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京都府でもしマイカーローンを組むことを検討している方がいれば、多くの金融機関を比較しなければなりませんよね。
というのは、マイカーローンはどの金融機関でも同じというものではなく、金利や手数料、優遇措置などに多くの差があるからなんです。
もしマイカーローンの選び方を間違ってしまうと、最終的に返済総額が数十万円以上差が出ることも珍しくありません。
どの金融機関がもっとも自分に適しているかを見極め、無理のない返済ができる返済方法を提供してくれるかといった基準で金融機関を選ぶ必要があるんです。
では京都府内ではどのような金融機関がマイカーローンを提供しているのでしょうか。
京都府でお得にマイカーローンが組める金融機関はたくさんあります。
京都府でマイカーローンが組める金融機関
金融機関 | 金利 | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|
京都銀行 | 1.825%~2.175% | 10万円以上最大1,000万円 | 6ヶ月以上10年以内 |
三菱UFJ銀行(全国対応・来店不要) | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 |
滋賀銀行 | 2.675%~5.175% | 10万円以上1,000万円以内 | 10年以内 |
関西アーバン銀行 | 2.70%~3.80% | 1,200万円以内 | 8年以内 |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 |
池田泉州銀行 | 2.875% | 1,000万円以内 | 10年以内 |
福邦銀行 | 1.725%~4.525% | 10万円以上1,000万円以内 | 6ヶ月以上10年以内 |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 |
京都中央信用金庫 | 2.375% | 1000万円以内 | 3ヶ月以上10年以内 |
西日本シティ銀行 | 2.9% | 10万円以上1,000万円以内 | 6ヶ月以上10年以内 |
JAバンク京都 | 3.0%~4.175% | 1,000万円以内 | 6ヶ月以上10年以内 |
近畿ろうきん | 2.7%~3.2% | 1,000万円 | 10年以内 |
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変動金利で最安のマイカーローンは京都銀行と福邦銀行
やはりマイカーローンを組むとなると気になるのは金利ということになりますよね。
金利が高ければ当然返済総額が大きくなります。
もし金利が低ければ、毎月の返済額も無理のないものにできるかもしれません。
いくつかの金融機関を見てきましたが、京都府内で利用できるマイカーローンで、もっとも金利が低いのは福邦銀行の「ふくほうマイカーローン」の年率1.725%です。
この年率1.725%という金利は数ある銀行や他の金融機関と比較してもかなり低い金利と言えます。
ただしこれは福邦銀行で口座振替を5件以上利用しているといった条件を満たした方に適用される割引条件なので、実際に年率1.725%という低金利が適用されるかどうかはわからないんです。
このように適用される変動金利に幅がある場合には注意が必要です。
もしマイカーローンを申し込んでも低金利が自分に適用されなければまったく意味がないからです。
加えて変動金利の場合には年に2回程度金利の見直しが行われることも覚えておくと良いですね。
最初は他の金融機関よりも低金利だったのに、景気の動向などの影響を受けて見直しが行われた結果、金利が上がってしまったというケースもあります。
その点で安心感があるのは京都銀行でしょう。変動金利で最安のマイカーローンは福邦銀行ですが、京都銀行も年率1.825%~2.175%と負けてはいません。
しかも通常適用される金利が年率2.175%であり、さらにそこから給与振込に京都銀行の口座を使用しているといった条件を満たしていけば、最安で年率1.825%の金利が適用されますよ。
通常適用される年率2.175%の金利は一般的な金融機関が提示する金利と比べてもかなり安く、マイカーローンを検討している人にとって有利な条件と言えるでしょう。
ちなみに給与振込に使用するために、京都銀行の口座を新たに開設してもこの金利の優遇を受けられるので、検討する価値がありますね。
固定金利で最安のマイカーローンは関西アーバン銀行
マイカーローンには変動金利と固定金利とがあります。
変動金利が景気の影響を受けて上昇する可能性があるのに対し、固定金利は最初から最後まで一定の金利で返済が行えます。
変動金利の場合には最終的にどのくらいの返済総額になるのか、毎月どのくらいの返済をしていけば想定した期間で返済が終わるのかといった点が不透明です。
景気のあおりを受けて金利が上昇すれば、予定していたよりも返済期間が延びる可能性もあります。
しかし固定金利は最初に契約した時に決められた金利がわかっているので、出費の計算がしやすくトラブルの少ない金利と言えるんです。
京都府内でもっとも固定金利が安い金融機関は西日本シティ銀行です。
固定金利は変動金利よりもやや高くなる傾向がありますが、それでも西日本シティ銀行の固定金利は年率2.9%とかなり低くなっています。
多くの金融機関と同様、給与振り込みやカードローンなどの利用によってさらに金利が安くなります。
地道にローンを返済してく方が良いという方は、西日本シティ銀行の固定金利のマイカーローンを検討してみてくださいね。
ねらい目は「保証料無料」もしくは「保証料込み」の金融機関
カーローンというと、どうしても金利にばかり目が行きがちになります。
それは仕方のないことで、金利が安ければ安いほど返済する金額が安くて済みます。
しかし金利だけに注目していては本当に自分に適したカーローンを選ぶことはできないんです。
ねらい目となるのは、「保証料無料」や「保証料込み」と記載されている金融機関です。
保証料とはカーローンを組む際に必ず必要になるものです。
通常借金をする場合には、担保となるものや保証人が必要となります。
万が一返済が滞ってしまった場合、担保があったり保証人がいたりすれば金融機関はそちらから債権を回収することが可能になります。
しかしカーローンの場合、担保も保証人も通常必要がありません。
しかしそれではあまりにも金融機関にとってリスクが高すぎるため、多くの金融機関は選ばれた保証会社の保証を受けられる人がカーローンを利用できるようにしています。
保証会社がカーローンの申請者を保証してくれる代わりに、申請者は保証会社に保証料を支払うことになるのです。
これが保証料です。
この保証料は一般的に1.0%前後となっており、金融機関が提示している金利に組み込まれている場合とそうでない場合とがあります。
つまりある金融機関の方が金利が安いように思えても、保証料を加味して考えると別の金融機関の方が金利が低いということがあり得るんですね。
そうした点を考慮して京都府内の金融機関を見ていくと、やはりもっともお得にカーローンを組めるのは京都銀行であると考えられます。
京都銀行のマイカーローンは保証会社への保証料を京都銀行が負担してくれます。ですから申請者が負担するのは金利と印紙代だけです。
ホームページに載っている金利をそのまま負担すればよいので、さらに金利が上乗せされる心配が全くありません。一方で福邦銀行など他の銀行も、多くは保証料込みであったり、保証料無料との記載をしています。
ただし、うっかり見落としてしまうと契約の段階で保証料に気づくことがあるので、金融機関を選ぶ段階でしっかりと金利や保証料についてチェックしておくようにしましょう。
手数料など諸費用もチェックしておこう
カーローンを組む際には他にもチェックしておかなければならないポイントがあります。
それが手数料や他にかかる諸費用です。
手数料というとどうしても保証会社に支払う保証料に目が行きがちですが、実はその他にも手数料がかかるのです。
事務取扱手数料や繰上げ返済手数料などはそれほど大きな金額ではありませんが、カーローン自体がかなり大きな金額のやり取りになるので少しでも節約できる部分は節約しておきたいところですよね。
特に繰上げ返済は、返済総額を少なくするために非常に有効な方法なんです。
繰上げ返済に手数料がかかってしまうとなると、繰上げ返済の効果が薄れてしまう恐れもあります。
ですから手数料のチェックは非常に重要なのです。
手数料という点でも、京都銀行は借り手に有利な条件を提示しています。
事務取扱手数料、保証料、繰上げ返済手数料などはすべてゼロ円です。
純粋に借金の利息だけが費用としてかかるので、非常に良心的なカーローンと言えるでしょう。
さらに忘れてはならない点として、ローンには印紙代がかかります。
一般的にカーローンとなると金額が大きくなり、それに伴って印紙代も大きくなります。
国税庁によれば、借入金額が50万円を超えて100万円以下であれば印紙代は1,000円、100万円を超えて500万円以下であれば2,000円、500万円を超えて1,000万円以下であれば20,000円となります。
多くの方は数十万円から数百万円の借入れになるので、印紙代は1,000円か2,000円となるでしょう。
ちなみにこの印紙代は印紙税法によって、貸し手と借り手のどちらが負担しても良いことになっています。
つまり印紙代を金融機関側が負担することもあれば、借金をする側が負担することもあり得るということなんですね。
わずか数千円ですが、交渉次第では金融機関側が印紙代を負担してくれるので、しっかりと交渉して少しでも諸費用を少なくできるようにしたいところです。
金利の優遇措置をうまく活用する
カーローンをお得に組むためにどうしても必要なのが、金利の優遇措置の利用です。
通常どの金融機関も、カーローンの金利は2%から5%の間程度になっています。
5%を超えるとかなり金利が高いと考えることができるでしょう。
しかし金利の優遇措置を利用すると、金利が1%台後半になることもあります。
ですから金利の優遇措置を利用しない手はありません。銀行によって金利の優遇措置はいろいろあります。
そのいくつかを見ていくことにしましょう。
もっともわかりやすいのはキャンペーンが行われている時です。
一定期間内にカーローンを申し込むと、誰でも一定の割合で金利が優遇されますよ。
例えば店頭表示金利が2.7%のところ、キャンペーン期間中は一律0.5%金利を優遇しますという具合です。
この優遇を利用すれば、かなりの低金利でカーローンを利用することができますね。
しかし通常キャンペーンは不定期に行われており、いつ行われるかわからないので、このキャンペーンを目当てに金融機関を探すのはあまり賢明ではありません。
それよりは、いつでも行われている優遇措置を利用したほうが良いでしょう。
多くの金融機関で行われているのが、その金融機関に口座を持っている申請者に優遇金利を適用するというものです。
口座を持ってさえいれば0.1%程度の金利の優遇が受けられるので、ややお得になります。
しかもカーローンの申し込みと同時に新たな口座の開設を行った場合でも適用を受けられるので、今特定の金融機関の口座を持っていないという方でも安心ですね。
またカーローンを組むのが他の金融機関からの借り換えである場合にも金利の優遇が受けられることが多くなります。
もしくはカーローンを組むのと同時に住宅ローンなどの借り換えを行う場合にも金利が低くなります。
例えば京都銀行ではマイカーローンの借り換え、もしくは住宅ローン・教育ローン・フリーローンの借り換えで年率0.25%の金利優遇が受けられることになっています。
この他にも、給与振込口座がその金融機関の口座であることや公共料金の引き落とし口座になっていること、エコカーの購入などによって金利優遇が受けられることもあります。
カーローンを申し込む際にはこうした金利優遇措置も考慮して、どこがもっとも低金利になるのかを検討することが重要なのです。
ネットで申し込みと契約ができるかどうかも見ておく
カーローンには申し込み方法がいくつかあります。
もっとも確実なのは店舗に行って申し込む方法です。
次に電話やメール、ファックスなどでカーローンの申し込みを受け付けている金融機関もあります。
しかしもっとも手っ取り早いのはネットで申し込む方法でしょう。
現在では多くの金融機関がネットでの申し込みに対応していますが、契約までネットでできるかも重要なポイントとなります。
現在多くの世帯が共働きとなっており、まとまった時間を取ってカーローンの契約をするのが難しくなりつつありますよね。
カーローンの申し込みや相談のために金融機関に行けば、数十分で済ませるというわけにはいきません。
相談して情報を収集して審査を申し込むまでに半日程度は見込んでおいた方がいいでしょう。
したがって毎日の仕事をしながらカーローンを申し込むというのはなかなか難しいのです。
そのため、ちょっとした空き時間に申し込みができるネットはとても便利なのです。
さらにネットでの申し込みが可能であれば、店舗の営業時間をまったく気にすることなく、24時間365日いつでも申し込みが行えます。
どんなに忙しいビジネスマンの方でも、自分の空き時間を見つけてカーローンを組めるんです。
ネットで申し込み・契約ができるかという点をカーローンを選ぶ基準に加える必要はないかもしれませんが、一つのポイントとして確認はしておきましょう。
ネットでカーローンを申し込むというと少し不安になる方もいるかもしれません。
カーローンはかなり大きな金額の借入れとなるので、金融機関の担当者と話し合いながら詳細を説明してもらいたいと思うからです。
しかし多くの場合いきなりカーローンの本審査は行われません。
ネットでカーローンを申し込む場合には、住所や氏名など基本的な情報や住居区分、勤務先情報、勤務年数、年収、借入希望額などをフォームに入力するだけになります。
その後金融機関で仮審査が行われ、仮審査に合格できたら本審査へと進むという形になるのです。
ですから、もし仮審査に合格できなければカーローンは組めませんし、仮審査に合格した後に不明な点を担当者に相談するということも可能です。
例えば京都銀行の仮審査はネットでの申し込みが可能ですが、本審査の申し込みは郵送もしくは店頭で行わなければならず、契約は店頭で行う必要があります。
本審査や契約はネットでは行えない金融機関も多いですから、契約のための時間を作れるかもしっかり考慮したうえでカーローンを組む準備を整えるようにしましょう。
利用条件
カーローンは誰でも利用できるというものではありませんよね。
金融機関や消費者金融など、貸金業を営んでいるところは債務者が利息を支払ってくれることで利益を得ているからです。
金融機関や消費者金融がもっとも恐れるのは、債務者の返済が滞ってしまい、債権が焦げ付いてしまうことです。
実際日本でも非常に多くの人が借金の返済に窮してしまい債務整理や自己破産しています。
債務整理や自己破産をされてしまうと金融機関としては債権の回収が不可能になってしまうので、なんとしても避けたい状況です。
しかもカーローンは多くの金融機関において無担保で、保証人なしで組まれます。
つまり金融機関側としては他の商品と比べてもかなりリスクの高い金融商品となっているのです。
そのため金融機関としては、利用条件を厳しくすることでリスクを減らそうとしています。
そのためいざカーローンを申し込んでみたものの、審査に通らなかったという方もいるのです。
ではカーローンをスムーズに組むための利用条件に付いて見ていきましょう。
まず大前提として、満20歳以上でなければなりません。
満20歳未満の未成年がカーローンを組むことはできないと思っておいた方がよいでしょう。
そもそも未成年が借金をするためには親の承諾が必要になります。
ただし2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることが決まっているため、今後金融機関がどのような判断をするかはわかりません。
年齢の上限については金融機関によって異なります。
例えば京都銀行では最終返済時の年齢が満71歳未満の方という利用条件となっています。
一方他の金融機関では申し込み時の年齢の上限が決められている場合もあります。
ですから年齢の条件については各金融機関のホームページなどを確認したほうが良いでしょう。
続いて重要な利用条件が、「返済能力」です。
これは金融機関がもっとも重視する条件と言ってもいいでしょう。
平たく言えば年収のことなのですが、多くの金融機関が挙げている条件は「継続して安定した収入」がある人です。
収入があるものの不安定な場合にはカーローンを組むことができない恐れもあります。
例えば個人で店舗を経営している方などは、サラリーマンと違って収入が不安定になる傾向があります。
また年間の一時期だけ多くの収入があって、他の時期にはほとんど収入がないという場合にも審査に通りにくくなります。
こうした点を考えると、パート・アルバイトの方はカーローンを組むことができないように思えますよね。
しかし多くの金融機関ではパートやアルバイトのような勤務形態で審査に落とすということはしていません。
むしろ重視されるのは安定・継続した収入があるかどうかという点です。
ですからパート・アルバイトの方でも安定した収入があればカーローンを組める可能性は十分にあります。
一方で安定した収入があっても、学生の場合は申し込みができないこともあります。
専業主婦の方に関しては、配偶者の収入を考慮するかどうかによって金融機関の対応が異なります。
詳しい情報を得たいという場合には、自分がカーローンを組むことを検討している金融機関の窓口に行って直接尋ねてみると良い情報が得られるでしょう。
カーローンの返済
カーローンに限らず、ローンを組む時には返済のことまで考えておかなければなりません。
どうしてもカーローン組む時にはこれから購入する車のことを考えてしまいがちです。
しかし車を購入した後も返済は続いていきますよね。
ですからどのくらいの金額をどの頻度で返済していくのかをしっかり検討しておくことが重要なのです。
例えば変動金利でカーローンを組んでいる場合、通常年2回返済額の見直しが行われます。
変動金利は景気の動向によって金利が変化するため、以前の返済額よりも見直し後の返済額が増える可能性もあります。
ですから毎月の返済額はどのくらいにするのか、どのくらいであれば無理のない範囲で返済ができるのかを考慮しなければなりません。
さらに返済期間も重要なポイントです。
返済期間が長ければ長いほど、一回の返済金額は少なくなります。
しかし返済期間が長くなると、それだけ利息が大きくなり返済総額も増えることになります。
ですから一回の返済金額を少なくしたいがために返済期間を延ばしすぎるのは賢い方法ではありません。
むしろ毎月返済できる範囲で、できるだけ返済期間を短くできるようにするのがベストです。
現在では多くの金融機関のホームページで、返済シミュレーションができるフォームが設置されています。
カーローンを組む前にはこうしたシミュレーションを利用して、どのような返済プランが良いのか検証するようにしましょう。
金融機関によっては返済日をいくつかの候補から選ぶことができます。
給料日がいつかといった点を考慮しながら返済日も決めるようにしてください。
例えば京都銀行では返済日を毎月2日、7日、12日、17日、22日、27日のいずれかから選ぶことができます。
もし給料日が15日なのであれば、毎月17日や22日に返済日を設定しておくと無理のない返済が行えるでしょう。
給料日の直後に返済日を設定しておけば、返済の際に残高が足りないことを心配をする必要はなくなります。
ただし京都銀行を給与の振込口座にしていない場合、給与が振込まれた後に京都銀行の口座に返済分の金額を振込まなければならなないことを覚えておきましょう。
京都銀行を給与の振込口座に指定しておけば、返済が楽になるとともに金利の優遇も受けられるので検討することができますね。
返済が滞ると信用情報に延滞の情報が載せられてしまい、後々の借入れに影響が及ぶので注意が必要です。
繰上げ返済を賢く活用しよう
カーローンの返済については、繰上げ返済を検討してみるのは賢い方法です。
繰上げ返済とは、臨時収入があった場合などに通常の返済とは別に行える返済のことです。
繰上げ返済を賢く活用すると、より早く返済を終えられるとともに、返済総額を少なくすることができます。
例えばボーナスが入った時に繰上げ返済をすることができるでしょう。
繰上げ返済の大きなメリットは、返済した金額がすべてカーローンの元金の返済に充てられるということです。
毎月の返済をしている場合、その返済額には元金の返済と利息の支払いが含まれています。
つまりたとえある月に3万円返済したとしても、借金の元金が3万円減るわけではないんですね。
しかし繰上げ返済であれば元金を大きく減らすことができます。
その分返済期間も短くなりますし、返済総額も少なくすることが可能です。
ただ、常に繰上げ返済ができるというわけではないでしょう。
そんな場合には返済額の見直しを定期的に行うのが良いかもしれません。
例えば京都銀行では年2回、返済額を増額するチャンスがあります。
最大で現在の返済金額の50%ですが、返済額を少しでも増やせればそれだけ返済総額が少なくなるのです。
今のところ返済していても余裕があるという方は、返済額の増額を検討できるでしょう。
ただし返済額を減らすことはできないので、本当に無理のない範囲での返済になるのかを慎重に考えることが重要ですね。
返済が滞ってしまうと大変なので、カーローンを組む時点でどのくらいの返済であれば可能なのかを家族とも話し合いながら考えましょう。
将来何が起こるかわからないということも考慮しつつ、最適な返済額を算出すべきです。
繰上げ返済した場合のシミュレーション
カーローンに限った話ではありませんが、ローンを組んだ時には繰上げ返済をすると返済総額をかなり節約することができます。
いくつかシミュレーションをしてみると、それがよくわかります。
例えばある人が200万円を年率4%の金利で借り入れたとしましょう。
返済期間を5年と設定すると、毎月の返済額は36,833円となります。
しかし10回目の返済の際に20万円を繰上げ返済したとします。
繰上げ返済をしなかった場合、返済期間は5年で返済総額は220万9946円です。
一方で繰上げ返済をすると返済期間は4年半になり、返済総額は217万5858円となります。
3万円以上の利息の差が出ました。
これが繰上げ返済の威力なのです。
もし借入金額が大きくなり、繰上げ返済の金額も大きくなるとその差はさらに顕著になります。
別の例を考えましょう。
ある人が500万円借り入れたとします。
金利は年率2.5%です。
返済期間を6年に設定すると、返済回数は72回、毎月の返済額は74,855円となります。
このまま返済していくと返済総額は5,389,528となります。
38万9528円が利息ということです。
しかし返済開始から1年後、つまり13回目の返済の際に100万円繰上げ返済したとしましょう。
すると、返済回数は58回に減り、返済総額は5,272,876円となります。
利息の差は116,652円、返済回数も14回も少なくて済みます。
1年以上返済を早く終わらせられるのです。
繰上げ返済は返済回数も返済期間も、返済総額も減らすことができる非常に有効な方法です。
ぜひカーローンを組んだ後まとまったお金が入ったら検討してみてください。
ただし多くの金融機関のホームページには繰上げ返済についての記載がありません。
というのは、金融機関は利息によって利益を上げているため、繰上げ返済されてしまうと利益が少なくなってしまうからです。
京都府内でも京都銀行を始め、多くの金融機関では繰上げ返済ができるとの記載はありません。
ですから、繰上げ返済が可能かどうかは窓口に行って確かめてみる必要があるでしょう。
もし繰上げ返済が可能という場合には、ボーナスや臨時収入を利用して元金を減らす努力をしておくと後が楽になりますね。
数千円、1万円単位の繰上げ返済であっても、繰上げ返済を繰り返していくと元金を大きく減らすことができるようになります。
カーローンは返済額も大きくなるローンですから、賢く繰上げ返済を利用するようにしてください。
意外な金利優遇が受けられる運転免許自主返納
多くの金融機関ではカーローンの優遇金利を提供していますが、その中で意外に思える条件があります。
それが運転免許自主返納なんです。
運転免許自主返納は1988年に始まった制度で、高齢者ドライバーの事故を防止するために作られました。
有効期限の残っている運転免許証を返納することで代わりに運転経歴証明書を発行してくれるというものです。
自主返納によるメリットも多くあり、若者の返納も増えてきています。
そして運転免許自主返納によって得られる特典の一つがマイカーローンの優遇金利なのです。
例えば京都銀行ではキャンペーン期間中に運転免許自主返納している家族がいる申請者に対して年率0.1%の金利を差し引いています。
0.1%という金利は小さいように思えるかもしれませんが、借入れる金額や返済総額を考えるとかなり大きな優遇措置と言えますよね。
もし家族の中に免許の自主返納をしている方がいる場合には、忘れずに優遇金利を適用してもらうようにしましょう。
もちろん運転免許を自主返納した本人は運転ができないのでマイカーローンは必要ありませんが、自主返納した方の子や孫がマイカーローンを組みたいという時に金利が優遇されるのはうれしいポイントとなるでしょう。
もちろんマイカーローンのために運転免許証を返納する必要はありませんが、こうした優遇措置があることも覚えておくと返済総額を減らすことが可能になります。
運転免許証の自主返納によって取得できる運転経歴証明書は有効期限が廃止され、無期限に有効とされているので今後も免許を返納する人は増えていくかもしれません。
カーローンを組むのであれば銀行がベスト
カーローンを提供している金融機関は銀行だけではありません。
信用金庫もカーローンを提供していますし、もっと言えばディーラーでもカーローンを組むことはできます。
しかし様々な条件を勘案すると、銀行でカーローンを組むのがベストだという結論に至ります。
その理由は金利の低さと自由度の高さです。
多くの場合、ディーラーのカーローンよりも銀行の方が金利が低くなります。
一般的にカーローンの金利は2%から5%前後なのですが、ディーラーは4%前後、銀行は2%から3%程度のところが多くなっています。
実際京都銀行ではマイカーローンの上限金利が2.175%とかなり低めに設定されています。
金利の優遇を使えばさらに低い金利でカーローンを組むことも可能です。
こうした低金利が実現できるのは厳しい審査にあります。
しっかりと審査をすることで、返済能力のある人だけに貸付を行えるため、低金利でも利益が得られるんですね。
特に地方銀行は業績の伸びが鈍化してきているため、低金利でも多くの人に貸付を行いたいと願っています。
その点でもカーローンを組むのであれば銀行がベストの選択肢となります。
銀行でカーローンを組むがよい別の理由はローンの自由度の高さです。
銀行のカーローンでは、購入した車の名義が自分になり、自由度が高くなります。
ディーラーのローンでは車はディーラー名義になるので、売買などはできません。
さらに銀行では購入する車が決まっていない段階でもローンを組むことができます。
税金や免許取得費用などもカーローンに組み込むことができる場合もあり、非常に自由度が高いローンとなっているのです。
これも銀行がしっかりと審査をして、信頼できると判断した人にだけお金を貸すようにしている成果なのです。
さらにすでにある借金をカーローンをきっかけに借り換えるという方法もありますね。
カーローンは契約しなければなりませんが、その他の住宅ローンなどを併用すればさらに低金利での借入れも可能になります。
いろいろある借金をカーローンをきっかけに一つの銀行にまとめることができれば、毎月の支払いを最小限に抑えることもできるかもしれません。
カーローンはただ車を買うためのローンというだけではなく、他の面にも良い効果をもたらす可能性があるのです。
こうした効果はディーラーのカーローンでは得られないものなので、銀行のローンを使って効果的に借金を返済していった方が賢明と言えるでしょう。
これから京都府内で車を購入しようと思っている方、カーローンを組もうと思っている方は、ぜひ銀行系のカーローンの中から自分の状況にもっとも合っているものを選ぶようにしてくださいね。
まとめ
マイカーローンを組む時には、金利の優遇措置や繰上げ返済を賢く活用することが完済への近道です。
融資を受ける際にはどの金融機関が自分にとって一番メリットがあるのかを検討するのはもちろんのこと、事前にどのように返済していくのか、どんな金利の優遇が適用される可能性があるのかなどを細かくチェックするようにしましょう。
そうすれば車を購入した後も、無理のない返済を続けていくことができるに違いありません。
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