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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、地元の金融機関なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
そんな人に役立つ地域別のおすすめマイカーローンを表で比較してご紹介します。
愛知のおすすめマイカーローン
金融機関 | 金利(変動)※ | 金利(固定)※ | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|---|
あいち銀行 マイカーローン | 1.5%〜2.3% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(6ヶ月単位) | |
名古屋銀行 マイカーローン | 2.0%〜2.3% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6か月以上10年以内(1ヶ月単位) | |
JAバンクあいち豊田 | 0.95%〜3.0% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上15年以内 | |
JAバンクあいち中央 | 1.2%~3.3% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6か月以上15年以内 | |
三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン(全国対応・来店不要) | 1.5%〜2.45% | 50万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヵ月以上10年以内(1ヵ月単位) | |
JA愛知西 | 1.6%~2.3% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6か月以上15年以内 | |
東海ろうきん Web完結型ローン | 2.25% | 1万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 1 年以上 10 年以内 | |
蒲郡信用金庫 | 2.78% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上15年以内 | |
愛知信用金庫 マイカーローン | 要問い合わせ | マイカーローンモア3.95%〜5.9% | 1,000万円以内(1万円単位) | 3ヶ月以上15年以内 |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.4%~3.95% | 1,000万円以内 | 6ヵ月~10年 | |
豊橋信用金庫 カーライフプラン | 1.5%~2.0% | 1,000万円以内 | 3ヶ月以上10年以内 | |
岡崎信用金庫 カーライフプラン | 1.805%〜3.305% | 1.38%〜3.48% | 10万円以上1000万円以内 (1万円単位) | 3ヶ月以上15年以内(1ヶ月単位) |
いちい信用金庫 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 3ヶ月以上10年以内 |
瀬戸信用金庫 | 1.58%~年3.78% | 1,000万円以内 | 6ヶ月以上10万円以内(6ヶ月単位) | |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 1.35%~3.65% | 10万円以上1,000万円以内 | 6ヵ月以上10年以内 | |
半田信用金庫 マイカーローン | 1.9%~2.4% | 1万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 3ヵ月以上10年以内 |
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知多信用金庫 カーライフローン | 2.2%〜3.7% | 1,000万円以内(1万円単位) | 3か月以上15年以内 | |
豊川信用金庫 カーライフローン | 1.6% | 1,000万円以内 | 3ヶ月以上15年以内 |
ネット申し込み可全国対応のおすすめマイカーローンはこちら
なかには利率が表記されていないところがありますが、その場合は各金融機関の窓口で相談してくださいね。
またマイカーローンは、金利だけでなく保証料も重要になります。
つい低金利に惹かれがちですが、保証料の有無も確認しておきましょう。当然、無料の場合や・保証料込みのほうが安く利用できます。
変動金利でもっともお得な金融機関は?
チェックしておきたいのは「岡崎信用金庫のおかしん マイカーローン」
岡崎信用金庫は愛知県および中部地方で最大規模の信用金庫の一つです。
固定金利型のところが多いので、あまり比較できる金融機関が少ないですが、岡崎信用金庫の金利は
- 返済期間7年超15年以内 (変動金利):年1.805%〜年3.305%
- 返済期間7年以内(固定金利):年1.38%〜年3.48%
固定金利の選択もできますが、固定金利だと返済年限が短くなり、月々の返済が大きくなってしまう傾向があります。ただ金利を固定できるメリットもあり、金利上昇局面では変動金利よりも、金利が固定され変動しないという面で、心理的な安定性を享受する事ができます。また金利が大きく上昇すると固定の方が安くなるという可能性もあります。
提示金利の幅もある為、最低金利を見て選んでしまうと見積もりが出たときに思っていた金額より高くなってしまう事もありますが、いくつか見積もりを取って比較するようにしましょう。
固定金利でもっともお得な金融機関は?
信用金庫のマイカーローンです。
金利を表示していないところもありますが、たとえば豊川信用金庫なら年1.6%。
信用金庫によって多少差はあるものの、ほとんどのところは年2%〜3%程度で借入ができます。愛知には、他にも愛知信用金庫・豊橋信用金庫・いちい信用金庫・岡崎信用金庫などがあります。
なかには、特定の条件をクリアすると金利引き下げを行ってくれるところもありますね。融資期間に応じてお得になる金利もあるので比較しながら自分に合ったローンを選んでみてください。
各信用金庫のホームページを確認してみるようにしましょう!
保証料は不要のところを選ぼう
先にも述べたように、自動車ローンを選ぶときのポイントは「金利」+「保証料」です。
当然、保証料はかからないほうがメリットになりますね。
ですので、狙い目は「保証料無料」「保証料込み」のローンです。
なぜなら、金利だけでは総支払額が高くなってしまう恐れがあるからです。 誰だって少しでも安い金額で支払いたいと思うもの。 そのためつい「低金利」に惹かれがちですが、保証料が必要になる場合はそのぶんプラスされてしまうので総支払額は高くなります。 しかし、保証料が不要な場合は、金利のみなので総支払額は高くなりませんね。 そのため金利だけでなく保証料も見ることが大切ですので、意識するようにしましょう。
保証料の有無については各金融機関のホームページで確認できます。
なかには表記していないところもありますが、申し込む前に窓口または電話で確認するようにしましょう。
基本的に、低金利を謳っているところは保証料が別途必要になることが多いです。
そして、金利が高く設定されているところほど、保証料がかからないケースが多いです。しっかり条件を確認するようにしましょう。
金利には差がある!注意しよう
注意する点として、「金利の振り幅」があります。
金融機関のホームページを見ると分かりますが、〇%~〇%と書かれていることがあります。
固定金利の場合でもこのように表記されている金融機関がありますが、申し込みの条件によって変わってきます。
たとえば、年1.9%~年3.8%だった場合つい最低金利に気を取られてしまいがちです。 「年1.9%なら有り難い」と思うかもしれませんが、適用されるのは年3.8%かもしれません。 この金利の振り幅を知っておかないと、失敗してしまいます。
金利の振り幅は、信用できる申込者か、借入額はどうなのか、などで変わってきます。
借金などなくクリーンな状態であれば最低金利が適用されるかもしれません。
しかし、借入額によって決まるところは借入額が高くなるほど金利が安く設定されます。
たとえば、200万円のローンを組むとしましょう。
信用で決まるA社の金利は年2%~4%、借入額によって決まるB社は年1%~年3%。年1%のほうが魅力的ですが、B社は借入額が低いと年3%が適用されてしまうでしょう。
A社の場合も、信用性が低いと年4%が適用されますね。
金利の振り幅を知っておくと、安心して申し込みができます。漠然と最低金利だけで選んでしまうと失敗しやすいので、注意しましょう。
地域限定ではない!三菱UFJ銀行の「ネットDEマイカーローン」
メガバンクの一つである三菱UFJ銀行の「ネットDEマイカーローン」は、住んでいる地域に関係なく利用することができる借入商品として人気があります。
変動金利ですが、比較的低金利水準で最長10年、最大1000万円まで借入することができる人気のマイカーローンの一つです。
【変動金利】1.5%〜2.45%(優遇金利1.3%〜2.25%)
金融機関のマイカーローンの多くは、その銀行に口座を持っていることが条件となることが多いのですが、ネットDEマイカーローンは三菱UFJ銀行に口座を持っていない人でも申し込めるのが特徴です。
他社から高い金利で借りてしまった場合の乗り換えローンとして利用することもできます。
一度、チェックしてみましょう。
全国対応!損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」
損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は、固定金利で年1.50%~年3.95%・エコカー割を利用すると年1.40%〜年3.85%の水準で借入する事ができます。
地方銀行で自分に合ったマイカーローンがない場合は、全国対応を探してみるのも良いかもしれません。
金利変動リスクがない・低金利水準で利用可能というだけでなく、迅速な対応・新規口座開設不要・来店不要といった特徴もあります。 土日祝も審査を行っているので、休日でも審査結果を確認できます。 ローン契約のために新規口座を開設する必要もありませんし、Web申し込みと郵送で手続きが完了するのも助かります。 しかも、保証料込み。固定金利・低金利で保証料も込みなら、総支払額も安定しています。 低金利でも保証料込みで考慮すると、総支払額が大きくなる場合もありますので、留意しましょう。
銀行や信用金庫の場合、土日祝は対応していないので不便ですが、こちらなら平日しか空いていないという方でも安心して申し込みができます。
もちろん、地方銀行でもWeb申し込みができるところは全国対応しています。
いろんな金融機関があるので、比較しながら選ぶ事をオススメします。返済シミュレーションで総支払額を比較しながら選ぶと安心でしょう。
銀行とディーラーではどちらが良い?
基本的に、銀行のほうが良い・ディーラーのほうが良いというものはありません。
それでもメリット・デメリットはありますね。
選ぶときは自分に合うか、また総支払額が大きくなりすぎないかなどを重視すると良いでしょう。
それを踏まえたうえで、銀行ローンのメリットは「名義が自分になる」「仮審査ができる」「法定費用も対象になる」「ローンの借換ができる」など。 車の名義が自分になるので嬉しいですね。 なかには、免許取得費用も対象になることがあります。 ちなみに、銀行のローンといえば優遇金利があります。たとえば、給与振込や住宅ローンを同じ金融機関で利用している場合です。 金利引き下げを行ってくれるので、通常金利よりも安く適用してくれるでしょう。 反面、審査が遅く厳しいというデメリットがあります。1週間程度かかる場合もあるので、すぐに対応してほしい人には不向きかもしれません。
仮審査ができるので車が決まる前でも審査を行ってくれますし、自動車税や重量税などもローンの対象として含まれます。
借りた資金を幅広く使えるのは銀行ローンの良いところですね。
ただし借りたお金は車と関係ないことには使えませんので気をつけてください。
一方でディーラーローンは、「審査に通りやすい」「スピーディーな審査」「手続きがラク」などが挙げられますね。 審査が厳しい銀行に比べると、ディーラーは比較的審査が緩いといわれています。 そして、ローンが完済するまで名義がディーラーになるため、無担保ローンより通りやすくなるのでしょう。 銀行は最短でも翌日以降、遅い場合は1週間程度かかるといわれていますから、最短で審査が終わりますね。 その反面、先にも述べたように名義がディーラーなので完済まで車を売ることができませんし、売却代金をローンの残債に充てることもできません。 自動車税や重量税などの法定費用も含まれないので総支払額が大きくなってしまう可能性があるでしょう。
その理由は、「車両本体が担保になる」ため。
審査も、原則当日。より速い場合は、1時間程度で結果が出るといわれています。
手続きもディーラーが行ってくれるので、面倒な手続きをする必要がありません。
マンション駐車場も、自分名義の車検証を提出しないことには契約できない場合があり、非常に面倒です。
下取りor売却
新たな車を購入するためにマイカーローンを組む際に、「今乗っている車はどうしようか?」と考える人は多いのではないでしょうか。
もちろん下取りに出しても良いのですが、その前に自分の車の価値を知っておくことで、損をせずに次の車を購入する際の資金の足しにできたりするので、一度は査定に出してみると良いですよ。
愛車を高く売る方法は、ずばり無料一括査定がおすすめです。
複数の買取店を比較査定できるので、一番高く売れるお店を知ることができます。
同じ買取店でも、お店によって査定結果は違います。 もちろん、車の状態や売れる時期、タイミングなどを知ることも大切です。
最初からひとつのお店で査定してもらうよりも、複数のお店に一括査定してもらったほうがより高額で買い取ってもらうことができますね。
まずは一括査定で愛車を高く買い取ってくれるところを見つけましょう。
申し込みの流れ(7ステップ)
マイカーローンは自動車を購入する際に、多くの人が利用しているサービスですが、最近は店舗に出かけなくても、自宅のパソコンやスマートフォンなどから手軽に申し込めるインターネット完結型のマイカーローンがほとんどです。
愛知県は、地元密着型の地方銀行など、きめ細かなサービスや低金利のお得なマイカーローンも数多くあります。
少しでもお得に利用するために、マイカーローンについてまとめました。まずは、マイカーローンの申込み方法からみていきましょう。
マイカーローンの申し込み方法は、インターネットからの申し込み、店舗に出かけて窓口での申し込み、申込書を郵送するといった方法で行われます。
しかし、どの方法で申し込んでも、申し込みから利用までの流れに変わりはありませんよ。
マイカーローンの基本的な申し込み手続きは、主に次のような流れで行われます。
(1)仮申し込み→(2)仮審査→(3)仮審査の結果連絡→(4)本申し込み→(5)本審査→(6)本審査の結果連絡→(7)契約
(1)仮申し込み
まずは、仮申し込みを行います。金融機関のWebサイト、ディーラーや金融機関の店舗窓口、郵送にて申込書を提出します。
(2)仮審査
仮申し込みで申込書を提出すると、仮審査が行われます。仮審査では、申込書に記載されている内容に間違いがないかなどが確認されます。このため、申込書に記入した勤務先に電話がかかってくることがありますよ。
(3)仮審査の結果連絡
仮審査が終わると、その結果がメールまたは電話で通知されます。
(4)本申し込み
仮申し込みでは申込書のみの提出でしたが、本申込みでは申込書に加えて契約に必要な書類を提出する必要があります。本申込みの方法などは、仮審査の結果通知の際に教えてくれるので心配は無用ですよ。
(5)本審査
本申込みを行うと、改めて審査が行われます。
(6)本審査の結果連絡
本審査後、その結果がメールまたは電話にて通知されます。
(7)契約
本審査に通過すると、マイカーローンの利用に向けて、契約を行います。
店舗の窓口または、契約書や必要書類を郵送しての契約となりますが、Web申し込みでインターネット完結型の場合は、Webサイトの専用フォームで契約できますよ。
契約後、申請した金額が指定口座に振り込まれます。
マイカーローンの審査にかかる時間について
マイカーローンを申し込むと、審査結果が気になります。
少しでも早く結果を知りたいという人が、多いのではないでしょうか。
マイカーローンの審査期間は、カーディーラーや金融機関など、申込先によって異なります。
一般的にはカーディラーの審査が最も早く、続いて信用金庫や労働金庫、地方銀行、JAバンクなどの地域密着型の金融機関、そして最も審査期間が長いのが銀行といわれています。
カーディーラーは申込み後、即日で審査結果がでるケースが大半ですね。 トヨタのお膝元である愛知県はトヨタ自動車のカーディーラーも多いですし、その他のメーカーや外国車のディーラーなどが、顧客サービスの質を高めて他店との差別化を図っていますね。
また申し込み手続きもカーディーラーの担当者が代行してくれるので、面倒な手続きをすることなくローンを組めるのもメリットです。
とはいえ、金利が高いのがネックとなっています。
カーディーラーの金利は4~8%程度のところが多いのですが、銀行は2~4.5%程度。
金融機関の倍近い金利となっているので、返済計画などをしっかりと立てて利用しましょう。
次に速いのが、信用金庫や労働金庫、JAです。
早ければ3日、遅くても1週間程度で審査結果の通知が来るケースが一般的ですね。
そして、銀行の場合は1~2週間程度が目安です。
稀に書類の不備などがあれば、3週間程度かかることもありますよ。
信用金庫や労働金庫、JA以外にも、愛知県の人たちに親しまれている地方銀行も、低金利など使いやすいマイカーローンを提供しています。
また、碧海信用金庫など多くの金融機関がエコカー対象の、お得なマイカーローンを提供しています。
地元密着型の金融機関では、取引実績に応じて金利が引き下げられるケースもありますから、現在利用している金融機関に申込むのもおすすめですよ。
マイカーローンを組む際に必要な書類
マイカーローンの申込時には、審査や契約に必要な書類を提出します。スムーズに申し込み・契約をすませるためにも、必要な書類を確認して用意しておきましょう。
申込時に必要なのは主に、(1)本人確認ができる書類、(2)年収がわかる書類、(3)使用用途が確認できる書類の3種類です。
(1)本人確認ができる書類
申込者が本人であることを確認するためのもので、運転免許証やパスポート、あるいは個人番号カードや顔写真付きの住民基本台帳カードなどのうち、いずれかのコピーを提出します。
(2)年収がわかる書類
申込書に記載した年収に間違いがないことを証明するための書類です。会社員などの場合は、源泉徴収票か所得証明書。個人経営者の場合は確定申告書と確定申告書表か、納税証明書のコピーを提出するのが一般的ですね。
(3)使用用途が確認できる書類
マイカーローンは車の購入など、車に関する資金を借り入れるためのサービスです。子どもの教育費や海外旅行など、他の用途に使うことはできません。
このため、ローンで借り入れたお金の使いみちがわかる書類も必要です。車の購入金額が記載された請求書、契約書、注文書などの書類が必要です。
まだ、どの車を購入するかはっきりと決めていない時点での申し込みでは、カタログなどの提出も認められていますが、後日改めて金額のわかる請求書などの書類する必要がありますよ。
審査に通らなかった時の対策
マイカーローンは審査に通らないと利用できませんよね。審査に通らないのは、どのような場合なのでしょうか。
まず最低条件として、申し込み条件を満たしていることが必要です。
一般的な申し込み条件は、年齢が20歳以上で、完済時の年齢が75歳以下(年齢は金融機関によって異なります)、安定した収入がある人です。
また、このほかにも条件を設けている金融機関もありますよ。
例えば、JAバンクあいちのマイカーローンでは年収が200万円以上、勤続年数1年以上などの条件を設けています。
これら申し込み条件を満たした上で、それぞれの金融機関や保証会社の審査基準をクリアしなければ審査で承認を得ることはできません。
しかしマイカーローンなど借り入れの審査について詳しく公表されていません。
このため過去の事例などから推察するしかありませんが、主に次のような理由で審査に通らないのではないかと考えられています。
(1)申込書の内容に虚偽などの不備がある
実際の年収よりも多い、勤務場所が違うなど、申込書の内容が実際と異なる場合、申込書に嘘を書いたことになりますよね。金銭の貸し借りの契約では、信用が何よりも重んじられます。申込書に嘘を書くとそれだけで信用がなくなり、審査に通る可能性が非常に低くなります。
収入や勤務先に不安を感じるなどの理由で、実際とは異なる内容を記載しても、必ずバレますよ。申込書の内容は正確に記載しましょう。そして記入後は、書き間違いや記入漏れがないかを確認してから提出することがポイントです。
(2)他からの借入金額が多い
マイカーローンの申込時に、すでに何らかの借り入れをしている場合は、借入残高に注意しましょう。現在も借り入れがあるのに、さらにマイカーローンを利用すると、月々の返済負担が増えますよね。そうなると、家計を圧迫しますから、毎月返済するのが困難になる可能性があります。このため、他からの借入額が多い場合は、返済能力が低いと判断されて、審査に通らないケースがあります。
借入額が多いと感じる人は、現在借りている借金をある程度返済してから、マイカーローンを申し込むことをおすすめします。
(3)同時に複数のマイカーローンに申し込んだ
審査に落ちたときのために、マイカーローンの申し込みを同時に行う人もいるのですが、これはおすすめできない方法ですよ。金融機関はローンの申込みがあると、個人の信用情報を必ずチェックします。他社への借り入れ申し込み状況も信用情報に記載されますから、複数に申し込んでいることがすぐにバレてしまいますよ。
複数に申し込むのは個人の判断で自由ですが、金融機関は審査に落ちるようなリスクを抱えているのではいかと判断するので、審査に通りにくくなるのです。
特に注意しなければならないのが、審査待ちの期間にクレジットカードを申込むことです。この時期にクレジットカードを申し込むと、審査に通らない可能性が非常に高くなるので注意してくださいね。
(4)過去の借り入れで契約違反などのトラブルがあった
過去に借り入れをして滞納をした、契約違反で解約された、返済できなくて債務整理をしたなど、借り入れのトラブルがあると、信用情報に記載されるので、審査に通らない可能性が大きくなります。特に、過去に債務整理をした人は5年~8年程度の期間、個人情報に記録が残ります。この記録が残っている期間は、審査には通りません。
過去の借金でトラブルがあった人は、信用情報に記載されているか確認してみましょう。信用情報は日本信用情報機構、シーアイシー、全国銀行個人信用情報センターの3つの個人信用情報機関が管理・収集しています。これらの機関に、個人情報の開示を請求すると、信用情報の内容を確認できますよ。
マイカーローンと住宅ローンの関係
人生で最も大きな買い物といえば、マイホームではないでしょうか。そして自動車も高価な買い物ですよね。
このため、自宅や自動車の購入時には、ローンで分割払いするケースが大半だと思います。
では、住宅ローンとマイカーローンの2つを利用する際の審査は、どのように行われるのでしょうか。
住宅も車もローンで購入する場合は、申し込む順序が大切です。先に住宅ローンを申し込んで利用し、その後にマイカーローンを申し込んだほうが審査に通る確率が高くなりますよ。
というのも、自動車と住宅を比べると、住宅のほうが圧倒的に高額だからです。
このため住宅ローンの審査は、かなり厳しいことで知られていますよね。
借入時の審査では各金融機関などが、年収に対する返済額の割合(総返済負担率)を決めています。
例えば住宅金融機構が金融機関と提携し、提供する住宅ローンフラット35の場合の総返済負担率は、年収が400万円未満の人は30%以下、400万円以上の人は35%以下と決められています。
例えば年収400万円の人が総返済負担率30%のフラット35を利用する場合、1年間に返済できる金額120万円(月々10万円)となります。
年収が上がらない限り、年間120万円の返済で返済期間内に完済できる金額しか、借り入れることはできないのです。
そして現在マイカーローンを利用している人が住宅ローンを申し込む場合、マイカーローンの返済額も住宅ローンの総返済負担率に組み込んで計算されます。
たとえば、マイカーローンで年間30万円ずつ返済する場合、住宅ローンの年間返済額は120万円-30万円=90万円になります。毎年90万円の返済で完済できる金額しか、お金を借りることはできません。借り入れ上限額が低くなるので、住宅ローンの審査に通りにくくなるのです。
では、すでに住宅ローンを利用している人が、マイカーローンを申し込む場合はどうでしょうか。
このような場合でも、総返済負担率が適用されます。
ですから、返済負担率ぎりぎり、つまり借り入れ上限額ぎりぎりまで住宅ローンを借りていれば、マイカーローンの審査には通りにくくなるのです。
しかし車は住宅に比べて価格が低いですし、金利も住宅ローンより高めですよね。このため、総返済負担率も高めに設定されている金融機関もあります。
たとえば総返済負担率が40%など、住宅ローンに比べて審査基準が緩いですから、住宅ローンをある程度返済しているなど、総返済負担率に余裕がある場合は審査に通りやすくなりますよ。
返済方法について
マイカーローンの返済方法は、毎月、指定口座から返済金額の引き落としによって支払います。
返済時には元金と金利の両方を支払っていきますが、支払い方法には元利均等返済と、元金均等返済の2つの方法がありますよ。
元利均等返済は、月々の返済額が決まっている返済方法です。 また、返済開始時の返済額が低いので、初期の返済負担が軽いのもメリットですよ。
毎月の返済額が決まっているので、家計の予算が立てやすいのが特徴ですね。
その一方で、借入残高の減るのが遅くなり、長期間に渡って返済を続けなければいけないというデメリットがあります。
元金均等返済は、月々の返済額のうち、元金の返済額のみ一定となる返済方法です。
借り入れ当初の返済額が高くなるのがデメリットですが、返済を続けていくほど元金が減っていくので、元利均等返済に比べて総返済額が少なくなりますよ。
元利均等返済か、元金均等返済かはローンによって異なります。
元利均等返済と元金均等返済の両方に対応しており、どちらかを選べるマイカーローンもありますよ。
繰り上げ返済について
マイカーローンに限らず、借りたお金には金利がつきますよね。返済時には、金利も支払わなければいけません。
少しでもお得にマイカーローンを利用するなら、いかに金利を節約するかを考えましょう。
金利を節約するための基本は、少しでも早く完済することですよね。月々の支払額を多くして、早期に完済させたいところですが、家計の負担を考えるとムリな返済は禁物です。
返済額を高く設定すると、急な出費があった月などにお金の工面ができず、返済が期日に間に合わないなどトラブルが発生する可能性が高くなるからです。
月々の返済に多くの負担をかけずに、少しでも早くローンを完済する方法としておすすめなのが、繰上げ返済です。
繰り上げ返済とはその名前の通り、残りの支払いを繰り上げて返済する方法で、残高の一部のみを繰り上げて返済する一部繰り上げ返済と、残高のすべてを一気に返済してローンを完済する全額繰上返済がありますよ。
一部繰上返済ではボーナス月に返済額を多くして返済するのが一般的です。
全額繰上返済はローンを返済しつつ貯金をして、完済できる金額までお金がたまった時点で一気に返済します。このようにして返済期間を短くすると、利息を節約できますよね。
しかし、繰り上げ返済はすべてのマイカーローンが対応しているわけではありません。
カーディーラーや金融機関によっては、繰り上げ返済に対応していないところがあるので、申込み時にチェックしておきましょう。
また、繰り上げ返済に対応していても、一部繰上返済の上限回数を制限していたり、全額繰上返済のみにしか対応していなかったりする金融機関もありますよ。
さらに繰り上げ返済の利用時に、手数料を支払わなければならない金融機関も多いのです。
手数料の金額は金融機関や繰り上げ返済を行う時期などによって異なりますが、1,000~6,000円程度となっています。
しかしなかには、手数料無料で繰り上げ返済に対応する金融機関もありますよ。マイカーローン選びでは、繰り上げ返済の手数料についてもチェックを忘れないようにしましょう。
利用用途について
マイカーローンは主に車の購入資金のために利用しますよね。
しかし最近は、車の購入以外の目的でも利用できるマイカーローンが増えてきました。
自動車の購入だけでなく、レジャーボートの購入にも利用できる商品、オートバイの購入に限定した商品もありますよ。
また、車両購入以外に自動車免許取得、車検、自動車の修理、他社のマイカーローンからの借り換えなど、さまざまな用途に対応している商品も少なくありません。
自動車の普及率は公共交通機関が発達している都市部では低く、地方の方が高いのが特徴です。
しかし、中部でも中心的な都市である愛知県は、全国でも自動車の普及率が高いエリアです。
トヨタのお膝元だからかもしれませんね。日本自動車工業会の調査によると、愛知県の自家用車の保有割合は128.3%。東京都の44.5%、大阪府の65.1%、神奈川県の72.0%に比べて、極めて高い普及率を誇っています。
このため、マイカーローンのサービスを充実させている金融機関が多数ありますよ。
例えば愛知銀行のマイカーローンは、車購入なら新車・中古車・バイクの購入に対応、車検費用や自動車学校の教習費用、他社のマイカーローンからの借り換えもマイカーローンの対象となっています。
碧海信用金庫も愛知銀行と同様の用途がローン対象となっていますし、カーナビなどカー用品の購入にもローンが使えます。
マイカーローンを利用する際は、車購入以外の使いみちもぜひ確認してみてくださいね。
まとめ
愛知県でマイカーローンを利用する際に、参考にしていただきたい事柄をご紹介しました。
車の購入はもちろんのこと、既存マイカーローンの借り換え、車の修理、教習所費用など、車関連資金のローンの利用を検討する際に、参考にしてくださいね。
手間を省いてスピーディーに手続きを行うならカーディーラーが便利ですが、金利はかなり高くなります。金利を節約するなら、金融機関のサービスの利用がおすすめですよ。
マイカーローンは金利の低いところから借りるのがお得ですが、きめ細かなサービス、手数料、利用できる用途なども考慮して決めることをおすすめします。