【ノーロス・ノープロフィットの原則】とは

Advertisement(広告)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

ノーロスノープロフィットの原則

民間の損保会社が販売している任意保険の保険料には、当然のことながら企業利益分が上乗せされています。

私企業ですから営利を追求するのは当然のことであり、この企業利益分をどれだけ含めるのかによって保険料は変わってきます。もちろん、会社としての経費の状況も関係してくるのは言うまでも有りません。

一方、強制保険である自賠責保険の場合はどうなっているのでしょうか?利益が出ても良いのでしょうか?この記事では、自賠責保険に適用されている「ノーロス・ノープロフィットの原則」について詳しく見ていきたいと思います。

Advertisement(広告)
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

ノーロス・ノープロフィットの原則とは

ノーロス・ノープロフィットの原則

自賠責保険の保険料を決定する上で守らなければならない原則が【ノーロス・ノープロフィットの原則】と呼ばれるものです。ノーロス・ノープロフィットの原則は自賠法25条で以下のように規定されています。

責任保険の保険料率及び責任共済の共済掛金率は、能率的な経営の下における適正な原価を償う範囲内でできる限り低いものでなければならない。

条文だけ見ると小難しく感じますが、要は自賠責保険は利益も損失も出ないように運用される必要がある、という事が書かれています。これをノーロス(損失)・ノープロフィット(利益)の原則と言います。

自賠責保険は、あくまで国主導で、交通事故の被害者の救済を目的として全ドライバーに加入を義務付けているものなので、そこからは利益も損失も出してはならないという考えです。

民間企業に自賠責保険の引受を義務付ける矛盾

自賠責保険はノーロス・ノープロフィットの原則を元に運営されていますが、実際に引受・運営業務をしているのは”民間の損害保険会社”です。

しかも、自賠責保険の引受は民間損害保険会社の義務とされています。つまり、自賠責保険の引受けをしないのであれば、自動車保険(任意保険)の販売もしたらダメ!という事になっているわけです。

民間企業に、強制保険の引受を義務付けているにも関わらず、そこから利益を出してはいけないと言うのは少し強引な気がしませんか?と言っても、もちろん自賠責にかかる経費分はしっかりと支給されますけどね。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

【参考】自賠責保険料を算定する際に加味されている項目

ノーロス・ノープロフィットの原則が適用される自賠責保険料は、色々な項目を加味して計算されています。以下、主だったものを簡単に見てみましょう。

    • 保険金支払原資

交通事故が起こる確率や1事故当たりの損害額を元に保険金支払原資となる保険料を算出します。

    • 損害保険会社の経費

自賠責保険加入に係る手続き費用や自賠責に関連した調査費用、代理店等に対する代理店フィーなどが該当します。

    • 過去の運用利益や運用損失

ノーロス・ノープロフィットの原則は有りますが、毎年毎年収支がピッタリ一致するわけではなく、必ずいくらかの誤差が生じます。この誤差(運用利益の場合もあれば運用損失の場合も有る)は翌年度以降の保険料に反映されます。


以上の項目を主として、他にも賃金統計や物価統計なども加味した上で自賠責保険料は決まります。

また、車種(普通乗用車や貨物自動車、バイク等の区分)によって、事故発生率や1事故当たりの損害額が違いますので、自賠責保険の金額も車種ごとに当然異なります。(年齢や性別・等級などによって金額が変わる任意保険よりは圧倒的に画一的な価格設定ですが。)

こうした項目を考慮して、損害保険算出機構が基準料率を算出します。そして、”金融庁”及び”自賠責保険審議会”にて当該基準料率が適正かどうかの判断が下され、最終的な自賠責保険料が決定されます。

なお、自賠責保険料は毎年改定の検討がなされます。最新の自賠責保険料は下記記事を参照して下さい。

参考記事:自賠責保険料の金額早見表!

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

最新Newsを『X』で確認!『X』開始しました

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする