
それを考えると、多少金利が高くても保証無料または保証料込みの金融機関を選んだほうが総支払額が安くなるでしょう。
ちなみに、上記の金融機関で保証料無料または保証料込みのところでおすすめの金融機関は、「埼玉りそな銀行」「武蔵野銀行」です。
地方の中でも大きいので安定していますし、はじめての方でも利用しやすいですね。
りそな銀行は年4.475%の変動金利なので高めですが、住宅ローンを利用すると年1.900%まで引下げられますし、武蔵野銀行も金利引下げで年1.900%になります。
金利の振り幅も意識して
もうひとつ注意したいのが金利の振り幅ですね。
各金融機関の公式ホームページを見てみると、〇%~〇%と記載しているところがあります。
この場合、条件によって適用される金利が違います。
どんなに最低金利が安くても、条件に満たない場合は一番高い金利が設定されるケースもあるでしょう。
この金利の振り幅で失敗する人は少なくありません。
金利は各金融機関によって適用条件が違いますが、基本的に「信用情報」「借入額」の2つで決まってきます。
信用情報は、いわゆる申込者が「安心してお金を貸すことができる人物であるか」というものですね。 もちろん、借金をしていなくても返済の遅延を繰り返している方も高い金利が適用されやすいですね。
大げさにいうと、債務整理など借金問題を抱えている人はマイナスになります。
借入額は、「高額借り入れをしているか」「少額借入なのか」という点です。 たとえば、100万円のローンを組む場合。 100万円は少額借入なので3%が適用されることになりますね。
借入額が大きいほど金利が安くなるので、少額借入では損してしまうでしょう。
信用で金利が決まる金融機関が2%~4%、借入額で金利が決まる金融機関が1%~3%とすると、借金状況が悪い方や返済遅延を繰り返している方は4%が適用されます。
最低金利だけで選んでしまうと、金利の振り幅で総支払額が大きくなってしまうことがあります。
そこもきちんと理解しておきましょう。
頭金は必要?不要?
車を買うときに、一番良いのは現金一括払いです。
でも、車のように大きな買い物は一括で買うことは簡単なことではありません。
もちろんなかには現金一括で購入している人もいますが、ほとんどはローンを組んでいますね。
そこで気になるのが頭金です。
ローンを組むときに頭金を入れると審査通過率が上がるといわれているので多く払う人も少なくないと思いますが、実際のところ頭金は必要なのでしょうか?
まず、頭金がなくてもローンを組むことはできます。 また自動車ローンの金利はそれほど高くないので、頭金なしで契約してもそれほど大きな損失は受けないでしょう。 なので、絶対に払わなければいけない、払わないと損してしまうということはないでしょう。
特に近年は頭金なしのフルローンが主流になっています。
また、頭金を払う人は少数ともいわれています。要するに、実際は頭金を払わない人が多いということですね。
頭金の相場は、10%~30%程度。
たとえば、必要な金額が100万円以下の場合は20%~30%支払う人が多いですね。
100万円を超える場合は、ほとんどないといわれています。
とはいえ、最低でも10%程度は用意しておいたほうが良いですね。
なかには、頭金の上限を設けている銀行もあります。
先にも述べたように頭金なしのフルローンが増えてきているため、頭金を払う人は少数派になっています。
でも例外として、頭金なしではローンが組めない場合もあるので注意しましょう。
代表的なケースは、「年収より必要額が多い場合」「年収に対し年間返済額が大きすぎる場合」「自動車ローンの融資可能額より必要額が大きい場合」などが挙げられます。
金融機関によっては、年収に応じた頭金が必要になることがあり、年収より必要額のほうが大きくなってしまうと頭金なしではローンを組むことは難しくなりますね。
次に、年収に対し年間返済額が大きすぎる場合も頭金が必要になります。 奨学金の返済も含まれますね。
年間返済額に含まれるのは、銀行や消費者金融などのローン返済・キャッシング返済・クレジットカード分割払いやリボ払い・携帯電話の分割払いなどです。
そして、最後の自動車ローンの融資可能額が必要額より少ない場合です。
この場合、足りない分は頭金として支払わなければいけません。
たとえば200万円の必要額なのに150万円まで融資できるとなると、頭金は50万円必要になります。
ただ、頭金を用意しても審査に通らないこともあるので要注意!
特にキャッシングやカードローンの借入がある場合は、審査に落ちやすいといわれているので気をつけてくださいね。
ディーラーローンはどうなの?
車のローンは、金融機関以外にもディーラーでも組むことができます。
ディーラーローンのメリットは、とにかくスピーディーで手軽に申し込みができることです。 銀行は審査が厳しいので、なかなか審査に通らないと悩んでいる方は少なくありません。 手間がかからないので嬉しいですね。 他にも、「土日祝も対応してくれる」「値引きしてもらえる」などのメリットもあります。
その点、ディーラーは審査に通りやすく、しかもスピーディーなので、すぐにローンを組むことができます。
「銀行では審査に落ちてしまうかも…」という方は、ディーラーローンも検討してみると良いでしょう。
平日は忙しくてなかなかローンの申し込みができない方でも安心して利用できますね。
ただ、ディーラーローンはデメリットもあります。 銀行は年2%~年4%がほとんど。 また、返済期間も最長6~7年と短いですね。 その反面、利息の節約はできますね。
まず、高金利です。
一方でディーラーは年7.8%のところもあり、ディーラーによって差があるとはいえ銀行と比べるとずいぶん高くなっています。
銀行は最長10年のところが多いので毎月の支払額を抑えることができますが、ディーラーは返済期間が短いので毎月の支払額は大きくなってしまうでしょう。
返済期間が長いということは、そのぶん総支払額が大きくなってしまいます。
申し込みの流れ(4ステップ)
マイカーローンの申し込みの流れは、金融機関によって多少の差はありますがだいたい同じです。
一般的なマイカーローンの申し込みの流れは以下通りとなります。
【手順1】店頭窓口、郵送、ウェブ等で仮審査に申し込みをする
【手順2】仮審査通過後、本審査に必要な本人確認書類と使途を証明できる書類、必要に応じて収入を証明できる書類を送る
【手順3】本審査通過後、契約手続きを窓口、郵送、ネットなどで行う
【手順4】借り入れ金が口座に振り込まれる
埼玉県にお住まいなら埼玉りそな銀行と取引がある方もいることでしょう。
ここでは一例として埼玉りそな銀行の申し込みから借り入れまでの手順をご説明しますね。
【手順1】仮審査
申し込み方法はインターネット、来店、ファックス、郵送があるのでその中から選択します。インターネット以外の申し込み方法を選んだ場合には、店頭あるいはホームページから資料請求して「メールオーダー(仮審査申込書)」を入手してください。それから必要事項を記載して提出します。
インターネットなら24時間365日、いつでも申し込みができます。
ネットで申し込むと仮審査結果の連絡はEメールで最短翌日にあります。結果は休日でも教えてもらえます。
また、申し込み方法にかかわらず申込後には自宅・勤務先に在籍確認の電話がくることがあります。
【手順2】必要書類を提出します。
手続きに必要な書類は運転免許証などの本人を確認できる書類の他に見積書・注文書などの使途を証明できる書類、借入希望額が50万円を超える場合には収入証明書です。
埼玉りそな銀行の場合は借入希望額が50万円超えの場合に収入を証明する書類が必要になりますが、金融機関によっては「200万円を超えた場合」のように金額がもっと高く設定されていることもあります。
審査結果はネットで申し込んだ場合はEメールでの連絡になります。ただし、場合によっては電話または郵送での連絡になることもあります。また、【手順3】の契約手続きの前に自宅や勤務先に確認の電話が来ることもあります。
【手順3】の契約手続き
契約手続きはインターネット、窓口、郵送のいずれかを選択できます。
インターネットで契約手続きをしたい場合には、申し込みの際に「Web手続き」を選びます。ただ、その場合でも審査の結果次第では、郵送や店頭での契約手続きを要請されることもあります。
【手順4】入金
借入金が自分が指定した普通預金口座に振り込まれますが、それは一瞬で、すぐに購入先に振り込まれます。
これは使途以外の目的でお金が使われることがないようにするための金融機関側の予防策ですね。
マイカーローンの審査にかかる時間について
仮審査の結果は最短で即日でわかりますが、申し込みから本審査の結果がでるまでには、銀行なら1、2週間かかります。
労金やJAなら7日程度で、信金は7~10日ほど。ディーラーは当日です。
銀行などの金融機関の場合は、申し込みを受け付けてから最終的に融資の承認を出すまでには、いくつかの部署を通す必要があります。
ですから、その分時間がかかってしまいます。
また、金利も低く設定しているので貸す側のリスクが高くなっており、審査も慎重になるために時間がかかってしまうんですね。
マイカーローンを組む際に必要な書類
マイカーローンを組むのに必要な書類は本人であることを確認できる書類、使いみちを証明するための書類、そして(必要に応じて)収入を証明するための書類です。
本人であることを確認できる書類として使用できるのは運転免許証(両面)です。
運転経歴証明書(両面)も使用できます。
その他には各種健康保険証(両面)、パスポート(写真のページ及び住所が記載されているページ)、住民基本台帳カード(顔写真付き・両面)、特別永住者証明書(両面)、在留カード(両面)などです。
これらのいずれかを窓口なら原本を提出しますが、郵送ならコピー、インターネットなら画像のアップロードという形になります。
コピーやアップロードの場合は、不鮮明であったり必要な部分が含まれていないと再提出になりますので注意してくださいね。
使い道を証明できる書類としては自動車を購入する場合なら、販売会社等が発行する注文書や見積書を使用できます。
借り換えの場合は車検証、現在利用中のマイカーローンの残高証明書、返済予定表、契約書が必要になります。
収入を証明するための書類は確定申告書、源泉徴収票、住民税決定通知書、納税証明書などのいずれかです。
これらの書類は提出が必須の場合もあれば、提出しなくてもよいケースもあります。
たとえば埼玉りそな銀行では契約金額51万円以上でなければ提出は不要です。埼玉県の川口信用金庫やJAあさか野では借入金額にかかわらず、収入証明書の提出が必要になっています。
マイカーローンと住宅ローンの関係
マイカーローンを利用したら、その間は住宅ローンが組めなくなるのではないかとか、逆に住宅ローンを借りていたらマイカーローンは組めないのではとか考えることがあるかもしれません。
マイカーローンの返済がある間に住宅ローンを組めるかという点ですが、これは可能です。
ただし、マイカーローンの残高によって住宅ローンで借りられる額は変わってきます。
まず住宅ローン単独の場合、返済負担率の上限は35%が目安と言われています。 次に、住宅ローン以外のローンがある場合には、そのローンも含めて返済負担率を計算します。
仮に、年収が600万円で住宅ローンの年間返済額が140万円とすると、140万円÷600万円×100で、返済負担率は約23%となるので、年間返済額が140万円の住宅ローンを組める可能性がありますね。
ですから、マイカーローンを含めた他のローンの年間返済額の総額が100万円だとすると、(140万円+100万円)÷600万円×100は40%になり、上限を超えてしまいます。
それで上限の範囲内に収めるために住宅ローンの融資額が減らされることになります。
しかも35%はあくまでも上限ですからそれよりも低くなることもあります。
ですから、住宅ローンで高い融資額を望む場合にはマイカーローンなど年間返済額が多いローンを完済する必要があるということになりますね。
すでに住宅ローンを組んでいてマイカーローンを組む場合にも返済負担率は考慮されます。
ですから、住宅ローンや他のローンの年間返済額が多ければそれだけマイカーローンで借りられる金額は少なくなります。
住宅ローン以外にカードローンなどの借り入れがあるなら、先に完済してからマイカーローンに申し込むと審査にも通りやすいですし、融資額がアップしますね。
返済方法について
マイカーローンの返済方法には元金均等返済と元利均等返済があります。
現在多く採用されているのは元利均等返済の方です。
それぞれのメリット、デメリットを見ていきますね。
元金均等返済は毎月の返済額のうち、元金の額が一定になります。
返済が進むめば進むほど毎月の返済額は減少していきます。
元利均等返済と比較すると、元金部分が早く減っていくので、借り入れ期間が同じなら元金均等返済のほうが総利息額、総返済額は少なくてすみます。
ただ、返済開始のころの返済額が高くなります。
元利均等返済は、返済額がずっと同じなので返済シミュレーションが簡単で計画が立て安いというメリットがあります。
開始当初の返済額も元金均等返済よりも少なくできます。
ただし、借り入れ期間が同じなら、元金均等返済よりも総利息額、総返済額が多くなってしまいますね。
車のローンでは返済方法が元利均等返済だけになっている場合が多いんですが、元金均等返済を選べる場合もあります。
総返済額が減るという意味では元金均等返済がいいですね。
ただ、住宅ローンなら20年、30年という期間で返済していくので返済方法によって返済総額や当初返済額に大きな開きが出ますが、車のローンの返済期間は3~5年という場合が多いので、そこまでの開きはありません。
元利均等返済で、毎月同じ金額を返済していく方が返済管理が簡単でいいと感じるかもしれませんね。
繰り上げ返済について
繰り上げ返済には一部繰り上げ返済と一括繰り上げ返済があります。
一部繰り上げ返済は通常返済しているのとは別に返済を行うことです。 元金が減るのでそれに伴い利息も減って返済負担が軽減されますね。
返済額はすべて元金に充てられます。
一部繰り上げ返済をする場合には手数料がかかりますが手数料無料の金融機関もあったりします。
一括繰り上げ返済は、残りの借入金をすべて返済することです。
借金がなくなるのでその分貯金に回すことできますね。
繰り上げ返済をする際には、手数料がかかるかどうかという点をチェックしてくださいね。
手数料が無料のところを選べれば一番いいですね。繰り上げ返済に手数料がかかる場合なら、シミュレーションをして手数料を支払ってもメリットがある場合にのみ利用しましょう。
また、繰り上げ返済をしたために資金が減って、その後の生活が苦しくなるということがないように、今後の生活のこともよく考えてから利用するようにしてくださいね。
それから繰り上げ返済を認めていない金融機関もあるので、マイカーローンを組む際には必ず確認してください。
利用用途について
マイカーローンの利用用途は自動車やバイクの購入費はもちろん、自動車免許の取得や借換えまで広げられていることがあります。
利用用途の範囲について埼玉県を拠点とするいくつかの金融機関のケースからご紹介しますね。
武蔵野銀行のマイカーローンの利用用途には新車または中古車、二輪車の購入資金、車両の購入と同時に生じる自動車に関する資金が含まれます。
その他には自動車教習所費用、点検・修理費用、車庫設置費用、借換資金にも使えます。
JAバンク埼玉でも自動車・バイク購入資金、付帯費用に加えて車検、点検・修理、保険掛金、運転免許の取得資金に利用できます。
カー用品の購入資金、車庫建設資金、借換資金も含まれます。
埼玉県信用金庫は範囲がかなり広く、新車・中古車購入、原動機付自転車を含むオートバイ購入費、電動アシスト自転車やクロスバイク、ロードバイクなどの自転車購入費も対象になっています。
その他は武蔵野銀行やJAバンク埼玉とほぼ同じですが、使用用途範囲の資金は申込人だけでなく配偶者や親、子供、孫のものでも適用可能になっています。
埼玉りそな銀行の場合は本人が所有する51㏄以上の二輪車を含む自動車購入費用、借り換え資金です。
このように利用用途は各金融機関によって異なります。
自動車の購入費と借り換え資金のみとかなり範囲が限定されているローンもあるので、申し込み前にどの費用に使えるのか必ず確認してくださいね。
まとめ
マイカーローンを選ぶときには金利だけに気を取られがちですが、他にも多くの要素について考える必要がありますね。
契約に来店は必須か、審査スピードはどうか、繰り上げ返済は可能か、手数料はかかるか、利用用途の範囲はどうなっているかなどです。
また、審査に通るためには現在利用しているカードローンなどの返済をきちんと行っていく必要もありますね。
早めに完済できれば、マイカーローンの審査に有利になるだけでなく、マイカーローンの返済が始まってからの経済的な負担を軽減できますね。
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