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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、地元の金融機関なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
そんな人に役立つ地域別のおすすめマイカーローンを表で比較してご紹介します。
沖縄でマイカーローンが組める金融機関はどこ?
金融機関 | 金利(変動) | 金利(固定) | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|---|
琉球銀行 | 2.5%または4.0%~年6.5 ※1 | 10万円以上800万円以内(1万円単位) | 1年以上10年以内(6ヶ月単位) | |
沖縄銀行 | 1.90%~3.70% ※2 | 10万円以上500万円以内(1万円以内) | 6ヶ月以上10年以内(1ヶ月) | |
三菱UFJ銀行(全国対応・来店不要) | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 | |
JAおきなわ | 変動金利・固定金利を選択可能 ※3 | 変動金利・固定金利を選択可能 ※3 | 1,000万円以内(1万円単位) 変動金利・固定金利を選択可能 ※4 | 6ヶ月以上10年以内 |
生活応援バンク沖縄ろうきん | 4.8%~6.1% ※5 | 最高500万円 | 10年以内 | |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 | |
沖縄海邦銀行 | 3.50% 4.50% 6.50% ※6 | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) | |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 | |
コザ信用金庫 ※7 | 5.5%・6.5%・8.0% 保証料が含む | 10万円以上100万円以下(1万円単位) | 6ヶ月以上5年以内 |
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※1 保証料込みでポイント数に応じて最大▲2.0%の金利引き下げがあります。また年4.0%~年6.5%が適用される場合は、最大▲2.0%引き下げられます。優良運転者は、▲0.5%の金利引き下げになります。両方併用すると基準金利 年6.5%より最大▲2.5%引き下げられることに。また、ハイブリッドカーの場合、変動金利で年2.0%または年2.475%が適用されます。ただしポイントサービスや最良運転者を対象とした金利引き下げは適用されないので注意してください。マイカーローンとハイブリッドカーローンを共通すると変動金利 年2.5%または年2.0%が適用されます。詳細は窓口でご確認ください。 ※2 (ハイブリッドカー)沖縄銀行で住宅ローンを持っている方は年1.90%、持っていない方は年2.35%(ハイブリッドカー以外)住宅ローンを持っている方は年2.20%、持っていない方は年3.70%が適用されます。いずれも、年率は変動金利 ※3 変動金利または固定金利から選択できます。それぞれの利率についてはJAおきなわの窓口にて問い合わせてください。変動金利は、借入後の利率が4月1日および10月1日の基準金利で年2回の見直しが行われます。その後、6月・12月の約定返済日の翌日から適用されます。固定金利は、借入時の利率が完済まで適用されます。またキャンペーン中の特別金利では、JAカードの加入者および新規加入者の方に固定金利 年1.3%が適用されることになります。 ※4 ただし71歳以上の方は200万円以内が上限になります ※5 (3年以内)会員:年4.8%・一般:年5.3%(5年以内)会員:年5.1%・一般:年5.6%(10年以内)会員:年5.6%・一般:年6.1% ※6 ハイブリッドカー、電気自動車、クリーンディーゼル自動車の場合△0.50%の金利引き下げがあります。また最良運転手の方は△0.50%、沖縄海邦銀行の住宅ローンを利用している方は△0.50%が引かれます。(保証料込み) ※7 「目的ローン」をマイカーローンとして利用できます。
変動金利が安いマイカーローンとは
沖縄にもマイカーローンが組める金融機関が数多く存在しますが、そのなかでも変動金利がもっとも安いところは「沖縄銀行」です。
ハイブリッドカーの有無や住宅ローンへ加入しているかで変わってきます。
そのため、ハイブリッドカー+住宅ローンを利用している場合は年1.90%と低金利。
一方でハイブリッドカーなし+住宅ローンを利用していない場合は年3.70%と少し高くなるでしょう。
また保証料の記載がないので保証料の詳細については問い合わせしてみてくださいね。
ちなみに、ハイブリッドカー+住宅ローンを利用していない場合は年2.35%、ハイブリッドカー以外+住宅ローンを利用している方は年2.20%になります。
それを考えると、琉球銀行は年2.5%または年4.0%~年6.5%。
保証料込みで金利引き下げもあるのですが、年4.0%~年6.5%が適用される場合もあり最安値とは言えません。
マイカーローンを選ぶうえで、金利に加え「保証料」はとても重要です。
どんなに金利が安くても、保証料が別途必要になると総支払額は大きくなってしまいます。
一番ベストなのは、低金利+保証料無料または保証料込み。
ただ、金利が安いところは保証料が別途必要になることが多いといわれています。
また変動金利なので金利見直しで高くなることがありますね。
金利だけでなく保証料のことも考えてマイカーローンを選びましょう。
固定金利が安いマイカーローンとは
固定金利は完済まで金利が固定しているので安心です。
上記の金融機関では、「生活応援バンク沖縄ろうきん」がもっとも安くなります。
返済期間と会員・一般によって変わってきますが、年4.8%~年6.1%。金利の振り幅はあるものの、まずまずといったところですね。
JAおきなわの金利の表記がないので沖縄ろうきんが最安値と断定することはできませんが、このなかではもっとも安いのではないでしょうか。
ちなみに、返済期間は3年以内・5年以内・10年以内の3段階です。
会員の方で3年以内なら年4.8%が適用されます。
5年以内なら年5.1%、10年以内なら年5.6%。一般の方は、年5.3%・年5.6%・年6.1%となっています。
また保証料が別途必要になるので実質はもう少し高くなります。
注目すべきは「保証料」
マイカーローンを利用するうえで注目したいのは、保証料です。
どうしても低金利に惹かれがちですが、保証料が含まれているものとそうでないものとでは総支払額が大きく変わります。
どんなに低金利でも、保証料が別途必要になると見積もりを取ったときに「思っていたより高い…」なんてことになりかねませんね。
ですから、マイカーローンを選ぶときは必ず保証料もチェックしましょう。
先にも述べましたが、保証料は金利が安いところほど別途必要になるといわれています。
なかには年1.90%と低金利で保証料込みのところもありますが、基本的には別途必要になることのほうが多いですね。
ですから、多少金利が高くても保証料込みまたは保証料無料のほうが総支払額に大きな影響を与える心配はないでしょう。
とは言え、金利+保証料に加えて「金利の振り幅」にも注意しなければいけません。
注意したいのは金利の振り幅
上記の金融機関の金利を見ても分かりますが、なかには〇%~〇%と記載しているところがあります。
琉球銀行がそれにあたりますね。
返済期間に応じて3段階になっている金利も要注意。
振り幅があるということは、どの金利が適用されるか分からないということです。
要するに、最低金利が安くても必ずしもその金利が適用されるとは限りません。
最高金利が高いところはなおさら注意したいですね。
琉球銀行は年2.5%または年4.0%~年6.5%となっています。
前者は金利が決まっているので良いですが、後者は年4.0%~年6.5%と振り幅があります。
最高金利が年6.5%は高いですね。それが適用されてしまうと、変動金利に加え総支払額が大きくなってしまう可能性があるでしょう。
金利が決まるのに、2通りの基準があるのは知っていますか?
どちらを採用しているかは金融機関によって違うため、「銀行だから〇〇を採用している」といった決まりはありません。
公開していない金融機関もあるので、どちらを採用しているかは申込者は知ることができないですね。
2通りの基準とは、「申込者の信用」「借入額」です。
借金状況や返済の遅延などを重視しているところであれば、当然これらに傷がついているともっとも高い金利が適用されます。
借入額を重視しているところなら、金額が大きいほど低金利になりますね。
金利+保証料に加え金利の振り幅もチェックしておくと、安心して申し込みができるでしょう。
こればかりは各金融機関の情報をしっかり収集しておくことが大切です。
審査に落ちやすい人の特徴
金利+保証料+金利のふり幅に加え、「審査に落ちやすい人の特徴」も知っておくと安心ですね。
当然ですが、各金融機関の条件を満たしていないと審査に通ることはほとんど難しいと考えておいてください。
たとえば、琉球銀行は借入時の年齢が満20歳以上・完済時の年齢が満70歳未満でなければいけません。
また勤続(営業)年数が1年以上、安定継続した年収が150万円以上ある給与所得者または個人事業主など。
銀行の場合、年齢は満20歳以上を設定しているところがほとんどですね。
JAバンクは18歳からでも申し込みができるので早くに車を購入したい方には助かります。
ただし未成年者の申し込みは連帯保証人が必要になるので気をつけてくださいね。
保証人は20歳以上でなければいけません。
年収は、基本的に最低でも150万円~200万円以上が必要になります。
どのみち安定継続した収入が必要になるので、無職の方は申し込みはできません。
勤続年数は金融機関によって違いますが、1年以上あると安心ですね。
では、落ちる人の特徴を見ていきましょう。
まず、信用事故がある方は論外ですね。
特に銀行は審査が厳しいので債務整理がある方や返済遅延がある方は落ちやすくなります。
審査のときのお客さまの信用情報がチェックされるので、すべて筒抜けです。
パート・アルバイトも難しいでしょう。
特にJAバンクは派遣社員や契約社員も危ういといわれています。
安定した収入が期待できないと審査に落ちやすくなるので気をつけてくださいね。
他にも、投資や内職による所得・失業者や生活保護受給者なども難しいといわれています。
なかには、職種が原因で審査落ちしてしまう場合もありますね。
特に多いのが水商売やYouTuberなど。
収入が安定していない職種も不利になりやすいと思っておいてくださいね。
金利・保証料・金利のふり幅などを確認していても、審査に通らなければ意味がありません。
落ちる人の特徴に当てはまってしまう方は、ディーラーローンなどもあるのでいろんなマイカーローンをチェックしてみてくださいね。
お得なカーローンの選び方とは
まず、万人におすすめのカーローンはないと考えておいてください。
個々によって重要視する条件は違いますし、銀行よりディーラーのほうがメリットになることもあるからです。
それを理解したうえで自分に合ったカーローンを選びたいですね。
まず、カーローンには銀行とディーラーに大きく分類されます。
ディーラーローンのメリットは、スピーディーな手続きと融通が利く審査です。
一方で銀行ローンは、金利が低く自動車購入以外にも利用できるということ。
デメリットは、ディーラーの場合は金利がやや高めなことや自動車購入にしか使えない点などが挙げられます。
銀行ローンは、審査が厳しく手続きに時間がかかります。
何を重視するかによって、ディーラーローンが良い場合と銀行ローンが良い場合がありますね。
「万人におすすめのカーローンはない」というのはここにあるのです。
何度も述べていますが、金利を比較するだけではNG。
金利の低さはとても惹かれますが、それだけで選んでしまうと失敗します。
値引きやキャッシュバックなどを含めて考えると、銀行ローンは低金利というメリットはあるもののディーラーのほうがお得になります。
たとえば、銀行Aの金利が3%で特典なし、ディーラーBの金利が4%で車体価格値引き+3万円のキャッシュバックがあると断然ディーラーのほうがお得ですね。
それに加え保証料や金利のふり幅などもありますから、申し込む前にしっかりシミュレーションすることが大切です。
総支払額を比較することでもっともお得に利用できるカーローンが見つかります。
銀行の場合は各公式ホームページにシミュレーションができる機能が付いていますが、ディーラーの場合は直接聞くことになりますね。
「トータルでどれくらい支払うことになるのか」というのをきちんと訪ねてください。
ちなみに、ローンの返済総額+ローンの頭金+ローン以外の諸経費などで総支払額が計算されます。
返済総額は、元金・利息・手数料ですね。
諸経費は、オプション・税金など。
ただディーラーローンで気をつけたいことがあります。
それは、「本当にお得なキャンペーンなのか」「残価設定ローンはメリットになるのか」「複数のディーラーで見積もりを取ること」です。
「今だけキャンペーンで〇万円値引きされます」といわれても、総支払額を見てみないことには本当にお得かどうかは分かりません。
キャンペーンの文字だけに惑わされないことが大切ですね。
マイカーローン申し込みの流れ 3ステップ
ステップ1 まずは購入する自動車を決める
最初にマイカーローンの申し込みをするみたいなイメージがあるかもしれませんが、まずやることは自動車選びですね。
金融機関は自動車の価格に応じてマイカーローンの審査をするので、まだ購入する自動車は決まっていないなら審査はできません。
そのため、まずはどの自動車が欲しいかを決めるのが重要ですが、当然ながら高い自動車ほどマイカーローンの負担は増えます。
これは審査にも大きく影響してくるので、自動車選びでは無謀な選択をしないことも重要ですね。
ステップ2 どこのマイカーローンを利用するかを決める
続いてはマイカーローンの選択ですが、最初に思いつくのはディーラーの提携先の金融機関かと思いますが、当然それ以外の金融機関からも選べます。
どちらを選ぶかは非常に難しいところですが、ディーラーの提携先で契約するディーラーローンの方はやや審査に通りやすいのが特徴です。
どの金融機関も貸し倒れを恐れていますが、ディーラーローンの場合は購入する自動車という分かりやすい担保があるので、やや審査で有利というわけですね。
一方、提携先の金融機関が信販会社なら金利はやや高めに設定されているのが普通で、支払い総額は増えるのが普通です。
銀行のマイカーローンは大幅に金利が抑えられていますが、審査のハードルはやや高めです。
ステップ3 自動車の見積書などの書類を提出して審査を受ける
自動車も決めて、マイカーローンも決めたらあとは申し込みで、見積書を含めて必要な書類を用意します。
マイカーローンの審査結果が出るまでの時間
申し込み方法によって審査機関が異なる
どのマイカーローンを選ぶかにもよりますが、申し込み方法はインターネットからの申し込み、郵送での申し込み、窓口での申し込みの3つが基本です。
この3つのどれを選ぶかにより審査結果が変わることはありませんが、審査期間にはやや影響が出る場合もありますね。
24時間いつでも受付をしているインターネットと、郵便物が届いてから審査が開始される郵送では審査期間に差が出るのは当然のことです。
この審査期間はさほど重要なポイントではありませんが、インターネットからの申し込みでは金利が優遇されるケースもあります。
インターネットからの利用で必ず優遇されるわけではないものの、利用者にとって有利なシステムが存在するなら積極的に利用したいところです。
審査の内容
申し込みが終わればあとは審査ですが、審査は保証会社による仮審査、そして金融機関による本審査があり、仮審査は借金関係のトラブルや現在の借金の状況について調べて、明らかに問題がある人を落とすためのシステムですね。
本審査では、この人は本当に貸したお金を返済できるかを、年収などの個人情報から判断していきます。
マイカーローンの審査を申し込み、OKなのか駄目なのかを待つ時間は相当につらいものがあるんですよね。
このマイカーローンの審査にかかる時間は金融機関によってだいぶ差があるので、一概にこれくらいかかるとは断定できません。
まず、JAのマイカーローンですが、JAはそれぞれの地域によって商品の性質がやや変わることがあります。
JAによって金利が変わってくることもあるので、沖縄県にお住まいならJA全体ではなくJAおきなわについて調べるのがポイントです。
そのため、マイカーローンの審査期間の方も地域でやや変わる可能性はあるものの、審査期間に関しては全国どこでもそう大きな変化はありません。
沖縄県であってもそうでなくても、早ければ2営業日ほど、遅くても2週間以内に結果が出るのが普通です。
続いては信用金庫ですが、こちらもどの信用金庫を利用するかによってやや変わってくるものの、基本はJAと同じく最短で2営業日ほど、長ければ2週間くらいはかかると考えてください。
労働金庫に関しても基本的にはJA、信用金庫と変わらず最長で2週間程度はかかるのが普通で、先に出てきたJAや信用金庫と比べるとやや審査が長引く傾向があります。
地方銀行、都市銀行はそれぞれ傾向が異なりますが、昔は都市銀行の方が短期間で審査が済むのが普通でした。
ただし、総量規制など金融機関に対する規制が強まってからは、審査に時間がかかるようになりました。
より細かいところまでチェックした上で審査をする以上、どうしてもある程度の時間はかかりますね。
そのため、地方銀行も都市銀行も審査時間はほぼ変わらず、早ければ2営業日ほど、長くて2週間程度が必要です。
先に挙げたJA、信用金庫、労働金庫にせよ、地方銀行や都市銀行にせよ、そこまで大きな差はありません。
インターネットから審査の申し込みができるか、メインバンクかどうか、そして信用情報の内容によってやや審査期間は変わってくるものの、審査期間が極端に短いところは存在しないと考えてください。
最後はディーラーによるマイカーローンですが、こちらはディーラーがどこと提携しているかによって変わってきます。
トヨタグループのトヨタファイナンス、銀行のマイカーローンなど提携先は様々ですが、提携先が銀行なら先に挙げた審査期間とそう変わらないと考えてよいでしょう。
銀行以外の場合に関しては提携先によるのですが、銀行よりはやや手早く審査が終わることもあります。
それでも、その日のうちとか翌日に審査の結果が出るなんてケースはそう多くはないので、数日程度は見込んでおくのがよいですね。
マイカーローンで求められる書類
- 「源泉徴収票、所得証明書、納税証明書、直近の給与明細書」の4つのうちどれか
- 「運転免許証、パスポート、写真付きの住民基本台帳カード」など本人確認のための書類のどれか
- 注文書、見積書など
所得を証明するもの
金融機関は貸し倒れを避けたいので、まずチェックするのは年収がどれくらいあるかですね。
その確認に使われるのが源泉徴収票、所得証明書、納税証明書、給与明細書のどれかで、1つだけで大丈夫です。
身分を証明するもの
無免許であっても自動車を購入するだけなら可能ですが、実際には免許を取得した上で自動車を購入するケースが大半でしょうから、本人確認書類は運転免許証を使うのが基本ですね。
一応、運転免許証がなくてもパスポート、写真付きの住民基本台帳カードなどで代用できます。
利用目的を証明するもの
注文書、見積書、車検証は実際に自動車を購入することを証明するための書類で、これはマイカーローンを他の用途に使う不正を防ぐために必要です。
マイカーローンや住宅ローンのように、特定の目的のために使うローンは金利が抑えられていて、逆にどんな目的にも使えるローンは金利が高い傾向があります。
だからこそ、マイカーローンと偽って他の目的に使うような不正を防ぐために、本当に自動車を購入するのだと書類を使って証明しなければいけません。
審査に通らない理由と対策
審査に落ちてしまう理由は金融機関にしか分からないことなので、これをやれば確実に審査に通るみたいな裏技はありません。
しかし、審査に悪影響を与える理由の中にははっきりしているものもあり、まずは返済に関する過去のトラブルです。
過去の金融トラブル
マイカーローンの申し込み以前に、クレジットカードの利用、金融機関によるローンやキャッシングなどで返済に関する問題を起こしていたら、マイカーローンはまず間違いなく利用できません。
どこの金融機関も、信用情報機関を経由して過去に返済に関するトラブルがなかったかを調べますので、ここで問題があればマイカーローンの利用は絶望的です。
一応、信用情報機関に登録されているマイナスな情報は一定期間で消えるものの、5年かかるのが普通ですね。
5年以内に借金に関するトラブルを起こしているなら、しばらく待ってマイナスの情報が消えるのを待つしかありません。
年収と返済負担率
基本的に、年収が多い方が返済トラブルを起こす可能性が少ないと金融機関は判断するので、年収は重要ポイントです。
しかし、年収はそう簡単に上げられないのものですから、返済負担率の方で調整するのがポイントです。
収入のうち、どれだけの割合を返済に回すかを表しているのが返済負担率ですが、これが35%を超えてはいけません。
たとえ、年収が1千万円以上であっても返済負担率が高ければ返済が滞りやすいと判断されるのです。
先に、自動車選びで無謀な選択をしないように書きましたが、金融機関は身の丈に合っていない自動車を購入するのは許可しない、こうも言い換えられます。
どうしても欲しい自動車があるという理由でマイカーローンを利用することもあるはずですが、マイカーローンを利用するなら返済負担率を抑えて、返済しやすい自動車を選ぶのが重要ですね。
勤続年数
収入と同じく簡単に変えられないのが勤続年数ですが、金融機関は勤続年数を重視する傾向があります。
実際には、キャリアアップによる前向きな転職など例外もあるものの、仕事が合わなくて転職したので勤続年数が短いなど、転職の理由によっては評価が下がるケースがあるのです。
こちらも、先に書いた信用情報と同じく基本は待つしかありませんが、勤続年数が1年未満でない限りはそう問題にはなりません。
もし、転職などの理由で勤続年数が1年未満なら、時間が経過してから改めてマイカーローンを申し込むとよいでしょう。
申し込みブラック
あと、不安だからと一定期間に複数のマイカーローンに申し込むのは絶対に駄目で、これは審査で落とされる原因です。
この申し込みのデータは金融機関に全て把握されるので、例えそんなつもりがなくても、お金がなくて必死で申し込みをしていると判断されかねません。
1つのマイカーローンだけでは不安に感じられるかもしれませんが、じっくりと吟味して1つに絞ってください。
すでに複数の申し込みをしてしまった場合、今回は結果に期待ができないものの、こちらは返済などのトラブルと違って半年ほどで情報が消えるので、時間を置いてから改めて特定のマイカーローンを申し込むのがポイントです。
マイカーローンと住宅ローンは併用できるか
すでに住宅ローンを利用しており返済の真っただ中である、こんなケースでもマイカーローンを利用できるのかは気になるところですよね。
まず、先に書いたようにマイカーローンの仮審査では、現在の借金の状況についても調べられます。
返済中なら新しくローンを組めないというわけではないのですが、ハードルは確実に上がりますね。
住宅ローンの返済中で、さらにマイカーローンによる借金が増えれば返済が滞る可能性が高い、そう判断されます。
もっとも、住宅ローンとマイカーローンを同時に利用できる場合もあり、先に書いた返済負担率のように無理なく返済できるかどうかが重要ポイントです。
併用できるかのポイントは返済負担率
たとえ2つのローンを利用しても返済に余裕があるようなら、金融機関もそこまで貸し渋りはしません。
しかし、現実的には2つのローンを併用して返済を続けるのはなかなか難しいと判断されますから、単独でのローン利用より相当にハードルは上がると考えてください。
仮に併用が認められても、マイカーローンの借入額を減らさなければいけない場合がありますね。
これは逆の場合も同じで、マイカーローンを利用していると住宅ローンの審査に悪影響が出やすく、2つのローンを希望通りに利用するためには相当に金融機関からの評価が高くなければいけません。
マイカーローンの返済方法
マイカーローンの返済方法はシンプルで、給与などの所得から一定の金額を支払っていく形です。
元本、そして金利の分まで全て払い終えれば完済ですが、ここにたどり着くまでにはかなり時間がかかります。
返済期間を短くすると完済までの時間も短くなりますが、月々の支払いが増えるので返済が滞りやすいのが難点です。
借り換えローンを利用して返済期間を変えるやり方も一応はありますが、マイカーローンの返済期間は基本的に変えられないので注意が必要ですね。
繰り上げ返済とは何か
返済期間を短くするための方法としては繰り上げ返済があり、こちらは毎月の返済とは別に返済をするやり方です。
繰り上げ返済には一部繰り上げ返済、一括繰り上げ返済の2つがあります。
一部繰り上げ返済はボーナスが入った時など余裕がある時に追加で返済をするやり方で、この時の返済は全て元本にあてられます。
月々の返済分は元本と金利の両方にあてられるので、なかなか元本が減らないというもどかしさを感じるものです。
しかし、一部繰り上げ返済を利用すれば全てが元本にあてられるので、今後の支払いを大きく楽にする効果が見込めます。
そして、一括繰り上げ返済は全額繰上返済とも呼ばれ、こちらは残っている借入残高をまとめて返済するやり方です。
車の売却や宝くじが当たった、競馬や競輪、競艇などで大穴を当てたなどの理由でまとまったお金が入ってきて、そちらで全てを返済できる場合は一括繰り上げを検討するのも手ですね。
繰り上げ返済の魅力は金利による負担を抑えられる点で、種類に関わらず借金の支払いでは金利に苦しめられるのが普通です。
しかし、繰り上げ返済で元本を減らしたり、全てをまとめて支払えば金利による負担を大きく減らせます。
序盤の繰り上げ返済は金利負担を大きく減らせる
この繰り上げ返済には注意点もあり、最初のポイントはなるべく早めの時期に繰り上げ返済をする点ですね。
一括で購入できないからこそマイカーローンの利用を検討するので、一括繰り上げ返済については先に書いたギャンブルでの当選などよほどのことがない限り利用は難しいでしょう。
利用しやすいのは一部繰り上げ返済の方ですが、完済が見えてきた時期に繰り上げ返済をしても意味はほとんどありません。
元本が大きく残っている最初こそつらい時期なので、一部繰り上げ返済に向いているのはマイカーローンの利用を始めてからさほど時間が経過していないうちです。
このつらい時期に一部繰り上げ返済をすることで、後々の金利による負担を大きく減らせます。
貯金を切り崩して繰り上げ返済をするのもありですが、生活に影響が出ない程度に留めておくのがポイントです。
マイカーローンによっては繰り上げ返済に対応していない場合もあるので、ここも事前にチェックが必要ですね。
繰り上げ返済に対応しているけれども手数料がかかる、こんなマイカーローンもあります。
手数料がかかるマイカーローンの場合、何回も繰り上げ返済をしては手数料による負担が増えるので、なるべく繰り上げ返済の回数を減らすのも重要です。
自動車の購入以外に使えるか
先に書いたように、マイカーローンは自動車を購入する目的のための借金ですので、自動車やオートバイなどの二輪車の購入に使うのが基本です。
ただし、自動車に関連することに限っては例外的に認められている場合もあるので、どんな用途に使えるのかも押さえておきたいポイントです。
免許の取得にはお金がかかり、免許ローンを組んで教習所に通うなんてケースも珍しくはありません。
マイカーローンの中には免許の取得に対応しているものがあるので、免許ローンではなくマイカーローンも候補に入れられます。
ただし、未成年や学生は金融機関の評価の低さからマイカーローンの利用は難しく、審査にさほど期待はできません。
学生のうちは自動車にさほど興味は持っていなかったが、社会人になってから自動車に興味を持ち始めたような場合は、マイカーローンの利用も検討してくださいね。
自動車に乗り続ける上で欠かせないのが車検で、こちらもマイカーローンで対応できる場合があります。
車検を通さないと公道を走れないことから重要度は非常に高いものの、経済的な負担が大きく憂鬱になるなんてケースも珍しくはありません。
沖縄県は自賠責保険の保険料が本土よりだいぶ安く設定されていることから、車検にかかる費用も抑えられるものの、それでも2年置きにやってくる車検の負担はかなりのものですね。
車検の費用を用意するのがつらい場合は、車検にも対応しているマイカーローンを頼りにするのも手です。
車検だけでなく自動車の修理でもマイカーローンは役立ち、長く自動車に乗り続けるなら故障は避けられません。
特に使い方に問題はないけれども壊れることもあれば、事故を起こした結果の故障、さらには天災による被害などパターンは色々と存在します。
事故などで相当に修理費用がかかるのに自動車保険がおりない、このような修理費用の捻出でもマイカーローンを検討したいところですね。
それ以外にもカーナビを始めとしたカー用品の購入費用、車庫の建設のための費用などにも使える場合があります。
このように色々な用途に使えるマイカーローンは心強い存在ですが、本来は自動車やオートバイなどを購入するためのローンです。
色々な用途に使えるマイカーローンが存在する一方で、自動車やオートバイなどの購入以外の用途以外が全く認められないマイカーローンも存在します。
金利が低いなど、返済の負担を抑えられるマイカーローンを選ぶのが基本ではありますが、自動車の購入以外にもカー用品の購入などを考えているなら、マイカーローンの用途もしっかりとチェックしてくださいね。
終わりに
金利が抑えられているマイカーローンほど審査が厳しく、金利が高めなマイカーローンはやや審査が甘い傾向はありますが、それでも簡単に融資してもらえるわけではありません。
現時点で借金はあるのか、過去に長期間の延滞など借金に関するトラブルは起こしていないか、このような自分自身の評価について見直すところから始めてください。
少なくとも仮審査で落とされることはないと判断したらマイカーローンの候補のチェック、そして自動車選びに入ります。
どのくらいの期間で返済が終わるのかのシミュレーションをしつつ、マイカーローンと購入する自動車を選ぶとよいでしょう。
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