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ロードサービスを依頼する車のトラブルの中で、ダントツ1位となっているのが「バッテリー上がり」です。また、バッテリーが破損していて、バッテリー交換を必要とするトラブルも上位にランクインしています。
自動車を運転していれば、遭遇する可能性が高い「バッテリーのトラブル」。もし、トラブルに巻き込まれたら、「ロードサービスに依頼する」か「自分で対処する」事になります。
そこで、ロードサービスを頼む場合の料金や注意点、そして自分で対処する方法を紹介したいと思います。
バッテリー上がり・バッテリー交換のロードサービス料金
「バッテリー上がり」又は「バッテリー交換」のロードサービス利用料金は、以下のようになっています(JAFの場合)。
場所 | 昼間(8時~20時) | 夜間(20時~8時) |
---|---|---|
一般道 | 12,880円 | 14,940円 |
高速道路(SA・PA内) | 14,940円 | 16,990円 |
高速道路(SA・PA外) | 21,110円 | 24,190円 |
* 高速道路の救援の場合は、高速料金は別途加算されます。
自動車保険でロードサービスが付帯されている場合やJAF会員で有れば、料金は無料になります。JAF会員の場合は利用回数に制限は有りませんが、自動車保険のロードサービスの中には、保険期間中に無料で利用出来るのは1回までと制限している会社も有ります。
なお、バッテリー交換を必要とする場合には、別途バッテリー代が必要になります。
ロードサービスでバッテリーを交換してもらう場合、バッテリー本体は定価での販売になるのが普通です。
そもそもバッテリー上がりとは
自動車は、エンジンを回転させる事で、バッテリーに蓄電して、ライトやエアコン等に電気を供給します(オルタネーター等の細かい話は割愛)。で、バッテリー上がりは、蓄電された電気が全て消費されてしまうと発生します。
バッテリー上がりが起こると、エンジンを始動させるスターターに電力が供給されないので、エンジンがかかりません。携帯の充電が切れると電源が入らなくなってしまうのと同じで、自動車を動かすためにも電気が必要なのです。
バッテリーが上がってしまった場合には、ロードサービス又は自分で、「ジャンピングスタート」をして対処する事になります。ジャンピングスタートとは、他車から電気を分けてもらい、エンジンを始動させる方法です。
ただし、バッテリー性能が劣化していると、「ジャンピングスタートをしてもエンジンが始動しない」又は「すぐにバッテリーが上がってしまう」などの状態になります。このような場合には、バッテリー交換が必要です。
バッテリー上がりの主な原因・注意点
バッテリー上がりの主な原因を紹介していきます。主に以下の3つが多いようです。
- ヘッドライト・ルームライト等の消し忘れ
- 停車中にエアコンの過剰使用
- 車を長期間乗車しなかった場合の自然放電 等
ヘッドライトの消し忘れは、「オートライト機能」や「音やディスプレイ表示等で注意する機能」のおかげで少なくなってきています。そのため、注意しておきたいのは「ルームライト」の消し忘れです。
バッテリーの蓄電量にもよりますが、ルームライトを消し忘れたからといって、数時間でバッテリーが上がってしまう事はおそらく有りませんけどね。(24時間~48時間といった所でしょうか)。
また、バッテリーは、自動車の使用による電気の消費以外に、自然放電によっても蓄電量が減少します。およそ2ヶ月ほど自動車を使用しなければ、自然放電によって、バッテリーが上がってしまいます。そのため、長期間自動車を放置している人は、たまに自動車を走らせて充電しておいた方が良いでしょう。
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