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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、地元の金融機関なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
大分県でマイカーローンが組める金融機関
金融機関 | 金利 | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|
大分県信用組合 | 1.9~2.9% | 1000万円 | 10年以内 |
JAバンク大分 | 1.20~2.60% | 1000万円以内 | 10年以内 |
筑邦銀行 | 1.70~2.40% | 1000万円 | 6ヵ月以上10年以内 |
西日本シティ銀行 | 1.7~2.9% | 1000万円 | 最長10年まで |
三菱UFJ銀行(全国対応・来店不要) | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 |
福島銀行 | 1.7~2.9% | 3000万円以下 | 6ヵ月以上10年以内 |
住信SBIネット銀行 | 1.775~3.995% | 1000万円まで | 1~10年まで |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 |
豊和銀行 | 1.8~4.1% | 1000万円まで | 最長10年 |
九州労働金庫 | 1.9~2.9% | 最高1000万円 | 10年以内 |
りそな銀行 | 1.90~4.475% | 1000万円まで | 10年以内 |
伊予銀行 | 2.5% | 1000万円以内 | 6ヵ月以上10年以内 |
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変動金利で最安のマイカーローンは西日本シティ銀行
マイカーローンの金利は変動金利で設定されていることが多く、まずこの金利でどこが一番安いかをチェックしていくことがローン選びの基本となるでしょう。
変動金利なので景気・市場の動向によって変化するわけですが、住宅ローンと比較してもそれほど大幅な変化が見られるわけではありませんし、返済期間も最長で10年程度ですから、調べたときの金利の設定で大まかな利息の額や最終的な返済額を計算することは十分可能です。
固定金利とどちらが得かの判断も踏まえた上で各銀行の利率を確認しておきたいところです。
大分県内で変動金利が最安レベルのマイカローンとして上げられるのはまず西日本シティ銀行です。
この銀行では最安で1.70%に設定されており、かなり有利な環境で融資を受けることが可能です。
それから同じく1.70%に設定されているのが福島銀行です。
ただ西日本シティ銀行の変動金利は高い水準で2.40%となっているのに対して福島銀行は2.90%となっているので注意が必要です。
最終的な利率は審査の結果判断されるため、最安だけで判断するのではなくもっとも高い利率になってしまった場合を考慮したうえで判断していくことも必要ですよ。
数字は一歩譲りますが住信SBIネット銀行の「Mr自動車ローン」が1.775%、豊和銀行が1.80%が変動金利で低い利率が期待できる金融機関として挙げられます。
なお、大分県で変動金利の利率をチェックする場合には後述しますがキャンペーンなどの期間限定で金利が優遇されるサービスもよく確認しておくことが大事です。
大分県ではさまざまな金融機関がこうしたサービスを実施しており、条件を満たすことができればかなり低い利率で融資を受けることも可能です。
先ほど挙げた金融機関は通常の形で申し込んだときの利率を挙げたものですから、場合によってはもっと低い利率で融資を受けることができるケースも念頭に入れて情報収集を行っていくようにしましょう。
もしお得な利率で利用できそうならその期間に合わせて申し込みを待つといった柔軟な姿勢も欲しいところです。
固定金利で最安のマイカーローンは大分信用金庫
一方固定金利は返済期間中に金利が変化しないので月々の返済額や最終的な利息額を計算しやすいメリットがあります。
必ずしも変動金利と比べて得というわけではないのですが、安心して利用できる点では非常に大きなメリットを備えているでしょう。
融資額が大きくなる住宅ローンに比べるとマイカーローンにおける固定金利のメリットはそれほど大きくないともいえますが、やはりチェックは欠かせません。
この固定金利において大分県のマイカローンでもっともよい条件となっているのが大分信用金庫です。
ここでは通常で1.90%、さらに一定の条件を満たすことができれば1.0%という非常に低い利率で融資を受けることができます。
できるだけ利息を払いたくないという方には理想的な選択肢のひとつとなるでしょう。
同じく1.90%で利用できるのが大分県信用組合。こちらは最高の利率が2.90%に設定されているので大分信用金庫に比べると総合評価で一歩劣る面もありますが、こちらも併せて候補に入れておくと選択の幅が広がります。
こうして見るとどちらも大分県を本拠にして地域密着型の経営を行っている金融機関です。
この点からもマイカーローンの選択においてはメガバンクなど大手ばかりに目を向けるのではなく、中小規模の金融機関もしっかりカバーしておくことが大事だということがうかがえます。
そのほかでは九州労働金庫、西日本シティ銀行が最安で2.20%、伊予銀行が2.50%、愛媛銀行が2.40%と続いています。
利率が低い金融機関の審査にクリアできるとは限らないだけにこうした金融機関も選択肢に加えておくともし審査に通らなかったときに次の候補を探しやすくなります。
なお、先ほど変動金利で触れたように大分県では期間限定で金利が優遇されるケースが見られます。
この点は変動金利よりも固定金利のほうがメリットが大きいケースが多く、キャンペーンや特別金利の中には年1.20~1.25%といった非常に低い利率のものも見受けられます。変動金利同様、こちらもこまめにチェックしておきましょう。
ねらい目は「保証料無料」もしくは「保証料込み」の金融機関
金利に関して必ず踏まえておきたいのが保証料の存在です。マイカーローンに限らず融資を受ける場合には保証が必要になるケースが多く、保証会社を利用した場合には保証料が発生します。
これがかなり無視できない負担になることも多く、マイカーローン選びの際の大きなポイントとなってきます。
この保証金に関しては各金融機関や保証会社によって設定が異なりますが、年0.2~0.7%程度の負担が求められることも多く、金利と一緒にこの負担を毎月支払っていく形になります。
しかも厄介なのは金融機関によって金利に保証料が含まれている場合とそうでない場合があるのです。
つまり金利をチェックする場合には保証料込みなのか、別途に発生するのかをチェックしておかないとどこが一番負担が少ないのか正確な判断ができないことになります。
たとえば金利が年2.3%で保証料が別途に年0.3%発生するマイカーローンと、金利は年2.5%で保証料込みのマイカーローンではどちらが得なのか?という話になるわけです。
金利だけで判断すると年2.3%の方がとくに思えますが、保証料を含めた負担となると年2.5%で済む方が得ということになります。
難しいのは保証料が無料の金融機関もあるほか、保証料が固定金額に設定されている金融機関もあることです。
保証会社の保証が必要なく融資を受けられる場合ならそもそも保証料は発生しませんし、固定金額で融資を受ける際に一括して支払ってしまえば金利に保証料が上乗せさせるといったこともありません。
同じ金融機関でも審査の結果保証会社の保証が必要になって保証料が発生することもあれば、保証の必要なく融資を受けられることも出てきます。
このように月々の返済額と保証料の関係は非常に複雑な部分があり、よく検討したうえで返済額が少ないマイカーローンを選んでいくことが求められます。
その際にもっともわかりやすいのは最初から保証料が無料のところ、または金利に保証料が込みになっているところです。
この2つのタイプなら審査の結果思っていた以上に負担が大きくなるといったこともなく、後になって別途に保証料が発生することを知って「これならほかの金融機関の方が負担が少なかったんじゃないか」と後悔することもありません。
しかし大分県ではこの保証料無料、保証料込みのマイカーローンは少なく、保証料が金利とは別途に発生するケースが多くなっています。
その点で各マイカーローンの比較が面倒になってしまうのは避けられません。地域密着型の中小規模の金融機関が多いこともあり、なかなか保証料無しというわけには行かない事情もあるのでしょう。
そんな中、保証料を銀行側が負担してくれるのが豊和銀行です。子育て世帯の支援を柱に掲げて金融商品を展開している金融機関でこうした保証料などの負担も最小限に抑えられるよう配慮されています。
金利もなかなかよい水準となっているため、子育て中の世帯で車の購入を検討している方はまずこの金融機関のマイカーローンをチェックしてみてはいかがでしょうか。
それから保証料込みの金融機関では九州労働金庫が挙げられます。変動金利の利率が低いメリットがある金融機関ですが、その利率に保証料も含まれているので他の金融機関と金利を比較する場合には忘れないようにしたいところです。
また一定の条件を満たすことで金利の優遇を受けられる点も魅力ですね。
保証人・担保ともに原則不要で融資を受けられるのが伊予銀行です。保証料だけでなく保証人や担保をなかなか用意できずに融資を受けにくい環境になってしまっている方にとっても魅力的な選択肢となるでしょう。
ほかには鹿児島銀行の「かぎんマイカーローン」では保証料が金利に含まれているほか、審査によって保証が必要になるかどうかが判断されます。
ですから審査で保証が必要ないと判断された場合には保証料はなし、もし必要になった場合には保証料込みとなるのでわかりやすく、審査の結果に関わらず月々の返済額を計算しやすいメリットを持っています。
金利だけで月々の返済額が決まるのか、プラス保証料が加わるのかによって実際の負担額に大きな差が出てくるものです。
大分県では1%台の金利で利用できるマイカローンもあるだけに、0.3~0.7%程度の保証料は非常に大きな負担になるだけに気をつけたいところです。
金利の振り幅に注意
それから金利の振り幅にも気をつけましょう。各金融機関のマイカーローンの利率では必ず「○○%~○○%」といった幅を持たせた形で表示しています。
「基本金利○○%」と大きく表示したうえで小さく条件の数字を表示するケースもあります。
この振り幅の低い数字にばかり目を向けて申し込んでしまうと審査の結果提示された金利にガッカリしてしまうこともあります。
金融機関としては少しでも自分たちが金利を低く設定していることをアピールしたいわけですから、最低金利を大きく表示するものです。
これは仕方がない部分ですが、その最低の利率はあらゆる条件がすべて満たされて最高の環境で融資を受けられるときにはじめて適用されるもの、と理解した方がよさそうです。
融資額が大きい、収入環境に不安があるといったさまざまな事情で金融機関側が「リスクがある」と判断する点が多くなればなるほど金利が高くなるわけです。
この金利の振り幅は金融機関によってかなりの差が見られ、ごく狭い幅で設定されていることもあれば、非常に広い幅で設定されているところもあります。
最低金利が1%台なのに最高金利が4%台といったところも珍しくありません。そうなると1%台を期待して申し込んだら審査の結果4%台の金利を提示された、といったものすごく大きなギャップが生じるケースも出てくるわけです。
さらに先ほど触れた保証料の問題もあります。保証料が金利に含まれていない場合、その振り幅にさらに月々の保証料の負担をプラスする必要が出てきます。
たとえば審査によって保証が必要なケースとそうでないケースがある金融機関で保証料が0.5%に設定されている場合、最安と最高の振り幅は表示されている数字よりもさらに0.5%開くことになります。
これも各金融機関の金利の比較を難しくしている要因のひとつです。
ですから金利をチェックする際にはまず最安の数字を見たうえで、候補を絞り込むときには最高の数字を基準に優先順位を決めていきましょう。
簡単に言えばもし審査の結果金利が高くなってしまった場合にどの程度の数字になるのかをある程度把握したうえで申し込むことが大事なのです。
金利が「1.5~2.2%」と表示されている金融機関の場合は「うまくいけば1%台で借りられる、でも最悪でも2.2%なんだからそれほど悪くはないだろう」という意識で申し込んだ方が審査の結果にガッカリしてしまうこともありません。
先ほど変動金利、固定金利の利率のところで少し触れましたが、最低金利の数字は同じでも最高金利の設定が異なるケースが多く見られます。同じ利率の場合は最高金利が低いところを選ぶのが鉄則です。
金利の優遇措置がどれだけ用意されているか?
そして最終的なマイカーローン選びの決定打ともなるのが金利の優遇措置です。金融機関ではさまざまな形で金利の優遇措置を用意しており、条件を満たすことで基本の金利設定よりも低い利率で融資を受けることができます。
じつはこれが非常に侮れないメリットとなっており、金融機関によってはすべての条件を満たせば1.0%以上利率が低くなるケースも見られます。
ですから基本金利では他の金融機関と比べて低い設定ではないところが優遇措置をプラスすることで一躍県内屈指の低金利に躍り出る可能性も出てくるわけです。
これは単純に金利の数字だけで比較するわけにはいかない大きな理由の一つといえるでしょう。
基本金利だけで判断してしまうと後になって優遇措置を知って「こっちの方が低く借りられた」とガッカリしてしまう恐れが出てきます。
難しいのは優遇措置が適用されるための条件をクリアすることができるかです。 同じ金融機関に申し込んでも人によって優遇される金利の幅が異なってくるため、Aさんは0.5%優遇されたのにBさんは0.1%しか優遇されなかったといったケースも珍しくありません。
そうなるとどの金融機関がもっとも低い金利で利用できるのかはひとりひとり異なってくることになりますから、あくまで自分の環境でどれだけ金利が優遇されるのかを見極めていく姿勢が必要ですよ。
大分県でこうした金利の優遇措置が適用される具体的な例を見てみましょう。まず西日本シティ銀行では4種類の優遇措置を用意しています。
当銀行の住宅ローンを利用しているか給与振込みの指定銀行にしていることで年マイナス0.4%の優遇、さらにカードローン、NCBダイレクト、「ALLINONE」のサービスを利用している場合にそれぞれ年マイナス0.1%、最大で0.7%の優遇を受けることができます。
この銀行では変動金利で年2.4%、固定金利で年2.9%の金利設定になっていますから、それぞれ最大0.7%割引された金利が適用されることになります。
変動金利で年1.7%は県内でも屈指の水準なので見逃せません。
いろいろな優遇措置が用意されている金融機関では鹿児島銀行も挙げられます。
ここでは「かぎん住宅ローン」を利用しているとマイナス0.4%、当銀行に給与・年金の振り込み指定があるとマイナス0.4%の優遇が適用されます。
そのほかにも他の金融機関から借り換えをする場合にも年マイナス0.4%、「かぎんeバンクセンター」で仮審査の申し込みをした場合にマイナス0.2%、「かぎんeバンクサービス会員」の場合にもマイナス0.2%など。最大で年0.4%の金利の割引に限定されますが、条件を満たしやすいものが多いので少しでも金利を安くしたい方にとっては見逃せない選択肢となるのは間違いないでしょう。
ほかには九州労働金庫では他の金融機関からの借り換え、3取引以上の契約者、住宅ローン契約者、カードローンの契約でそれぞれマイナス0.1%、合算で年0.2%まで引き下げが適用されます。
この信用金庫は基本の金利が低めに設定されているのでこうした優遇を受ければますますお得になります。
さらに先ほど保証料不要の金融機関として取り上げた豊和銀行では子育て世帯を応援する活動の一環として子供の数に応じて最大年0.3%金利を引き下げるサービスを用意しています。
子育て中で月々のローンの負担額が気になる方はこの金融機関のマイカーローンを検討してみるとよいかもしれません。
こうしてみるとじつにいろいろな形で金利の優遇措置が用意されていることがわかります。
住宅ローンの利用や給与・年金の振込先の指定などはいかにも金融機関のマイカーローンならでは。
ディーラーなどのローンにはないメリットとしても挙げることができるでしょう。
大分県内の金融機関が用意している金利の優遇措置をひとつひとつチェックしていくのは面倒ではありますが、基本の金利設定だけでは見えてこない思わぬお得なマイカーローンが見えてくる可能性も出てくるだけにできるだけ時間と手間をかけて情報収集を行っていきたいところです。
手数料などの諸費用
保証料と並んで注意したいのが手数料です。たとえば繰り上げ返済を行う際に手数料が発生するかどうかはマイカーローンの評価を決める上で非常に重要なポイントとなるでしょう。
一生懸命節約して何とか返済期間を短くして利息額を少なくしようと繰り上げ返済をしようと思ったのに手数料がかかってしまうのではその努力が大幅に失われてしまうものです。
金融機関でサービスを利用する際にはいろいろと細かいところで手数料が発生することも多く、その負担が無視できない額に上ることもしばしばです。
それこそ金利が0.1%高いか低いかでマイカーローンを比較検討するわけですから、手数料で金利のメリットが失われてしまうような環境はできるだけ避けたいところ。
繰り上げ返済のように手数料が発生しやすい利用を検討している方はとくにマイカーローン選びを行っていくうえで重要なポイントとなってくるでしょう。
こうした手数料の負担が少ない金融機関もあります。
西日本シティ銀行では繰り上げ返済手数料が無料となっているので好きなときに好きなだけ繰り上げ返済を行うことができます。
コツコツとお金を貯めながら繰上げ返済を行いたいと思っている方にとっては非常に理想的な選択肢となりそうです。
同じく繰り上げ返済手数料が無料、さらに取り扱い手数料、返済条件変更手数料も無料に設定されているのが鹿児島銀行です。
事実上マイカーローンを利用するうえで求められる手数料が無料になっているので契約時にも返済中にも思わぬ負担を気にすることなく利用できるでしょう。
この銀行は先ほども触れたように保証料が発生する場合にも金利に含まれているので負担がわかりやすく計算しやすいメリットを備えているのも魅力ですね。
ただ手数料無料の金融機関は限られているだけに無料にこだわってしまうと選択肢が極端に狭くなってしまう難点もあります。
ですから有料の中でもできるだけ負担額が少ないところを選ぶ工夫も欲しいところです。 たとえば繰り上げ返済手数料の場合、1万円程度を求められるところと5000円程度を求めてくるところがあります。
当然低い方が負担が少なく済むわけで、繰上げ返済を検討している場合には毎回どの程度の手数料がかかるのかをしっかり踏まえたうえで判断していきましょう。
また、2000円程度かかることが多い取扱手数料にも目を向けておきたいところです。
ネットで完結できるか
これは金利の利率や保証料、手数料のように経済的な負担と直接関わってくるものではありませんが、大分県でマイカーローンを探していく上では見逃せないポイントです。
ネットの普及もあってローンをはじめ金融機関のサービスをオンライン上で利用できるようになりました。
マイカーローンでも手続きをネットで完結できるので直接店舗に来店しなくても利用できる商品があります。
このネット完結型のマイカーローンのメリットは手間が省ける点だけに留まりません。
来店が必要な場合、どうしても自宅からいける範囲内に選択肢が限られてしまうのに対してネット完結型なら距離的な問題を気にすることなく広く県内から候補を選んでいくことができます。
「あの銀行は金利が低くて魅力的なんだけど、ちょっと遠いんだよな」といった残念な思いをしないで済むわけです。
とくにマイカーローンの場合はこれから車を購入するだけに遠隔地の金融機関へ自動車で来店するといったことが難しいだけに大きな意味を持ってきます。
大分県内でも来店不要のネット完結型の金融機関を複数見つけることができます。
まず鹿児島銀行の「マイカーローン」。
これまでも金利の優遇措置や手数料のメリットで名前が挙がった銀行ですが、手続きが簡単な面でもよい選択肢となっています。
それから損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」、伊予銀行、住信SBIネット銀行の「Mrマイカーローン」もネット銀行だけあって来店不要で利用ができます。
店舗が自宅から遠いので来店しにくい事情だけでなく、平日の日中はなかなか時間を確保できないなど生活環境の問題で利用しにくい人もいるはず、そんな方はこうした来店不要のマイカーローンの中から選んでみるとよいのではないでしょうか。
ただ注意したいのは楽だからといって来店不要の店舗ばかりから選ぶのは避けた方がよい点です。先ほども指摘しましたが大分県内には中小規模で地域密着型の経営を行っている金融機関が多く、その中には金利面で非常に優れたマイカーローンを用意しているところもあります。
こうした中小規模の金融機関はどうしてもオンラインサービスの環境整備が十分ではなく来店不要での利用ができないところがほとんどです。
ですからネット完結のマイカーローンばかりを比較検討しているとこうした地元のよいマイカーローンを見逃してしまうことになりかねません。
あくまで来店での利用を前提したうえでプラスアルファで便利な来店不要型のマイカーローンをチェックしていくというのが一番理想的ですね。
とくにはじめてマイカーローンを利用する場合にはいろいろとわからないことも多いですし、保証料・手数料、繰上げ返済の際の手続きなど詳細を確認しておくべき点も多々あります。
来店すれば直接担当者と話し合いながらこうした点をカバーできるので来店で契約するメリットも忘れないようにしたいところです。
各種キャンペーンをチェックする
金利の優遇措置とともに忘れずに確認しておきたいのが各金融機関が行っているキャンペーンです。
期間限定で優遇金利で融資を行うタイプが多く、チャンスをうまく活かせば思った以上に低い金利で融資を受けることも可能です。
大分県内にはこうしたキャンペーンや期間限定型の金利優遇が非常に多く、どのタイミングでどこの金融機関のマイカーローンを利用するかによって利息の金額、最終的な返済額に大きな差が出てくることも珍しくありません。
たとえば固定金利が県内最安レベルの大分信用金庫では金利を1.00%にまで引き下げるキャンペーンを実施することもあります。
ここまで低い金利で利用できるマイカーローンは全国的にも珍しいですから、とにかく利息を減らしたい方にとってはこうしたキャンペーンが行われるのをわざわざ待ってまで利用する価値も十分にあるはずです。
通常金利の数字はそれほど高くない金融機関がキャンペーンの実施によって県内でもトップクラスの水準になるケースも見られます。
たとえば大分みらい信用金庫では積極的なキャンペーンを実施しており、最優遇された形で年1.0%の金利が適用されるサービスなども行われています。
あくまで期間限定とはいえ、そのチャンスを活かすことができれば返済期間中の経済的な負担を大幅に減らすことができるわけです。
ほかにも大分県内では宮崎銀行、大分県信用組合、九州労働金庫、愛媛銀行、伊予銀行などでキャンペーンが実施されています。
不定期に実施されるのでこまめにチェックすることと自分が借りたいときによいキャンペーンを行っている金融機関を見逃さないことが大事です。
それほど急いで車を購入する必要がない場合にはお得なキャンペーンがはじまるのを待って申し込むといった対策も検討の余地ありでしょう。
なお、キャンペーンのページには必ずといっていいほど記載されていますが、予告なく内容が変更されたり、期間内に終了してしまうこともあります。
とくによい条件のキャンペーンの場合は申し込みが殺到して早期に終了してしまう可能性もあるのでじっくり待つ姿勢も大事ですが、「これは自分にとって最適なキャンペーンだ」と思ったら迅速に申し込む決断力も求められますよ。
ただし注意したいのは通常行われている金利の優遇措置と併用ができないケースも多い点です。
金利の優遇措置にプラスしてキャンペーンの金利割引を期待して想定してしまうといざ審査を受けたときに実際に提示された金利と想定した金利とのギャップにガッカリしてしまうこともあります。
また先ほど金利の振り幅について触れましたが、このキャンペーンにおいても同じことが言えます。
キャンペーンではとくに利率の引き下げ幅が大きく表示されるため、実際にはキャンペーンが適用された場合でも表示されたほどの引き下げが行われないケースも見られます。
うまくタイミングを掴めば特になるのは事実ですが、過剰な期待は避ける心構えも必要でしょう。
利用条件
マイカーローンに限らずローンは審査をクリアして利用できてはじめて意味があるものです。
どうしても金利が低い、融資額が大きいといったよい条件のローンほど審査が厳しく、落ちてしまう可能性が高くなります。
また金利が低いのに魅力を感じて申し込んだのに審査の結果希望の金利では融資を受けられないといった残念なケースも起こりえます。
ですからマイカーローンを比較する場合にはそれぞれの基本的な利用条件をチェックしておきましょう。
利用条件を満たしているか、どれだけ余裕を持って満たしているかによって審査の結果が左右されるからです。
この利用条件には2つのタイプがあります。ひとつは年齢制限のようにはっきりとハードルが設けられているケースです。
当然その条件の範囲内であることが必須なのですが、年齢の場合は融資環境にも影響してくることもありますよ。
たとえば筑邦銀行のマイカーローンでは利用条件として「申込時の年齢が満20歳以上満74歳以下、完済時満76歳未満」となっています。
ですから74歳で融資を受けた場合には融資期間は76歳までの2年程度に制限されてしまうことになります。
高齢でマイカーローンの利用を検討している場合には基本的な融資期間だけでなく、こうした年齢による融資期間の制限も視野に入れておかなければならないことになります。
またそれほど厳しい条件ではないにしろ、申し込む際に満たしていないことが多いものもあります。
たとえばその銀行に口座を開設している、キャッシュカードを持っている。
組合の会員になっているといったケース。
こうした条件は融資の申込みと一緒にクリアすることもできるので口座開設などの準備をしておく必要が出てきます。
また九州労働金庫のように会員の人とそうでない人とで金利の設定が異なるケースも見られます。
クリアすることが必須条件ではないものの、クリアしておくと有利な環境で融資を受けられるといった状況も出てくるわけです。
その場合はそうした条件をクリアした上で申し込むか、とくに意識せずに申し込むかの検討と判断が求められるでしょう。
もうひとつは少々曖昧な形で条件が設けられているパターンです。典型的なのは「安定継続した収入がある方」という条件でしょう。
こうしたタイプの利用条件では申し込んでみたものの、収入面の不足や雇用形態が原因で審査に落ちてしまうケースがあるのが厄介な部分です。
中には収入額の具体的な金額を提示している金融期間もあるので収入面で不安がある人は探してみるとよいでしょう。
また雇用形態に関しても具体的な内容を明らかにしている金融機関とそうでないところがあります。
どうしても不安という方はあらかじめ窓口で問い合わせてみるのが一番確実です。
さらに融資希望額によって利用条件や審査の基準が変わってくるケースも見られます。 マイカーローンの場合、1000万円が上限のところが多いですが、500万円、200万円くらいをボーダーラインに設定したうえで利用条件を変えている金融機関も多いのです。
融資額が少ない場合には金利や保証料の負担が低くなる場合もあります。
どうしても審査が厳しそうな場合には多少希望額を下げたうえで利用条件を満たせそうな金融機関を選ぶといった工夫も欲しいところです。
このように大分県で金融機関のマイカーローンを探していく場合にはいろいろなチェックポイントや心構えが必要になります。
特徴としては地域密着型の信用金庫や信用組合の中によい金利設定のマイカーローンが多く見られること、メガバンクのマイカーローンは少なめでひとつひとつのローンが個性的であることなどが挙げられるでしょう。
それだけにできるだけこまめに情報収集を行い、それぞれのメリットとデメリットを確認しておくこと。
そして自分の利用環境と照らし合わせて金利の優遇が受けられるか、有利な環境で融資を受けられるかを把握しながら取捨選択を行っていくようにしたいものですね。
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