この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
車のメンテナンスの中でも、大事だけど見落としがちになってしまうのが「タイヤの空気圧チェック&補充」です。
最低でも月に1度はタイヤの空気圧をチェックして、空気が抜けていたら空気を入れるようにして下さい。
タイヤの空気圧チェックと同様に頻繁にメンテナンスを行わなければならないのが「エンジンオイルの交換」です。
最近車のメンテナンスをしてないなぁ、という人はこちらも併せて参考にして下さい。
タイヤの空気が抜ける原因
タイヤの空気は減らないと思っていませんか?それは間違いです。
少しずつですがタイヤの空気は抜けていきます。
これを「自然空気漏れ」と言います。
空気を入れた風船が少しずつ萎んでいくのを見た事が有りますよね。
あの現象がタイヤにも起こっているんです。
ゴムは空気を通してしまうんですね。
もちろん、タイヤは風船よりも分厚いので空気が抜けにくくなっています。
しかし、完全に防ぐ事は出来ません。
自然現象以外にも以下のような原因でタイヤから空気は抜けてしまいます。
- パンク
- タイヤとホイールのミスマッチ
- バルブ・コアの損傷
- バルブの損傷 等
空気圧をチェックした際に1本だけ空気の漏れが多い場合などは、自然空気漏れ以外に原因が有る可能性が高いです。
その際はなるべく早くディーラー・カー用品店などで点検を受けるようにして下さい。
タイヤの空気圧が低下すると発生する問題点
タイヤの空気圧が低下すると、タイヤ本来の性能を発揮する事が出来ず、運転していて不快さを感じるばかりか、命が危険に晒される可能性も有ります。
しっかりとチェックしておきましょう。
以下、空気圧低下により発生しやすいトラブルを3つ紹介します。
燃費の悪化
空気圧が低下すると、タイヤの張りがなくなり接地面積が増えます。
その結果、地面とタイヤの間に発生する抵抗が大きくなり、燃費の悪化に繋がってしまいます。
乗り心地の悪化
タイヤは衝撃を吸収する役割が有りますが、空気圧の低下したタイヤ(弾力が無くなったタイヤ)は衝撃の吸収力が弱まります。
その結果、揺れや音が激しくなり乗り心地が悪化していきます。
走行性能の低下
地面とタイヤの間の抵抗の増加やタイヤの偏摩耗によって走行性能の低下に繋がります。
具体的にはハンドル操作が難しくなったり、スリップしやすくなります。
これは非常に危険です。
そのため、月に1度は空気圧のチェックをして、空気圧が低下していたら補充するようにしましょう。
空気圧が高すぎてもダメ
空気圧が高すぎるのも良く有りません。
パンパンに補充すれば良いわけではないんですね。
空気圧が高すぎると以下のような影響が出ます。
- 接地面積が少なくなり、その部分だけが摩耗してしまう(センター摩耗)
- 同様にタイヤのグリップ力が低下してブレーキが効きにくくなってしまう
- 衝撃を吸収しきれずに乗り心地が悪化してしまう
つまり、タイヤの空気圧は低すぎても高すぎてもダメだという事になります。
適正な空気圧を保つようにしましょう。
適正な空気圧の記載場所
適正な空気圧の記載場所は、運転席のドア付近です。
車種によって記載場所が異なる場合が有るので、どこに貼られているか確かめてみて下さい。
また、取扱説明書にも記載されていますので、見つからなければ取扱説明書で確認して下さいね。
空気圧の補充の仕方
タイヤの空気は前述したように自然に抜けてしまいます。
そのため、空気圧のチェックだけで済む事はまず無いでしょう。
毎回タイヤに空気を補充する事になると思います。
空気が補充出来る場所は、ディーラーやタイヤ専門店、ガソリンスタンドなどです。
セルフのガソリンスタンドでも可能です。
空気の補充の仕方を簡単に説明すると以下のような流れになります。
- ① 適正な空気圧を確認
- ② エアバルブのキャップを外す
- ③ ホースの先端をエアバルブに押し当てて空気圧を測定(設備によっては測定出来ない事も有ります)
- ④ ボタンやレバーなどで適正な空気圧まで補充
- ⑤ エアバルブのキャップを止める
以上です。
上記の流れをタイヤ四本分繰り返すだけです。
10分もかからないと思います。
非常に簡単ですので、月に1度は空気圧をチェックして適正な空気圧を保つようにしましょう。
最後にエアタンク型と据え置き型の空気圧の補充方法を説明している動画を載せておきます。
是非参考にしてみて下さい。
関連記事をチェックする