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自動車保険料は毎年発生するものなので、保険料を節約するためには、契約更新月に保険会社の乗り換えも含めて、毎年検討する必要が有ります。今年一番安かった保険会社が来年も一番安いとは限りませんから、これに関しては多くの人が検討していると思います。
しかし、意外にも「契約期間中に契約内容が変わった場合の自動車保険の見直し」については、案外多くの人がやっていないようです。そもそも、契約期間中に契約内容を変更する事が出来る事を知らない人も多いです。
損害保険は契約期間中でも簡単に契約内容を変えられる
生命保険の契約内容を契約期間中に変更するとなると、追加の提出書類や診査を求められたりすることも有るので、なかなか簡単にはいきません。
しかし、損害保険ではそんな事は有りません。現在契約している保険内容の変更であれば、いつでも「自分の置かれた状況」や「保険に対する考え方の変化」に応じて、電話一本(あるいはWEBからでも)で契約内容を変更出来ます。
確かに、契約期間中に他の保険会社へ乗り換えする時は「等級の進行が遅れる可能性が有る」ので、保険会社の変更は原則として契約更新期間中に行うのがベストです。
では、どんな時に契約内容を変更すると保険料を節約することが出来るのでしょうか?
保険料が下がる代表的な事例
契約内容を変更して保険料が下がる代表的な事例としては、以下のような物が有ります。
それぞれの詳しい情報は、上記箇条書きのリンク先を見て欲しいのですが、一部だけ抜粋して紹介します。
■使用目的の変更の場合
表の一番右側で契約内容と補償内容を記載しています(東京海上日動-トータルアシストで見積もり)。見て頂ければ分かるように「日常レジャー目的」と「業務使用」を比較すると、年間14,380円の違いが発生しています。
消費税が増税されて、家計の可処分所得が目減りしている現代においては、少なくない節約金額と言えるのでは無いでしょうか?ですので、何か保険内容が変わるような出来事が起こった場合には、その都度保険の見直しをする事をおすすめします。
ゴールド免許は優良運転者の証ですから、保険料が安くなることは皆さんご存知だと思います。
ゴールド免許割引の主要保険会社の割引率一覧
では、契約期間中にゴールド免許になった場合、その旨を保険会社に連絡すれば保険料は安くなるのでしょうか?残念ながら答えは「No」です。ゴールド免許割引は契約締結時点でゴールドか否かによって判定される物だからです。
保険料が高くなる場合でも、申告すべき
少し悪知恵が働く人の場合、「保険料が安くなる場合だけ契約内容の変更を申告して、保険料が高くなる場合は申告しなければ良いのでは・・・」と考えがちです。しかし、保険料が高くなる場合でも契約内容が変わるなら、必ず申告しておきましょう。
なぜなら、保険料が高くなるのが嫌だからといって、意図的に契約内容の変更をしていないと、万が一の場合に保険で補償されない可能性が出てくるからです。
日常レジャー目的で契約して、こっそり仕事で車を使った場合、保険金は出るのか?
万が一の時の為に保険に入っているのに、その万が一が起こった時に補償されないとなると、本末転倒です。また、車を買い替えたのに補償車両の変更手続きをしていなくて「保険が下りなかった・・・」という事例も結構有るようなので注意して下さいね。
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