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(出典:トヨタ公式サイト)
「トヨタのアルファードの自動車保険の保険料はいくらぐらいだろう?」
アルファードの所有者や購入を検討している人は、任意保険の保険料について気になっているのではないでしょうか。
そこで今回は、トヨタ アルファードの自動車保険料について紹介します。
保険会社別・車両保険の有無別・年齢別など、色んな角度からシミュレーションをしているので、きっと参考になると思います。
なお、高級ミニバンだから保険料も高い!なんて事はありません。
下の保険料一覧表で相場感を掴んで、本文を読み進めていってくださいね。
■【アルファード】保険料相場一覧表
【3社でシミュレーション】トヨタ アルファードの保険料はいくら?
(出典:トヨタ公式サイト)
アルファードの保険料をSBI損保とイーデザイン損保とソニー損保の3社でシミュレーションしてみました。
同一の契約内容でも保険会社が違えば、保険料も変わってきますからね。
各社の見積結果をまとめた表がこちらです。
自動車保険 | 保険料 |
---|---|
SBI損保 | 56,940円 |
イーデザイン損保 | 57,370円 |
ソニー損保 | 67,740円 |
3社の中で保険料が最も安かったのはSBI損保でした。
次いで僅かの差でイーデザイン損保が2位になっています。
そして、これら2社とは少し差が開き、ソニー損保が3位という結果になりました。
今回は20社以上ある保険会社の中から適当に上記3社をピックアップしたのですが、それでも1万円以上の差が保険料に発生しています。
たった3社でこの結果です。
アルファードの保険料を安くしたい人は、なるべく多くの自動車保険の見積もりを取るようにしましょう。
なお、今回の自動車保険の見積もりは、以下の様な前提条件で実施しました。
■見積もりした車種について
- 車両・・・トヨタ アルファード(グレードG・2.5L、7人乗り、4WD、2015年発売モデル)
- 初度登録年月・・・2016年12月
- ナンバー・・・3ナンバー
- 型式・・・DBA-AGH35W-PFXQK型
■記名被保険者等について
- 記名被保険者・・・45歳既婚男性
- 家族構成・・・妻42歳、子供2人(17歳、14歳)
- 運転免許保有者・・・夫、妻、子供(原付免許のみ)
- 住所・・・茨城県
■自動車保険の内容について
- 等級・・・17等級
- 事故有係数適用期間・・・0年
- 使用目的・・・日常・レジャー使用
- 免許の色・・・ゴールド
- 運転者の範囲・・・夫婦限定
- 車両保険・・・一般条件410万円(免責金額5-10万円)
- 予想年間走行距離・・・5,000km~7,000km以下 *1
- 対人賠償保険・・・無制限
- 対物賠償保険・・・無制限
- 搭乗者傷害保険・・・1,000万円
- 人身傷害保険・・・3,000万円(車内外補償タイプ)
- 付帯した特約・・・対物超過修理費用特約、弁護士費用特約、ファミリーバイク特約(自損型)*2
- 自動付帯される特約・・・他車運転特約、無保険車傷害特約、自損事故特約
*1 ソニー損保では「7,000km以下」を、イーデザイン損保とSBI損保では「5,000km超~10,000km以下」を選択して見積もりをしています。*2 イーデザイン損保は、弁護士費用特約が自動付帯となっています。
また、ソニー損保は、対物超過修理費用を対物賠償保険で補償するため付帯していません。
車両保険のタイプ別のアルファードの保険料
(出典:トヨタ公式サイト)
アルファードは高級ミニバンと言われるだけあって、非常に高いです。
グレード・オプションによっては500万円を簡単に超えてきます。
そのため、ほとんどの人が一般タイプの車両保険の付帯を検討しているはずです。
ただ一般タイプの車両保険を付帯すると、保険料が倍近くに跳ね上がります。
この点は悩ましいポイントです。
そこで検討して欲しいのが「エコノミータイプの車両保険」です。
補償範囲は狭くなりますが、その分保険料を安く抑える事ができます。
実際にどれだけ保険料を節約できるのかを車両保険のタイプ別に比較してみましょう。
「車両保険の付帯無し」についても見積もってみますね。
車両保険以外の前提条件はさきほどと同じ物を使用し、保険料が一番安かったSBI損保で見積もりを取っています。
車両保険 | 保険料 |
---|---|
一般タイプ | 56,940円 |
エコノミータイプ | 41,880円 |
付帯無し | 29,390円 |
このように車両保険をエコノミータイプにすると、保険料を約15,000円節約する事ができます。
エコノミータイプは盗難も補償対象なので、高級車でも安心です。
ただし、エコノミータイプでは自損事故が補償対象外となっている点には注意が必要です。
アルファードは車体が大きいので、駐車時や細い道を走行する時などに自損事故を起こすリスクが高いです。
そのため、運転に慣れるまでは一般タイプの車両保険を付帯しておいた方が無難かもしれません。
車両保険金額はマックス設定がベター
車両保険に関してはもう1点悩むポイントがあります。
それが「車両保険金額」です。
いくらに設定すればよいのか?と悩む人も多いかと思います。
結論を先に紹介すると、高めの金額設定がベターとなります。
というのも、設定金額を高くしても保険料がそこまで高くならないからです。
以下の保険料は、3パターンの車両保険金額における見積もり結果です(見積条件はさきほどと同一です)。
- 車両保険金額320万円・・・55,680円
- 車両保険金額350万円・・・56,310円
- 車両保険金額380万円・・・56,940円
今回の場合では、車両保険金額に60万円の差をつけても保険料の差額は約1,300円しかありません。
保険料が跳ね上がるわけではない事が分かりますよね。
そのため、車両保険を付帯するなら、車両保険金額をケチってもあまり意味が無いという事になります。
また、全損となるような大きな事故や盗難に遭った時にしっかりと補償されるためにも、高めの金額を設定しておきましょう。
【アルファードの年代別保険料】若い世代はやっぱり高い!
自動車保険は「年齢条件」によって保険料が異なる仕組みになっています。
ご自身の年齢だといくらになるのか・・・と気になっている人もいるでしょう。
そこで、トヨタアルファードについて年代別の保険料を紹介しておきたいと思います。
アルファードはファミリーカーなので30代~50代が中心のユーザーだとは思いますが、20代や60代についても紹介しておきますね。
なお、年齢と等級以外の見積条件はさきほどと同じ物を使用し、SBI損保で見積もりを取っています。
年代(年齢) | 等級 | 保険料 |
---|---|---|
20代(26歳) | 9等級 | 79,290円 |
30代(30歳) | 13等級 | 61,400円 |
40代(44歳) | 15等級 | 58,820円 |
50代(55歳) | 20等級 | 44,810円 |
60代(64歳) | 20等級 | 49,240円 |
やはり20代・30代の若い年代の保険料が高くなっています。
一方、40代・50代の年代は若い世代と比べれば安くなっている事が分かります。
ちなみに、同一の等級で各年代の見積もりをとっても、若い世代の保険料が高くなる傾向は変わりません。
年齢と等級の組み合わせは色々なパターンが有るので、あくまで1つの目安として参考にしてください。
【アルファードの車両料率クラス】高級ミニバンなだけあって車両保険に関する数値はやや高め
車両料率クラスとは、保険料に影響を与える要素の1つです。
数値が大きいほど保険料が高くなる仕組みになっています(ちなみに9段階設定)。
型式毎そして保険の種類毎に設定されるので、同じ車種また同じ条件でも見積結果が変わってきます。
高級ミニバンのアルファードは、車両保険の保険金支払額が多くなりやすいので、車両保険に関する料率クラスがやや高めの設定になっています。
では、最新モデルのアルファードの車両料率クラス一覧表を見てみましょう。
型式 | 車両料率クラス (対人・対物・車両・人身) |
---|---|
AYH30W (ハイブリッド) | 5・4・6・4 |
GGH30W (3.5L・2WD) | 6・4・5・4 |
GGH35W (3.5L・4WD車) | 5・3・5・4 |
AGH30W (2.5L・2WD車) | 3・4・6・4 |
AGH35W (2.5L・4WD車 | 4・4・5・4 |
全体的には、前述した通り、車両保険に関する数値が「5」や「6」という高めの設定になっています。
車両保険を付帯する場合は、保険料が高くなりやすい傾向にあります。
型式別に見ると、「AYH30W」及び「GGH30W」はその他の型式よりも高めの設定になっているので、相対的に保険料が高くなりやすいでしょう(契約条件次第ですけどね)。
ちなみに、兄弟車であるヴェルファイアと同じ型式が用いられているので、同一条件で自動車保険を契約する場合(保険会社も含め)には、どちらの車両も同じ保険料となります。
アルファードかヴェルファイアか悩んでいる人は参考にしてください。
では、車両料率クラスが保険料に与える影響を実際に見積もって確かめてみましょう。
なお、車両価格が型式毎に全く違うので、車両保険を付帯していない場合で比較していきます(その他の条件はさきほどと同一です)。
- AYH30W・・・29,440円
- GGH30W・・・30,490円
- GGH35W・・・27,950円
- AGH30W・・・27,840円
- AGH35W・・・28,570円
このように、同じ補償条件で見積もると、同じアルファードでも型式によって保険料が異なる事が分かります。
今回の場合だとその違いは最大で約2,500円です。
アルファードの購入を検討している人は、車両料率クラスもグレード選択(厳密には型式ですが)の参考にしてみましょう。
【参考】アルファードの特徴
アルファードの外装・内装・安全性能などの特徴をピックアップして紹介します。
フロントグリルの圧倒的存在感
(出典:トヨタ公式サイト)
アルファードの特徴を紹介する上で、触れずにはいられないのが「フロントグリル」です。
ノーズ部分の半分、いや3分の2を占めているので、存在感は圧倒的。
またメッシュ仕立てとなっており、そのデザインがより存在感を際立たせています。
第一印象は「イカつい(怖そう)」と感じる人が多いのではないでしょうか?そしてよくよく見てみても、やっぱり「イカつい(怖そう)」。
グリルから伸びた切れ長のライトが余計にそう思わせるのかもしれません。
かわいいと感じる人はまずいないでしょう。
そう考えると、女性受けを無視して、男性をターゲットにしたデザインと言えるかもしれません(女性の中にもイカついデザインが好きな人はいると思いますが)。
これだけ圧倒的なフロントデザインだと、アルファードの前を走っている運転手が「あれ?煽られてる?」と感じるかもしれません。
なんせイカついですからね。
そのため、先行車との車間距離には気を付けた方が良いかもしれません。
家より快適!?2列目シートの抜群の居住性
(出典:トヨタ公式サイト)
グレードによって質・デザインは異なりますが、いずれも抜群の居住空間を演出してくれます。
特に2列目シートの快適性は、家をも上回るほどです。
最上級のエグゼクティヴラウンジでは、手元で操作出来る電動式のフットレストやシートヒーターなどが装備され、また大型のアームレストにはカップホルダーと小物入れが有り、スマホホルダーも付いています。
手の届く範囲に必要な物が置け、座り心地も抜群です。
帰宅したら家に入るより2列目に移動してしまいたくなるぐらいの快適性です。
普段、この快適な2列目シートを使うのはお子様ですから、こんな贅沢を味わってしまうとロクな大人にならないのでは?と思ってしまうほどです。
冗談はさておき、それだけアルファードの2列目は快適な仕様になっているので、試乗する際は運転だけでなく、その快適性も味わってみてくださいね。
安全装備も充実
アルファードには、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール、オートマチックハイビームなどのトヨタセーフティーセンスが全グレードに標準装備されています(ハイビーム系の装備は、一部のグレードでオプション又は装備不可)。
また、ブラインドスポットモニター(斜め後方の車両を検知して注意喚起するシステム)やデジタルインターミラー(車両後方の映像をバックミラーに表示するシステム)などの視野を確保する装備も充実しています(エグゼクティブラウンジ以外はオプション)。
車体が大きく死角の多いアルファードには必要な装備と言えますね。
なお、アルファードには自動ブレーキ割引が適用されません。
販売開始時期が割引対象期間外となっているためです。
【まとめ】アルファードの保険料を安くする最大の秘訣は見積・比較!
自動車保険別・車両保険のタイプや有無別・年代別・型式別といろいろと条件に変化をつけて、アルファードの保険料について見積もってきました。
条件を1つ変えるだけで保険料が変わっていましたよね。
また、保険会社によって適用される割引内容やそもそもの保険料体系が違ってきます。
アルファードの保険料を安くする為には、そうした違いを逆手にとって、各社で保険料の見積もりを取り比較する事が重要です。
なるべく多くの保険会社を比較するようにしてくださいね。
なお一括見積もりを利用すれば、各社の保険料が5分程度で分かるので、見積もりが面倒くさいと思う人は是非利用してみましょう。
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