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中古車を売るのに一番いい時期はいつなのでしょうか?
車の買い替えや売却を考えていて、現在の愛車を売ろうとは思うものの、
果たして今売って高く売る事が出来るのか?
そもそも中古車が高く売れる時期っていつなの?
そんな疑問を持った事はありませんか?
中古車を売る一番いい時期はいつ?
中古車を売る一番いい時期は、一般的には2月から3月というのが定説になっていますが、厳密に言うと全ての車が必ずしもこの時期に一番高く売れる、いわゆる”売るのに一番いい時期”というわけではありません。
基本的に中古車に限らず、物が売れるというのは市場の需要と供給のバランスで決まりますので、中古車を売りたい地域やその車種、季節によって、買取価格も変わってきます。
需要が高い時期と低い時期
真冬の北海道でオープンカーが欲しいか
真冬の北海道といえば、道路は分厚い雪で覆われて、吹雪く日も多い時期です。
そんな時期の北海道で、スポーツタイプのオープンカーの需要があるかと言ったら、まずほとんどないですね。
おまけにスポーツカーといえばFR(後輪駆動)が主流ですが、FR車は根本的に雪道は苦手です。
なので、ますますスポーツタイプの車は売れにくい=需要がないという事になります。
その反面、夏の北海道といえば、暑くも無く寒くも無く、心地よい風に包まれて過ごす事が出来る時期ですが、こういった時期に広大な北海道の、何処までも続く広い道を颯爽とオープンカーで駆け抜けたら、さぞかし気持ちが良い事でしょう。
実際は冬の方が長い北海道で、夏を満喫する為だけにオープンカーを購入する方は少ないかもしれませんが、このように車を売るのに一番いい時期というのは、様々な要因で変わるという事ですね。
中古車を売る一番いい時期を整理すると
2月から3月が中古車を売るのにいい時期という理由は、4月の新社会人や大学生に中古車のニーズが高まるからです。
なので、その前の2月から3月頃に売却すると買取業者も需要が高まる時期のオークションで高値で流せるため、少々高い金額で中古車を買い取っても十分儲けが出せるという事です。
ただし、この時期に高値での買い取りが期待できる車種は、新社会人や学生さんなどの、まだお金があんまりない人でも手が出しやすいコンパクトカーになります。
ミニバンや大型セダンを、新社会人がいきなり選ぶ事はあまりないですよね。
また3月と言えば大体どこの業種も決算時期になりますので、そういった関係から市場が活性化するのも、中古車がこの時期に高く売れる要因といえます。
そして、夏と冬はご存じの通りボーナスシーズンになりますので、この時期も車等の大きな買い物をしようと決断される方が増えるため、中古車の売却タイミングとしては良い時期と言えます。
車を売りたいと考えていて、今このサイトをご覧になっているのが上記のタイミングでしたら、一度買取査定の見積もりをしてみるのも良いですね。
その他の中古車売るのにいい時期やタイミング
車は国産車、外車に関わらず、一定の期間でも新型車に切り替わる、「モデルチェンジ」を繰り返します。
商品の魅力を維持して、長く自動車ユーザーを引き付けるためには、最先端のスタイリングや性能を取り入れた自動車を市場に供給する必要があり、それらが供給され始めると旧モデルからの乗り換え需要が増えます。
旧モデルからの乗り換えが増えるということは、市場には旧モデルが供給過剰状態になるわけで、そうなるとその中古車の価値は一気に下落してしまいます。
なので・・・
一般にいわれる中古車が高く売れる時期に拘りすぎると高値で売り損ねた!
という事になったりしますので、車を売る事を考えているのなら、今自分が乗っている車種のモデルチェンジタイミングなんかもウォッチしておいた方が良いと言えますね。
車の査定額は、一日単位で変動するといわれています。
新車登録された日から一日でも多く過ぎると、それだけ査定価格も下落していきます。
そういった意味では、売りたいと思った時が一番いいタイミングとも言えそうですね。
車の買取はどこがいいのか
車を売りたいと思った時、買取査定に出すのはどこがいいのか?また車の買取業者は中小大手含め沢山あるけど、いったいどこの業者がいいのか?
ネットで車の買取について調べると、いろんな情報が山のように出てきて、結局どこがいいのかよく判らない・・と思う事もありますね。
- ディーラーにお願いする。
- 買取専門業者にお願いする
- ネットオークション等の個人売買で売る
3.の、ネットオークション等の個人売買で売るというのは、買取とはちょっと形態が異なるので、ここではその詳細は省略します。
ディーラーにお願いする
まず1.の、”ディーラーにお願いする”は、次の車をそのディーラーから購入する時がほとんどで、いわゆる「下取り」ですね。
この下取の場合は、次に購入する新しい車の、購入費用の一部として補填される事になります。
例えば次に新車を購入する場合、人気の車種だとほとんど値引きが期待できないケースもありますが、その際に下取価格を上乗せして、補填してくれる場合もあります。
実際のところ本当に下取価格が上乗せされたのか、もともとは値引きがないと言いながらいくらかの枠があるけど、それを表に出さないようにするためにあえて下取価格を上乗せして補填したように見せているのかは分からないところです。
自動車メーカーは自社の新車がいきなり値引きされて売られるのを嫌いますので、販売店にも値引き販売を行わないように通達したりしていますので、販売直後の新型車などは後者の方ではないかと思います。
買取専門業者にお願いする
2.の、”買取専門業者にお願いする”についてですが、これも実際には以下のような二つの選択肢があると思います。
-
- 自分の住んでいる地元の中古車屋や買取専門業者に売る
- 地元には無いけど、TVCMやネットに出ている、大手の買取専門業者に売る
自分の住んでいる地元の中古車屋や買取専門業者に買い取ってもらう場合は、直接行ってその場で査定してもらい、即売却できるというメリットがあります。
その一方で、地元にある小さな中古車業者とかだと、実は経営状態が非常に悪くて、自転車操業状態だったりする場合があります。
そんなところで買取り契約すると、思うような値段が付かなかったり、買取代金を支払ってもらう前に会社が倒産してしまい車だけ持っていかれて売却代金が手に入らなかった・・・なんて言う事にもなりかねません。
車の買取で減額されるケース
車の買取査定金額を、売買契約後に減額されたという話はよく耳にしますし、ネット上でも査定金額の減額によるトラブル事例などが数多く掲載されています。
実際に、車の買取査定で、売買契約後に査定金額が減額されたりするケースはどのような時なのでしょうか?
瑕疵担保責任という考え方
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)とは、
売買などの有償契約において,その目的物件に,一般の人では簡単に発見できないような瑕疵 (欠陥) があった場合,売主などの引渡し義務者が,買主などの権利者に対して負わねばならない担保責任のこと。
出典:コトバンク
という事ですが、車の買い取り査定金額の減額トラブルの事例を見ると、この瑕疵担保責任が云々といった内容が多く見受けられますが、この中で”一般の人では簡単に発見できないような”がポイントではないかと思います。
車の買取査定を依頼すると、専門の査定員によって、車の状態を確認し、査定金額が算出されます。
この査定員は、瑕疵担保責任の中でいう、”一般の人”に該当するのでしょうか?
まがりなりにも、買取査定業者の査定員は、プロとしてその仕事で飯を食っているわけですから、それを一般の人として瑕疵担保責任を主張するのはやはりおかしいのではないかと思います。
ただ、一般の人という定義も曖昧なので一概にどうとは言いづらいのですが、プロならば自分の仕事にきっちり自信と責任を持ってもらいたいと、個人的には思ったりします。
その一方で、やはり明らかな事故歴であるとか、実際に走行してみないと判らない不具合など、停車状態の車の査定だけでは発見できないような欠陥部分については、きちんとその内容を伝えておかないといけません。
やはりごまかそうとすれば必ずぼろが出ますし、結果的には痛いしっぺ返しを食らう事にもなりますので、車の買取査定を行う際には、査定員と正直ベースでしっかりと信頼関係を築く事も大切なのではないかと思います。
やはりお互い人間なので、気持よく取引できるに越した事はありませんし、結果的にはその方が高額査定に繋がったりするものです。
買取代金は買取契約が完了するまで手をつけない方が良い
ただやはり、最悪は買取査定額の減額でトラブルになるケースは起きるかもしれないという事を、予め頭に入れておく事も重要です。
買取査定金額が減額されて最も困るのは、
”既に最初に提示された査定金額が入金されていて、そのお金を既に使ってしまった”
というケースです。
特に、次の車の頭金で、販売店に既に支払ってしまい、それを含めて次の車のローン契約が完了している場合などは何かと面倒な手続きも必要になってきます。
ちなみにこれは、オークション等の個人売買でもよく起きるトラブルで、オークションの場合、取引の形態は原則入金後の車両渡しです。
したがって、落札者から入金されたお金を車両を引き渡す前に使ってしまうと、もしキャンセルの申し出があった際にお金が返せなくなってしまいます。
なので、車の買取代金は、売買形態に関わらず双方が納得する形で買取契約が完了するまで手をつけない方が良いと言えるでしょう。
車の買い取りをオンライン査定で行うメリット・デメリット
車の買取査定は、インターネットを通じて簡単かつ手軽に行えるようになりました。
インターネットでの買取査定は、「オンライン査定」と呼ばれていますが、オンライン査定のメリットやデメリットを整理してみたいと思います。
オンライン査定のメリット
まず、オンライン査定のメリットですが、オフライン(地元の買取業者などを実際に訪問する)と比べた場合は、以下の通りです。
①圧倒的に手間が掛からない
通常、買取査定見積もりを取る場合は、自分の住んでいる地域の中古車業者や買取り専門店、または新車ディーラなどに車を持ち込んで買取査定金額を算出してもらいます。
この場合、中古車屋や買取業者の店舗まで自分がわざわざ出向かないといけませんし、ちょっと離れた所になるとガソリン代も馬鹿になりません。
会社勤めをしている方だったら、どうしても店舗に行けるのが休日になりますが、その日が雨だったりしたら面倒ですよね。
また、せっかく店舗まで出向いて行っても、その買取業者のニーズに合っていない車種だったりすると、適当にあしらわれた・・といった事例もあるようです。
オンライン査定の場合だと、インターネットを使って自宅にいながら買取り査定見積もりを依頼する事ができます。
そして、実際の車を見ての査定、いわゆる「現車確認」は、見積もり依頼をした買取業者が、自宅もしくは指定する場所まで来てくれる出張査定なので、自分が買取業者などに車を持ち込む必要はありません。
例えば、車検切れで動かす事が出来ない車を売りたい時などは非常に便利ですね。
もちろん出張査定は無料です。
②複数の業者に一括見積もりできるので、高価買取が期待できる。
オンライン査定は、複数の買取業者に一括見積もりを行います。
車を所有している地域にもよりますが、最大で10社くらいの買取査定業者へ見積もり依頼する事が可能です。
この複数の買取業者へ一括見積もりが出来るというのは、手間が掛からないという事に加え、買取金額を引き上げる事が可能になります。
複数の買取業者の見積もり結果を基に、一番高い見積もりを提示してくれたところに売れば良いですし、出張査定を同時にする事で、その場で競合させて更に査定金額をアップさせる事も出来ます。
オンライン査定のデメリット
次にオンライン査定のデメリットですが、
複数の買取査定業者から電話がかかってくるので面倒
オンライン査定を申し込む際には、自分の連絡先の電話番号入力が必須となります。
見積もり依頼を受けた業者は、依頼してきたユーザーとコンタクトを取るために、オンライン査定を申し込むと夜の遅い時間でなければ数分くらいで電話が掛かってきます。
人によってはこの電話が結構ウザかったりしますが、最近は電話ではなくメールで連絡してくれる場合も多いので、それほど気にする必要はないと思います。
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