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よく街中を歩いていると「保険の見直し」をキーフレーズとした保険屋さんをみかけますよね。
これは一般的には生命保険や医療保険の見直しを相談する店舗が多いです。
保険の見直しには「保険料の見直し」と「補償内容の見直し」があり、ライフスタイルや必要性に応じてこれらを見直していくことが必要になります。
そして生命保険だけでなく、「自動車保険」にも見直しをすべきタイミングがあるのです。
様々なタイミングの中でも、ここでは「妊娠・出産」時の自動車保険の見直しについて見ていきましょう。
妊娠・出産時に車の買い替え
妊娠や出産をすると家族が増えることになるので、今の車だと手狭になったり、特に乗っている車がスポーツカー等の場合には、子育てには不向きということもあります。
また、祖父母やママ友家族と出かける場合など、セダンでは狭い!ということも有りますよね。
そこで、セダンからミニバンに買い換えたり、妻が妊娠を機に退職するので2台あった車を1台にまとめる、といった様な計画を立てる必要が出てきます。
この自動車を買い換えるタイミングに自動車保険を見直すことで、保険料の節約が出来る可能性があるのです。
契約車両入れ替えによる節約
例えば、夫がハッチバック(10等級)・妻が軽自動車(18等級)に乗っていて、妊娠をきっかけに「ハッチバックを新車のミニバンに買い換えよう」という計画を夫婦で立てたとしましょう。
軽自動車よりも新車のミニバンの方が一般的に車両価値が高くなり、保険料も高くなります(恐らく、新車であれば車両保険にも入るでしょうからその部分が高くなるという意味)。
そして、夫の等級が10等級で妻が18等級なので、妻名義で自動車保険に入った方が保険料が安くなります。
そこで、夫が軽自動車の保険に入り、妻がミニバンの保険に入ることで保険料の節約が出来るのです。
通常であれば、自動車保険の契約は所有者の契約している車を買い替える時に入れ替える、ということになります。
しかし「夫婦間や同居の親族の場合には、記名被保険者を変更しても等級を引き継ぐことが出来る」という点を活用して、保険料の節約が出来る可能性があるのです。
用途・条件変更による節約
一般的に自動車保険に加入する場合、車の使用目的を「業務」・「通勤・通学」・「日常・レジャー使用」から選ぶ事になります。(「主に家庭用」「主に業務用」の二択の保険会社もあります。⇒使用目的区分毎の保険料の詳細はこちら)
「日常・レジャー使用」の方が「通勤・通学」よりも使用頻度が低いという前提なので、保険料も安くなります。
現状が「通勤・通学」で契約している方は、出産を機に「日常・レジャー使用」の要件を満たすか確認する事をオススメします。
また、妊娠・出産を機に奥様が運転をしなくなることもあります。
この場合は、契約上の運転者の範囲から奥様を外すことで、保険料が安くなります。
この手続きは契約期間中でも可能なので、該当する方は是非手続きをしましょう。(運転者範囲限定で保険料を節約)
補足ですが、出産を機に運転をしなくなったため、保険を解約することもあるでしょう。
しかし、後々になってやはりまた車を運転する様になったという場合、単純に保険契約を解約しただけだと当時の等級が引き継げなくなってしまいます。
等級については、しっかりと手続きを踏んでおけば10年間は維持することが出来るので、車に乗らなくなったという時でも念のために手続きをしておきましょうね。
詳しくは、中断手続きで等級を保存しておけば、10年後でも同じ等級から始められて節約になるで解説しているので参考にして下さい。
妊娠による中断の場合は3年が限度になりますが、妊娠中断の対象になるのは「バイク」の場合で「自動車」は対象外となっている所がほとんどです。
通常の中断を利用される事をオススメします。
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