ソニー損保のおりても特約とは

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車から降りる家族

おりても特約は、ソニー損保だけで契約できるオリジナル商品。

「この特約が有るから」という理由でソニー損保を選ぶ人もいるんだとか。

この「おりても特約」は複数の特約からなるセット商品で、以下の2つの特約から構成されています。

  • ①おりても傷害特約
  • ②おりても身の回り品補償特約

:以前までは「おりても賠償特約」を含めた3つの特約から構成されていましたが、2017年4月以降の契約から補償範囲が縮小されています。

特に、前契約でおりても特約を付帯していた人は注意して下さい。

なお、「おりても」という名称が付いているように、この特約は「車で出かけて、車から降りている時」のケガ・物の損傷を補償してくれる特約です。

車を使っていない時は利用できない、という事は覚えておいて下さい。

また、2つの特約全てで就業中・通勤中に関する損害は補償の対象外です。

あくまでもレジャーに出かけた際の補償をしてくれる特約です。

では、それぞれの特約について見て行きましょう。

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おりても傷害特約

おりても特約

車で出かけた外出先で、車を降りてから車に戻ってくる間などに、ケガをした場合に補償をしてくれる特約です。

  • 草野球に出かけて投手が投げたボールが顔面に当たった
  • スノーボードをしている最中に木にぶつかり転倒
  • ゴルフ中に友人がスイングしたクラブでケガをした

などなどの場合に使える特約です。

補償範囲は「①本人限定②本人及び配偶者③本人・配偶者・家族」の3つのパターンから選択できます。

なお、「車での外出の有無」に関係なく補償を受けたいなら、「傷害保険」か「自動車保険の傷害特約(ソニー損保には有りません)」の加入を検討しましょう。

口数により補償金額が変わる

一般的な損害保険と同じように、おりても特約の補償は「口数」によって、補償金額が変わります。

1口あたりの補償金額は以下の通りです。

  • ①死亡保険金・・・100万円
  • ②後遺障害保険金・・・程度に応じて4万円~100万円
  • ③入院保険金・・・日額1,000円
  • ④手術保険金・・・手術内容に応じて1万円~4万円
  • ⑤通院保険金・・・日額300円(90日が限度)
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おりても身の回り品補償特約

落として壊れてしまったカメラ

出先で携行していた身の回り品が破損したり、盗難されたりした場合に補償される特約。

  • 出先の景色を取るために持っていったデジカメを落としてしまった
  • 釣りをしている最中に竿を盗まれてしまった etc

補償限度額は「年間10万円(免責金額5,000円)」が設定されています。

また、おりても傷害特約と違って、家族全員が補償対象です。

あと、補償対象外となる身の回り品も有ります。

例えば、現金や有価証券・コンタクトレンズ・パソコン・スマホなどですね。

車のキャリーに積んである「自転車やスキーボード」なども補償されません。

契約する前に約款でしっかり確認しておきましょう。

なお、おりても特約を付帯すると、自動的に「車内身の回り品特約」もセットされます。

これにより、車で出かけた際の車内外での事故による物の損傷が補償されるようになります。

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【おりても賠償特約は廃止】相手への賠償にも備えるなら「個人賠償特約」を

冒頭でも書いたように、以前までは、おりても特約に「おりても賠償特約」が含まれていました。

そのため、おりても特約を付帯していれば、車で出かけた先での以下のような事故における相手方への賠償も補償されていたのです。

  • サッカーのヘディングの競り合いで相手が流血してしまった
  • 自転車で他人にぶつかってケガを負わせてしまった
  • 出先のデパートでディスプレイを破壊してしまった etc

しかし、2017年4月以降の契約には、おりても賠償特約は含まれません。

自動車事故以外の相手への賠償に備える為には、「個人賠償特約」の付帯が必要です。

自転車のバランスが崩れる前

おりても賠償特約が廃止されて「なんで廃止するんだよ!?」と文句を言いたくなる人もいるかもしれませんが、この保険改定は逆に契約者にとって良かったのではないかと思います。

というのも、おりても賠償特約と個人賠償特約は、”相手への賠償”という点で補償内容が被っていたため、特約を付帯する際に「どっちにすれば良いのか」が分かりにくい一面も有りました。

おりても特約が廃止された事によって、両者の違いを見比べる必要が無くなり、スムーズに自動車保険を組み立てる事が出来ます。

相手への賠償に備えたい人は「個人賠償特約」だけを検討すれば良いので、分かりやすくなったと言えますよね。

その他に、日常における自転車事故での賠償に備えたいというニーズが高まったのも、おりても賠償特約が廃止された理由の1つかもしれません。

おりても特約の保険料金はいくら?使うと等級は下がる?

保険料はいくら?

おりても特約を付帯する場合の保険料(年間)は、おりても傷害特約のタイプによって以下の金額になります(おりても傷害特約の口数が5口の場合)。

  • 本人型・・・3,020円
  • 夫婦型・・・4,550円
  • 家族型・・・10,290円

おりても特約の保険料は、等級や走行距離などによる影響を受けません。

保険料の改定が行われない限り、上記の料金となる、と考えておいて良いでしょう。

なお、おりても特約を使用しても等級はダウンしません。

つまり、ノーカウント事故として取り扱われます。

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おりても特約の口コミをチェック!

続いて、実際にソニー損保の「おりても特約」を利用されている方の口コミをチェックしていきます。

こちらの方はゴルフ中に壊してしまったクラブの補償を受けられたそうです。

自分の事故が補償の対象になるか否か?ダメ元でも連絡してみるのが良さそうですね。

サーフボードは非常に高価ですからね。

おりても特約に加入しておけば、金銭的被害を最小限に抑えられるかもしれません。

これは”おりても特約”のデメリットと言えるかもしれませんね。

  • 定額制ではなく実損額が補償される
  • 領収書などの証拠書類が必要
この二点は覚えておきましょう。

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まとめ~おりても特約は必要か~

ソニー損保のおりても特約は、車で出かけた際の車外での「ケガ」及び「物の損傷」を補償してくれる特約です。

付帯しておけば、乗車中だけでなく、車を降りてからも補償される事になります。

ただ、保険料は若干高めの設定になっています。

特に子供のケガも補償範囲に含める場合には、保険料が高くなってしまいます。

そのため、おりても特約の必要性を考える上では、自分や家族のライフスタイルと照らし合わせながら、本当にこの特約が必要なのか?という部分を検討するようにして下さい。

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