社長や取締役など会社経営者・会社役員の場合の休業損害

Advertisement(広告)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

交通事故で仕事を休んで、給与が減ったり売上が下がったりしてしまった場合に、減少した分の給与や売上を損害賠償として請求する事ができます。このような補償を「休業損害」と言います。

参考:休業損害の計算方法に関する基礎知識

この休業損害は、サラリーマンなら勤めている会社に「休業損害証明書」を発行して貰うことによって、簡単に損害賠償額を証明する事ができます。

参考:サラリーマン・OL(給与所得者)の休業損害(収入日額)

しかし、会社経営者(代表取締役社長や会長)や会社役員(取締役や監査役etc)の休業損害算定の場合には簡単にいきません。それは何故なのか?まだどのように算定するのかについて見て行きたいと思います。

 

Advertisement(広告)
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

会社経営者や会社役員の給与の考え方

なぜサラリーマンのように簡単に証明ができないのかというと、会社経営者や会社役員は以下の2種類の給与で構成されているからです。

  • 労務対価部分・・・休業損害として認められる
  • 役員報酬部分・・・休業損害として認められない

労務対価部分とは、接客・営業などの実際の労働に対して支払われるものです。これは、役員では無い会社員が受け取る給与と同様の性質であると言えます。

一方、役員報酬とは利益の配当部分の事を言い、労働に対する報酬ではなく役員としての地位に対する報酬で、働いていなくても毎月支払われるものです。ということは、事故で入院して仕事ができなくても役員報酬は毎月支払われる事になるわけです。

従って、会社役員の休業損害を算定する場合、休業したとしても支払われる役員報酬は損害を算定する上では除外し、「労務対価部分のみ」を算出することになります。しかし、会社役員の「労務対価部分」を算出・証明することが中々難しいので、損保会社との間で争いになる事が多いです。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

会社役員等の労務対価部分算定方法

会社役員等の給与は「役員報酬」と「労務対価部分」の線引が明確にされていない事が多いので、両者をどのように切り分けるかが問題になってきます。

弁護士基準では「職務内容やその他の役員・従業員の給与またその推移などの決算資料」を参考にしつつ、全報酬額の割合で算定する方法が多く採用されています。

労務対価部分算定の判例紹介

■給与額310万円の会社代表の判例
代表自身が専門的な労務を提供し、事故前と事故後の売上を比較した結果、相当額の売上が減少している事から給与額に占める労務対価部分は多いとして、給与額の80%を労務対価部分として認めた例

会社の規模が小さい場合は100%認められる事も有る

なお、会社の規模が小さければ労務対価部分を100%と考える場合あります。なぜなら、従業員が0人であるような場合、会社の売上全体を経営者が一手に担っている事になるからです。

また、従業員が数人いた場合であっても、会社経営者や役員が入院中は「店を閉めざるを得ない場合等」も労務対価が100%になると考えられます。

Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

社外監査役や社外取締役は労務対価部分0%

社外の役員とは、会社には在籍していないが役員としての地位についている人達の事で、このような役員は会社に対して労務を提供している事がほとんど有りませんので、給与のほとんどを役員報酬部分が占めると考えられます。(労務対価部分は0%となり、休業損害は認められない事が多い)。

役員個人ではなく、会社が損害賠償請求権を取得する事もある

役員が欠勤しているにも関わらず、会社が給与を支払っている場合には、役員個人の損害賠償請求権を会社が取得したとして取扱います。

この場合、会社は役員から労働を提供されなかったのに、労務対価を支払っている事になります。つまり、本来払う必要の無い支出が発生していると判断して、会社に損害賠償請求権を認めるのです。

会社の休業損害を認めた判例紹介

■年約1700万円の給与の会社代表の判例
事故後も事故前と同様の額を会社代表に支払っていた会社について、給与額の80%を労務対価部分として会社の損害とした例

 

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

最新Newsを『X』で確認!『X』開始しました

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!